同病相憐れむとは?意味や使い方、類義語・英文を徹底解説!

同病相憐れむ
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あなたは同病どうびょうあいあわれむということわざの意味を知っていますか?

waniko
う~ん、同じ病気の人どうし、お互いの気持ちが分かるってことだったかしら?
wanio
だいたいそうだね。
wanio
このことわざは、「同じ病気」とは限らず使えるんだ。

本記事では、同病どうびょうあいあわれむ」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

 

読み方 同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ)
ローマ字 Dôbyô ai awaremu
意味 おなじ境遇の人どうしは、お互い思いやれる
使い方 同じ境遇の人どうしで、思いやっているとき
類義語
  • 同悪相助
  • 狼は互いに食わず
  • カラスはカラスの目を突っつかない
英文訳
  • Misery loves company.(同類相憐れむ)
  • People with the same illness sympathize with each other.(同じ病気の人はお互いに同情する)
  • People in the same situation can care for each other.(同じ境遇の人どうしは、お互いを思いやることができる)

 

目次

同病相憐れむとは

同病相憐れむ

まずは由来から見てみます。

「由来」『呉越春秋』の一文

[由来] 「呉越春秋こうりょ内伝」に引用された、古い歌の一節。紀元前六世紀、春秋時代の中国でのこと。という国に仕えていた家臣、しょは、王から迫害されて、隣国のへと亡命しました。しばらく後、やはり楚から、旧知のはくという人物が、伍子胥を頼って亡命してきます。このとき、ある人からどうして伯嚭を受け入れるのかを聞かれた伍子胥は、「同病相憐れみ、同憂相救う(同じ病気の者は思いやり合うし、同じ心配ごとを持つ者は助け合う)」という古い歌を引用して、楚に怨みを持つ者同士だから親しみを感じずにはいられないのだ、と答えたのでした。

コトバンク 「同病相憐れむ」の解説

由来は『呉越春秋ごえつしゅんじゅう』(中国春秋時代のえつについて書かれた歴史書)にあります。

同病どうびょうあいあわれみ、同憂どうゆうあい救う」という一文です。

wanio
意味は、同じ病気の人はお互いを思いやれるし同じ悩みをもつ人どうしはお互い助け合えるってことだね。

エピソードを簡単に言うと、

伍子胥ごししょが同じ境遇(亡命してきて、に恨みがある)の伯嚭はくひを受け入れた理由を、この古い詩を使って言い表したのです。

wanio
伍子胥は、伯嚭に親近感をもったわけだね。

その親近感を表すのに、「同病どうびょうあいあわれみ、同憂どうゆうあい救う」という詩を使ったのです。

そして二人は力をあわせて戦っていきました。

二人の話には続きがあります。

しばらくして、伯嚭は伍子胥を裏切ったのです。

そして伍子胥は自殺に追い込まれてしまいました。

助けてくれた人の命を奪ってしまったことになりますね。

waniko
あら、お互いに助け合うことわざが台無だいなし。

気を取り直して、意味を見てみます。

「意味」同じ境遇の人どうしは、お互い思いやれる

同病相憐れむ

 

同病どうびょうあいあわれむの意味は、同じ境遇の人どうしは、お互いの気持ちがよく分かるので、お互い思いやって助け合えるということです。

同じ境遇というのは、同じ病気、苦しみ、悩みなどです。

たとえば、

wanio
会社で同じ立場で悩んでいるとか、将来に同じ不安を持っているとか。
waniko
家庭内に同じ悩みを持っているとか、同じような悲しい過去を持っているとかね。
wanio
同じスキルを身につけようとしていて、勉強が大変というのもあてはまるね。

同じ境遇でないと、細かな気持ちまで理解するのはなかなか難しいものです。

そのため、同じ境遇の人どうしだと、よく気持ちが分かってもらえるので、心が安らぎますね。

wanio
今はSNS上で、同じ境遇の人があつまってコミュニティーを作ったりしているので、世界中の同じ境遇の人と繋がれるね。
waniko
有名な人が自分の病気の情報を発信して、同じ病気の人が励まされるというのもよく目にするわ。

「同じだ」と分かるだけで、人は自分は1人じゃないんだと励まされるのですね。

  • 「相」:お互いに、一緒にという意味があります。
  • 「憐れむ」:哀れむのこと。かわいそうに思う、愛するなど。
  • 同類どうるい相憐れむ」ともいう。
  • 「憐れむ」は表外字ひょうがいじ(文部科学省が決めた常用漢字ではない漢字)だが、このことわざは「哀れむ」ではなく「憐れむ」と書く。

 

