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五風十雨(ごふうじゅうう)の意味とは?使い方や例文を解説!

五風十雨

「五風十雨」(ごふうじゅうう)ということわざを聞いたことはありますか?

「五風十雨」とは、気候が穏やかで順調なことで、豊作の兆しとされるたとえ。また、世の中が平穏無事であるという意味です。

りんごさん
りんごさん
何で五風十雨って言うんだろう??
きのこさん
きのこさん
何でだろうね?それに、二つの意味があるのも気になるなぁ。

りんごさん、きのこさんの言うように、由来や使い方など気になりますよね!

本記事では、「五風十雨」という言葉の意味や由来、使い方など徹底解説していきます。

 

読み方 五風十雨(ごふうじゅうう)
意味 世の中が平穏無事であるたとえ。

気候が穏やかで順調なことで、豊作の兆しとされる意味を持つ。

使い方 世の中が安泰というイメージの時に使う。
英文訳 seasonable rains and winds.(季節にふさわしい風と雨)

peaceful world.(平和な世の中)

類義語 平穏無事/天下泰平/十風五雨/青天白日

 

五風十雨(ごふうじゅうう)とは

五風十雨とは

 

由来

「五風十雨」は、中国の書物の一説が元になっています。

後漢の文人、思想家である王充おうじゅうが著した思想書「論衡ろんこう」に収録されている「是応ぜおう」から出典している四字熟語です。

是応の内容

「風は穏やかに吹いて、枝を鳴らす程ではない。雨は静かに適量降って、土塊を壊さない。五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る。これは太平の瑞応である。」

5日ごとの風や10日ごとの雨は農業に都合のよい順調な天候のため豊作になり、天下が平穏になるという状況の喩えから、「平和な穏やかな世の中」を意味しています。

りんごさん
りんごさん
なるほど~!
ももさん
ももさん
激しい天気が続くと農作以外にも影響がありますよね。穏やかな天候が続くと平和な世の中になるというのは何となくわかる気がしますね。
きのこさん
きのこさん
そうなのか!だから豊作になるという意味と、平和な世の中という二つの意味があるんだ!!

後漢・・中国の古代王朝、2~3世紀

思想家・・人生や社会などに対して、深く豊富な思想を有する人

王充おうじゅう・・世の虚偽を憎み、予言や非合理なものを批判し、合理的なものを追求した人物

 

「意味」天候が穏やかで順調なことで、豊作の兆し・世の中が平穏無事であるたとえ

稲作おじさん

 

「五風十雨」とは

天候が穏やかで順調なことで、豊作の兆しとされる意味
世の中が平穏無事であるという意味

五日に一度風が吹き十日に一度雨が降るという意味から、このような天候が農作や自然環境でもバランスが良いとして、世の中の天候が良く、平和な状況のたとえとなっています。

「ことわざのイメージ」

もともとの天候が穏やかで農業に適しているという意味から、世の中全体の話に転じた、安泰な世の中というイメージ

 

「使い方」人の感情を表すとき

感情

 

ためになるぞう
ためになるぞう
なるこさーん!カフェ行きましょー。
ためになるこ
ためになるこ
・・・。
ためになるぞう
ためになるぞう
なるこさーん?今日はご馳走するよ!
ためになるこ
ためになるこ
行きたくないっ!
ためになるぞう
ためになるぞう
あれ?昨日までは五風十雨のように穏やかな、なるこさんだったのに・・・。

珍しく今日は、なるこさんご機嫌斜めですね。

人の機嫌や感情を表すときにも使うことができます。

「例文」豊作だったとき・平和なとき・穏やかなとき

今年は台風ばかりで凶作だ。きっと五風十雨な天候続きだったのだろう。

失敗おじさん

 

「五風十雨」は農作に適した天候が続き、豊作の兆しがあるという意味です。上記の例文は逆の意味になっています。

・今年の気候は五風十雨だったので、豊作だ。

・この地域は年中五風十雨な気候なので、農作に向いている。

野菜たくさん
りんごさん
りんごさん
気候が穏やかなことから豊作ということを表していますね!

・世界中が五風十雨、紛争やテロがなく平和だ。

シャボン玉
ももさん
ももさん
この例文は世界平和をたとえにしているね!

上司に怒られても、一日の最後に美味しいものを食べられたら、私には五風十雨でなによりだ。

ステーキを食べる女性
まろんさん
まろんさん
感情を表すときにも使えますよ。

前の二事は草木における肥料に等しく後の一事は五風十雨ごふうじゅううこうあるもの。肥料多きに過ぎて風に当らざれば植木は虫がつきて腐つてしまふべし。               参考文献:永井荷風『小説作法』

 

社日さんというのは、五風十雨の平穏や、豊饒を祈る農家の人々の心のささえとなった神様であったが、誰が植えたか、この桜は、幹も枝も栄えて何時とはなしに、神様の座にとって代って、春の恵みを施す場所になってしまった。        参考文献:河井寛次郎『社日桜』

 豊饒ほうじょう・・豊かに実る

 

「類義語」五風十雨4つ紹介

類義語

 

平穏無事(へいおんぶじ)

穏やかで何事もないこと。

例文

平穏無事な場所で暮らしていきたい。

天下泰平(てんかたいへい)

世の中が平和なこと。

例文

彼は、天下泰平な国へ留学した。

十風五雨(じゅうふうごう)

十日に一度風が吹き、五日に一度雨が降る。農業に最適な気候のこと。また平穏なこと。

例文

真夏は少し出かけるだけでも大変でしたが、秋になって十風五雨が続くと天気も気持ちも穏やかだ。

青天白日(せいてんはくじつ)

晴れわたった日和。転じて、心にやましいと感じることがない状態。

例文

もともと青天白日だ、人に疑われるようなことはしていないから。

きのこさん
きのこさん
「十風五雨」は「十」と「五」が逆になっているだけで意味は全く同じですね。

「対義語」五風十雨2つ紹介

対義語

 

多事多難(たじたなん)

事件や困難が絶えないこと。

例文

新しい仕事を始めて多事多難でしたが、ようやく慣れてきました。

狂瀾怒涛(きょうらんどとう)

世の中が酷く荒れている状態。

例文

コロナウイルスが流行して、どの国も狂瀾怒涛だ。

 

「英文」五風十雨2つ紹介

スマイル

 

seasonable rains and winds.

季節にふさわしい雨と風

「seasonable」・・季節にふさわしい

Peaceful world.

平和な世の中

「peaceful」・・平和な

「world」・・世の中

まとめ

「五風十雨」とは

気候が穏やかで順調、豊作の兆しとされる意味

世の中が平穏無事であるたとえ

由来:後漢時代の中国の書物の一説より

「五風十雨」とは

五日に一度風が吹き十日に一度雨が降るという意味であり、

このような天候が農作や自然環境でもバランスが良いとして、世の中の天候が良く、平和な状況のたとえとなっています。

穏やかな天候から豊作の兆し

世界平和

穏やかな感情

このような意味合いに使われます。

もともとは天候が順調である意味を表しており、そこから転じて世の中が安泰であることにつながっています。

天候は個人の力でどうにかできる問題ではないですし、世の中の方も個人の力でどうにかすることはできません。そのため、巡り合わせとして穏やかな時期であるととらえることができますね。

この記事の監修者
kitty
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