「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句をご存じでしょうか?よく耳にするけど、意味は分からない…なんて方も多いのではないでしょうか?
今回は、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます!この記事で完全習得していきましょう!
読み方 | あつささむさもひがんまで |
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意味 | 夏の暑さも冬の寒さも彼岸までで、それ以降は過ごしやすい気候になるということ |
使い方 | 気候の話 辛いことも時間がたてば終わる |
英文訳 | no heat or cold lasts over the equinox |
類義語 | 苦あれば楽あり 寒さの果ても涅槃まで |
暑さ寒さも彼岸まで
「暑さ寒さも彼岸まで」の由来は、昼夜の長さがほとんど同じになる彼岸(春は春分の日、秋は秋分の日)を過ぎると、これまで暑かった夏や寒かった冬も過ごしやすい気候になる。ということです!
辛いことも辛抱強く待てば解決するという意味でもあり、とても素敵なことわざですね。
夏にも冬にも楽しいイベントは沢山ありますが、暑い夏も、寒い冬も早く過ぎてほしいと思いますよね。
(1)類義語
苦あれば楽あり 苦しかったことの後には楽しいことがある
寒さの果ても涅槃まで 厳しい寒さの冬も涅槃会を終えると和らぐ
(2)対義語
彼岸過ぎまで七雪 彼岸が過ぎても雪がちらついて厳しい寒さも続く
「意味」夏の暑さも冬の寒さも彼岸までで、それ以降は過ごしやすい気候になる
簡単に説明しますと、夏の暑さ冬の寒さも彼岸を過ぎると和らいでいくということですが「彼岸」とは何でしょうか?
日本の雑節(季節の移り変わりを正確に把握する為の暦日)のうちの一つ。
春分の日、秋分の日を中心とした前後7日間のこと。
では、春分の日、秋分の日とは何かご存じでしょうか?
昼夜の長さが同じになるということです。
このことから、暑さ寒さも彼岸までという慣用句のイメージを掴んでみましょう!
「暑さ寒さも彼岸まで」のイメージ
暑い夏→秋の秋分の日→太陽の出ている時間が短くなる→過ごしやすくなる
寒い冬→春の春分の日→太陽の出ている時間が長くなる→過ごしやすくなる
イメージ出来ましたか?
そんなに難しい慣用句ではありませんが、イメージすることでより分かりやすくなったのではないでしょうか。
「使い方」この暑さも時間がたてば和らぐ
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]やあばあさん、今日は一段と暑いのう。これじゃ農作業も手につかないな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]ほんと、うだるような暑さですねえ。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]まあ暑さ寒さも彼岸までというからなあ。もうひと踏ん張りじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうですね、頑張りましょう[/chat]
この例文のように、暑いが、その暑さもいずれ終わるという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」2種類の使い方
先ほどの会話文では気候の話をしていましたが、実はもう一つ使い方があるので見ていきましょう。
気候の話をするとき
①今日の天気予報で暑さ寒さも彼岸までと言っていたが、本当にこの暑さも和らぐのだろうか。
辛いことも時期に終わるという話をするとき
②今日は高熱で会社を休んで5日目だ。暑さ寒さも彼岸までというからこの熱も明日にはきっと下がっているだろう。
この2文の使い方の違いは分かりましたか?
①は気候の話をしていますよね。②は辛いこともいずれは終わるということを意味しています。このように気候の話だけではなく、②のような使い方もありますので注意しましょう。
「暑さ寒さも彼岸まで」まとめ
ここまでおご覧いただいてこの慣用句の意味や使い方はお分かりいただけましたか?
意味は夏の暑さも冬の寒さも彼岸までで、それ以降は過ごしやすい気候になるということ。
使い方は気候の話や辛いことも時間がたてば終わるというときに使います。
気候の話だけじゃなく通常の会話にも入れることができます。
近年、夏がより暑くなってきましたが暑さ寒さも彼岸までと思って夏を乗り越えていきましょう!
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