「慌てる乞食は貰いが少ない」の意味とは?覚えやすい使い方と例文を解説!

慌てる乞食は貰いが少ない
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「慌てる乞食は貰いが少ない」ということわざを知っていますか?「乞食」という言葉は現在あまり使われていませんし、ことわざの意味は分からない…なんて方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、「慌てる乞食は貰いが少ない」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、「慌てる乞食は貰いが少ない」マスターになっているでしょう!

それではみていきましょう。

 

読み方 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
意味 慌てると、損をする
使い方 目先の利益に飛びつかず、用心した方がよい
英文訳 He goes a-gleaning before the cart has carried.(彼は、馬車が小麦を畑から運び出さないうちに、落葉拾いに行く)
類義語 急いては事を仕損じる/急がば回れ

 

目次

慌てる乞食は貰いが少ない

乞食

昔、少しでも早くたくさん貰おうとする乞食は、他人から見ると非常に醜く、人々の反感をかったそうです。その結果、かえって貰い分が減ってしまったことがこのことわざの由来だと言われています。

(1)類義語

・急いては事を仕損じる
・急がば回れ

急いで何かをすると、し忘れる事があるということ。急いでいる時こそ、落ち着いてよく考えてみたほうがいいですね。

(2)対義語

・先んずれば人を制す
・善は急げ

人より早く行動すれば、より優位に立つことができるかもしれません。いいと思ったことはすぐに行動しましょう。
[box06 title=”あわせて読みたい”]英語文の意味です
He goes a-gleaning before the cart has carried.(彼は、馬車が小麦を畑から運び出さないうちに、落葉拾いに行く)
収穫した小麦を馬車で運ぶときに揺れて落ちた穂を拾って生計を立てている貧しい人がいる。
その人たちの中でも競争があるが、まだ馬車が来ないうちに行っても拾えるはずなどないのに、慌てて行く者はとかく損をする[/box06]

「意味」慌てると、損をする

慌てて何かをしようとすると、損をしたり失敗したりする、というのが「慌てる乞食は貰いが少ない」の意味です。

先を争って貰おうとすると、かえって貰いが少なくなるものです。
急ぎすぎると、悪い結果を招くという戒めの意味が込められています。
このことわざで、せっかちな行動を諫(いさ)めているのです。

「使い方」用心するとき

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]大変だ!持っている株が値下がりしたよ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]まあ困ったわね[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]急いで売らなきゃいけないよ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]慌てる乞食は貰いが少ないということになりかねないわよ。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうだな。落ち着いて考えてからにするよ。[/chat]
この例文のように、慌てて決めてしまうと損をすることがあるから気をつけようという意味合いで使っています。

「例文」目先の利益に飛びつかず、用心した方がいい

・彼女はとても慎重な性格だけど、もしかしたら慌てる乞食は貰いが少ない経験をしたことがあるのかもしれないね

・いち早く貰い物に手を出そうとしないのよ!慌てる乞食は貰いが少ないって言うでしょ。

このことわざには、遅れを取った人を励ます時に使われることもあります。
落ち込んでいる相手に、「慌てないようにね。遅れても心配することはないよ」と励ましたりもします。

・体調が悪くて欠席したのは仕方ないよ。慌てる乞食は貰いが少ないというし、しっかり準備して次に備えよう。
という感じで使います。

「慌てる乞食は貰いが少ない」まとめ

いかがでしたでしょうか?

慌てると損をする
目先の利益に飛びつかず、用心した方がいい

焦るあまりよく考えもせず、すぐ行動に移すことを諫(いさ)めるとき、相手への教訓としてだけではなく、自戒(じかい)の意味を込める時にも使います。
急な出来事が起こった時、慌てて行動してしまいがちですが、考えてから行動する癖をつけたいものですね。

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