「ことわざのイメージ」

単純に子供をもっているという親より、双子ふたごを持った親どうしのほうが、よりお互いの気持ちが分かる。

 

「使い方」同じ境遇の人どうしで思いやっているとき

同病相憐れむ

 

ためになるぞう
私の孫に双子ふたごがいるんじゃ。
ためになるこ
まあ、かわいいでしょう。でも親は大変そうですね。
ためになるぞう
そうなんじゃ。でも双子を持つ母の集まりというものがあるんじゃ。情報交換できるし、わかりあえる相手がいて楽しいと言っとった。同病相憐れむだな。
ためになるこ
それはいいですね。

 

「例文」同じ境遇どうしで、助け合っているとき

同病相憐れむ

 

悪い例、良い例を見てみます。

あの人とあの人は同じ病気だからかわいそう。同病相憐れむだね。

同病相憐れむは、同じ病気の人はかわいそうという意味ではないので、誤った使い方です。

同じ境遇の人どうしのほうが、同情しあえたり、助け合ったりできるという意味です。

同病相憐れむっていうし、失恋したときの気持ちは今の僕にはよく分かる。

「僕」も失恋経験があるというこですね。同じ境遇どうし(同じ経験をした者同士)気持ちが分かってあげられるという意味で使っているので、正しい使い方です

 

  • あと2つ例文を紹介します。

同病相憐れむで、困り事や治療方法などの情報交換をするようになった。

同じ病気をもった者どうしで気持ちがよく分かるし、助け合える(情報交換できる)という意味で使っていますね。

 

被災者どうしが同病相憐れむの気持ちでいたわり合っている。

同じ境遇の人(同じ災害に遭った人)どうしで気持ちが分かるので、お互いに心を癒やせる(助けられる)という意味で使っていますね。

 

「例文」の参考文献:北原保雄編著(2007)『明鏡 ことわざ成句使い方辞典』大修館書店

 

「類義語」同病相憐れむ3つ紹介

同病相憐れむ

 

同悪相助どうあいあいたすく

意味:悪人どうしで、お互い助け合って悪事を働くこと。

wanio
助け合うのは良い事だが、同悪相助はやめていただきたい。

 

狼は互いに食わず

「同病相憐れむ」の類義語を調べると出てきますが、これはフランスのことわざです。

Les loups ne se mangent pas entre eux.

意味:悪人同士はお互いに攻撃はしない。(おおかみは共食いしない)

  • les:それらの
  • loups:狼
  • ne:~ない
  • se:ここでは「互いに相手を」の意味
  • mangent:食べる
  • pas:neとともに使い、~ないの意味
  • entre:~の間で
  • eux:彼ら、それら
waniko
お互いの悪事の邪魔はしないということだから、お互い助け合ってるようなものね。
wanio
そういえば小学校の頃、学校にお菓子を持って行ってこっそり食べていたんだ。他の子もやっていて、お互い知ってたけど先生にはバレなかった。狼は互いに食わずだったな。
waniko
え!私はチョコレートを友達と交換したら、次の日先生に呼び出されて怒られたわ。誰かが見ていて先生に伝えたのね。

 

カラスはカラスの目を突っつかない

Ворон ворону глаз не выклюет.

これはロシアのことわざです。

意味:同じ利益を共有する人は、お互いを裏切らない。

wanio
カラスはカラスの目を突っつかないというように、仲間をちからずくで排除しようとしてまで、市場を独占したりしない。

 

「英文」同病相憐れむ3つ紹介

同病相憐れむ

 

Misery loves company.

意味:同病相憐れむ

  • misery:みじめさ、苦痛、不幸
  • love:愛する、愛着を感じる
  • company:仲間、集団

People with the same illness sympathize with each other.

意味:同じ病気の人はお互いに同情する。

  • illness:病気
  • sympathize with~:~に同情する
  • each other:お互いに

People in the same situation can care for each other.

意味:同じ境遇の人どうしは、お互いを思いやることができる。

  • situation:状況、立場、難問
  • care:心配する、配慮する、世話をする
  • for each other:お互いのために

 

「まとめ」同病相憐れむ

同病相憐れむ

 

今回は同病どうびょうあいあわれむということわざを解説しました。

同じ境遇だと分かると何だか心強いですよね。

waniko
そうね。私は生まれた年や出身地が同じだけでも親近感を覚えるわ。
  • 意味:同じ境遇の人どうしは、お互いの気持ちがよく分かるので、お互い思いやれて助け合える。
  • 同じ境遇とは、同じ病気や立場、悩み、苦しみ、悲しみなど。
  • このことわざでは、「あわれむ」ではなく「あわれむ」と書く。

 

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