疑心暗鬼を生ずという言葉をご存じですか?
言葉を見てみると「疑う心」「暗い」「鬼」「生まれる」と文字を見てなんとなく
イメージできるかと思います。この言葉は、まさに文字通りです。イメージはできましたか?
それでは、あなたのイメージと意味が一致しているか確かめてみましょう!本記事では、「疑心暗鬼を生ず」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターしているでしょう!!
意味 | 疑ってかかると、なんでもないことも不安になり、疑わしく思えるというたとえ。 |
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使い方 | 疑い深くなって小さなことでも怪しく見えてしまうときに使用 |
英文訳 | To fight with one’s own shadow.(自分の影と戦う) |
類義語 | 杯中の蛇影
幽霊の正体見たり枯れ尾花 |
「疑心暗鬼を生ず」とは
■由来
中国の『列子』にあることわざ。疑いの心で見ると、暗闇の中にいるはずのない鬼の姿が見えてくることから
【意味】疑いの気持ちがありもしないことを想像させる
私は子どものころ、廊下を通るときに幽霊がいるかもしれないと思い、
ずっと見られてるような気がするということがありました。みなさんには、そんな経験ありましたか?
疑う気持ちをもっていると、小さなことでも怪しく見えたり、信じられなかったり…そういうときにぴったりな言葉です。
「ことわざのイメージ」
相手を怪しいと思ってしまうと普段なんとも思っていないような行動も「何か裏があるんじゃないのか?」と考えてしまう
【使い方】疑い深くなって小さなことでも怪しく見えてしまうときに使用
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]この家には幽霊がいるかもしれない[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]どうしてそう思うのですか?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]たまに物音がしたり、目線を感じるんだ。この前だって急に電気が消えたんだ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]この前は地域で停電がありましたからね。
疑心暗鬼を生ずになっているのでしょう[/chat]
この例文のように、疑いの心を持っているとなんでもないことでも恐ろしく感じてしまうというときに使います。
これを参考に例文を紹介します。
【例文】悪い例と良い例を紹介!
疑いの気持ちがあると、心の奥底に鬼が現れる。まさに疑心暗鬼を生ずだ
心に鬼を宿す。などの言葉がありますが、疑心暗鬼を生ずは自分の心ではなく、
自分の周りに鬼がいるように感じるということ。
この例文を感情で表すと「怒り」ですね。
では、正しい例文の感情も見てみましょう。
疑心暗鬼を生ずで、ここにいる人の中に犯人がいるとしか思えない。
疑心暗鬼を生ずというのは感情で見てみると「恐れ」「怯え」。
自分が小さく丸まっているイメージです。
疑心暗鬼を生ず=「周りの様子を伺う」と考えるとわかりやすいかもしれません。
【類義語】「疑心暗鬼を生ず」2つ紹介・違いも説明!
杯中の蛇影
【意味】疑えば、何でもないことまでが神経を悩ます種になることのたとえ。(杯中=さかずきの中)
【疑心暗鬼を生ずとの違い】考え過ぎて精神的に参るとき使用
幽霊の正体見たり枯れ尾花
【意味】薄気味悪く思うものも、その正体を確かめてみると、実は少しも怖いものではないというたとえ。
【疑心暗鬼を生ずとの違い】目に見えるものが恐ろしいものに見える
【英文】疑心暗鬼を生ず
To fight with one’s own shadow. 自分の影と戦う
まとめ
いかがでしたか?あなたのイメージと合っていましたか?
「疑心暗鬼を生ず」は、疑ってかかると、なんでもないことも不安になり、疑わしく思えるというたとえでした。
自分の疑う気持ちが、周りの人や物事を信じられなくする
鬼がいるように感じるのは「自分の心の中」ではなく「自分の周り」というところが間違えやすいポイントなので気を付けてください。
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