大きな事を成し遂げたいなら、目の前の小さな出来事をおろそかにしないこと。
一般的にはこのように捉えられています。
どちらかと言えば頻度の少ない「ことわざ」ですね。
だからこそ正しい知識を得たあなたは、今以上の知性を誇ることになるでしょう。
本記事では、「大事の前の小事」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
読み方 | 大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ) |
---|---|
意味 | 大事を成し遂げるには、目の前の小事に油断してはならない |
使い方 | この課題は大事の前の小事であるから、今日中に解決しておこう |
英文訳 | small loss before a big success (大成功の前の小さな損失) |
類義語 | 大事は小事より起こる |
大事の前の小事とは
「意味」小事の積み重ねが大事へと導く
大事(だいじ)=重大な事柄や、簡単でないこと
小事(しょうじ)=些細な事柄や、それほど重要ではないこと
「ことわざのイメージ」
~名言から学ぼう~
・ちいさなことからコツコツと (西川きよし:漫才師/元衆議院議員)
・大事を小事の犠牲にしてはならない (J・ゲーテ:詩人/小説家)
・大事は寄せ集められた小事によってなされる (V・ゴッホ:画家)
ゴッホの「大事は寄せ集められた小事によってなされる」が響く。数年前、合格率50%の試験を受けた。勉強も0からのスタート。仕事終わりに毎日3時間勉強し、それを3か月続けた。勉強したくなくて家に帰るのがイヤだった。それでも継続した結果、合格できた。小事の大切さを改めて学んだ半年間。
— けの (@keno_pt_sidebis) August 12, 2021
「使い方」絶好調の時に注意を促すと効果的
大きな任務を背負った時、少し偉くなった気分になることがあります。気を抜くとついつい、周りが見えなくなってしまいがちです。
これは、大事の前の小事の意味を知らない人が陥りやすい行動ですね。
目の前の小さな課題を放り出す人が、大きな偉業を成し遂げるとは思えません。
何事も、始めの一歩が大切なのです。
大事の前の小事
おはようございます。
大事を成す前に小事に油断してはならない。
ちょっとした手抜きや気の緩みを見逃してはいけない。
大事になる前にしっかり締める。
今日もやるぞ!#おは戦30222fg 🌛 pic.twitter.com/Wx1ERsefBh
— ろにぃ (@ronnie_2020) February 21, 2021
[chat face=”驚く男性社員.png” name=”男性社員” align=”left” border=”gray” bg=”none”] おおっと!足元にバナナだ!
浮かれずに注意深く歩みを進めるのが大切なんだね[/chat]
「例文」職場で使用する時
[chat face=”ウィンクする男イラスト.png” name=”男性社員” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 明日のプレゼン決めて見せるぞ![/chat]
[chat face=”焦るОL.png” name=”女性社員” align=”left” border=”gray” bg=”none”] 領収書は今日中に提出をお願いしますね [/chat]
[chat face=”やる気なし男.png” name=”男性社員” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 相手は大手クライアントなんだ
ちょっと遅れてもいいよね?
[/chat]
[chat face=”人差し指で笑顔ОL.png” name=”女性社員” align=”left” border=”gray” bg=”none”] 昔から大事の前の小事だと言います
こう言う時だからこそ、社内ルールは守りましょう[/chat]
[chat face=”笑顔男イラスト.png” name=”男性社員” align=”right” border=”gray” bg=””] 確かに!
大切なことを見落すところだったよ。ありがとう!
[/chat]
目先のことばかりにとらわれるのはNG。
でも大きな野心のために、足元を見失ってしまったら本末転倒ですね。
「類義語」大事の前の小事
大事は小事より起こる
大きなことも始めは、小さなことから起こるもの
「英文」small loss before a big (大成功の前の小さな損失)
小さな損失を見逃せば、その後の大きな成功は望めない
「異なる意味」大事の前の小事のもう一つの解釈
大事の前の小事には、もう一つの意味があります。
大きな事を成しとげようとする時に、小さな犠牲は構っていられない。
ここまでご紹介した内容と全く意味が違っていますね。
どちらかが間違っていると言う訳ではありません。
実は、どちらも正解なのです。
是非、両方とも覚えておいてください。
必要に応じて使い分けができると、ビジネスの場や生活の上でも困ることはありません。
職場の後輩や友人、知人から違いを聞かれた時、すぐに答えられたらちょっと鼻が高いですよ。
まとめ
難しいことわざをサラっと言う人を見ると「カッコいいな」と思ってしまいます。
誰もが知ってるのではなく、頻繁に登場しないことわざほど自己肯定感を高めてくれます。
特にこのことわざは、二つの意味があるので言い間違えないように気を付けましょう。
最後におさらい
「大事の前の小事」二つの異なる意味とは?
①大事をおこなう前には、小事をおろそかにしないこと
②大事のためには、多少の犠牲もいとわないこと
間違えたり混乱しそうなので、しっかり覚えておきましょう。
[chat face=”ピンクスーツと眼鏡ОL.png” name=”わたし” align=”left”border=”pink” bg=””] いかがでしたか?
これからも美しい日本語で綴られたことわざを、ドンドンご紹介しますので楽しみにしていてくださいね!
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