外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないめんにょやしゃ)とは?言葉の意味や類義語、使い方を解説!

外面如菩薩内心如夜叉
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外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないめんにょやしゃ)

油断も隙も無く漢字だらけ!このことわざ本当に日本語なのか?!と思いますよね、、、。

漢字をよく読めば、見た目は菩薩、内心は夜叉”
その意味は何となくつかめるかもしれません。

本記事では、「外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないめんにょやしゃ)」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます!

読み方 外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないめんにょやしゃ)
意味 見た目は優しく見えても、心の中は恐ろしく邪険なことがある。
※ここでは特に女性のことをさす
使い方 人は見かけによらないなと思ったときなど
英文訳 Beads in the hand and the devil in capuche.
(手には数珠、頭巾の中には悪魔)
類義語 あの声で蜥蜴食らうか時鳥、人面獣心、顔と心は雪と墨

 

目次

外面如菩薩内心如夜叉

外面如菩薩内心如夜叉 仮面をつけた女性イラスト

見た目はとても優しそうで穏やかに見えるのに、心では悪魔のように恐ろしいことがある
という意味です。このことわざでは特に女性のことを指します。

「菩薩」…仏のような慈悲の心を持つために、悟りを求め修行する僧

「夜叉」…仏教における凶暴な鬼神のこと

由来としては、仏教の経典をまとめた『華厳経』の一文からできたことわざです。

”女性の顔はいかにもやさしくおとなしい菩薩のように見えるが、心の中は悪魔のように険悪で恐ろしいところがあるということ。
『華厳経』に「外面菩薩に似、内心夜叉の如し」とあるのに基づく。
仏教の経文から出たもので、女性は仏道修行の妨げになることを戒めていったもの。 ”
〈引用:故事ことわざ辞典より〉

「意味」優しそうな見た目でも、心の中は悪魔のように恐ろしいことある

ナイフ

例えばミステリー系のドラマを見ているとき、
連続殺人事件の犯人が、実は依頼者の気の弱そうな女性だった!みたいなオチのストーリーどこかで聞いたり見たりしたことがありませんか?

「こんなにも優しそうなひとが、人を殺せるわけがない」と思っていても、
人間はその心の内を隠せる生き物なのです。

「ことわざのイメージ」

仏のような見た目でも実はとんでもない憎しみや恐ろしさを抱いていたりすることがあるという教訓が込められたことわざです。

・「思っていた印象と違った」
・「見かけ倒し」
・「人を見た目で判断するといけない」

 

「使い方」あの優しそうな人がこんなことを!?と驚いたとき

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]昨日のドラマの最終回みたかい?[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]いやぁ、大どんでん返しの結末だったわね![/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]まさかあの可愛い女の子が殺人犯とは、、、[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]外面如菩薩内心如夜叉という言葉もあるからね、、、可愛い見た目に騙されていたわ[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]えらい難しいこというねぇ。人は見かけによらんわのぉ、、、[/chat]

「例文」悪い意味で人への期待を裏切られたとき

恐い女性

「いつもしかめっ面で無口の恐いのおじさんが、猫の保護ボランティアをしているそうだ。人というのは、外面如菩薩内心如夜叉ともいうからなぁ。」

人を見た目で判断してはいけないというメッセージは共通していますが、
この使い方だと、最初の悪い印象が良いイメージになったというニュアンスの違いができてしまいます。

「可愛くて優しい女の子がタイプだって?外面如菩薩内心如夜叉ともいうからね、見かけに騙されちゃだめよ。そういう人が結婚詐欺被害に遭うんだから。」

外見だけで人を判断しては、期待を裏切られることがあるという意味を込めて
使用するといいでしょう。

「類義語」外面如菩薩内心如夜叉3選

仮面をつけた女性

あの声で蜥蜴食らうか時鳥
・人面獣心
・顔と心は雪と墨

それぞれ、人は見かけによらず心の中は邪悪なことを考えていることもある

ということを意味します。

[box06 title=”あわせて読みたい”]あの声で蜥蜴食らうか時鳥[/box06]

 

「対義語」鬼面仏心

本当は優しい男性

鬼面仏心

人は見かけによらないという意味は同じですが、

この場合は最初には悪い人だと思っていたけれども、結局はいい人だったという場合などに使います。

「英文」『Beads in the hand and the devil in capuche.』

フードを被った男性

『Beads in the hand and the devil in capuche.』
訳:手には数珠、頭巾の中は悪魔。

(beads: 手芸などに使う穴の開いた小さな玉のこと capche:フード、頭巾)

本 表紙

『You can’t judge a book by its cover.』
訳:本の表紙では中身を判断することはできない。

(judge:判断する cover:カバー、装丁)

まとめ

 

菩薩 イラスト

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも、ことわざの意味がわかっていただけていればうれしく思います!

・人は見かけによらないことがある
→外見が優しそうな人だからといって、性格も優しいというわけではない

この人は優しそうだからら、あんな悪いことはしないだろう、、、、
という印象は、時には”偏見”であったりもします。

見た目だけに騙されず、性格も含めてその人を理解することで良い人間関係を築いていきましょう!

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