花に嵐(はなにあらし)とは!?意味・使い方・英文訳など徹底解説!

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こんなことわざを皆さんは知っていますか?「花に嵐」何だかいいことを表しているようなことわざですね。花という漢字が使われているだけで何だか素敵。今回は意味や使い方を理解していただき、またひとつことわざを覚えていってくださいね。

  • やっと会社も軌道に乗り始めた矢先にトラブル多発でまさに「花に嵐」だね。
  • 怪我から復帰してやっとサッカーの練習に参加できた矢先に、テストの補習になってほんと「花に嵐」だよ。
  • 「花に嵐」ということわざ通り、うまくいっている矢先に問題が起こり人生はそう簡単にはいかないね。

このように一見ポジティブなことに使われてるのかと思いますが、実は残念なときに使われていることが多いです。ですがこのことわざが使われている時は、上手く物事が進んでいたり良いことが起きているというサインでもあるので前向きに捉えましょう!

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読み方花に嵐(はなにあらし)
ローマ字hananiarashi
意味良いことがあるときには、必ずと言って邪魔が入りやすいということ
使い方「花に嵐」ということわざ通り、うまくいっている矢先に問題が起こり人生はそう簡単にはいかないね
類義語好事魔多し・月に叢雲花に風
対義語順風満帆
英文Good luck comes by cuffing.(幸運は平手打ちをして過ぎ去る)
目次

花に嵐(はなにあらし)

花に嵐とは上手くいってるときにこそ邪魔が入るといった意味。

「意味」良いことがあるときには、必ずと言って邪魔が入りやすいということ

順調に物事が進んでいる矢先にトラブルや問題が発生することってよくありますよね。
このことを表したことわざが「花に嵐」です。

好事を「花」に例え、「嵐」はそれを散らして吹く激しい風を意味しています。

ことわざのイメージ

ことわざからのイメージ 「花に嵐」

やっと花が綺麗に咲いた矢先に激しい風が吹いて撒き散らしてしまうといった描写から、良い事ことにはとにかく邪魔が入りやすいということ。
悪いことの始まりかなとネガティブに捉えてしまうと思いますが、良いことが起きているからこそ使われることわざなので前向きに!

花に嵐=邪魔が入る 上手くいっているからこそ邪魔が入るんだと!ポジティブに捉えて問題やトラブルに立ち向かうぞ!くらいに思えますよね。

「使い方」上手くいっている矢先に邪魔が入ったとき

なるぞう

このあいだデパートのくじ引きで1等賞を取ったから、
宝くじを買ってみたんじゃよ。そしたら当たってたんだよ!

なるこ

あら。おじいさん良いことが続いていますね。
当たった宝くじはどうしたんですか?

なるぞう

それが・・・。
お金に替えてもっと稼ごうと思い馬券を買ったんじゃよ。
そしたら見事に外れて大損じゃ。最近ついていたから調子に乗ったのう。

なるこ

ほんと花に嵐のような出来事でしたね。
良いことがあれば邪魔が入るように人生はそんなに
上手くはいかないもんですねえ。

良い例と悪い例 花に嵐

良い例

・発表会に向けて一生懸命に今日まで練習を重ねて準備万端だったのに当日熱を出してしまって参加できなかったんだよ。まさに花に嵐だね。

このように良い状態であったのにも関わらず、その矢先に一気に悪いことが起きてしまってときに使われます。
誰かに邪魔されて良いことが悪いことに変わるのではなく、自然の流れで状況などが悪くなるときに使います!

悪い例

花に嵐というが大会当日に怪我で参加できないようじゃ、どんなに練習頑張っていても意味がないよね。

相手を否定するような言い方で使うのは良くありません。このことわざは良いことが起きていても、そこにはいくつもの困難が現れてそれに立ち向かっていくこと。
人生はそんなに簡単に物事が進んでいくわけではないんだよというメッセージが込められています。決して相手の努力や不運を否定するような使い方はしないようにしましょう。

「類義語」2つ紹介

好事魔多しこう じ ま おお

<意味>
物事がうまく進んでいる時ほど、意外なところに落とし穴があるという事。
良いことには邪魔が入るものであり良いことがあっても有頂天になってはいけないという戒めの意味もあります。

◎注意点
「好事魔、多し」ではなく「好事、魔多し」が正しい読み方です。
「好事」を「好きな事」とい意味ではなく、良いことや物事が上手くいっているといった意味。

<英文>
Good luck comes by cuffing.(幸運平手打ちをして過ぎ去る
   

<例文>
彼はここ数年で仕事もうまくいっていてプライベートも充実している。しかしそれに対して恋人は今の関係に不安を持つことが増えたみたいだ。好事魔多しというからね気をつけないと。

つき叢雲むらくもはなかぜ

<意味>
よいことには邪魔がはいりやすく、長続きしないという意味。
「叢雲」は「群雲」とも書き、群がり集まった雲のことを表している

◎注意点
相性が良くない、合わないいいった意味で使うのは間違いなので注意!

<英訳>
正しい英訳はなく直訳したものだと「Wind on Murakumo in the moon.」
これだといまいち意味がわかりませんね・・・。このことわざを英語で使うのは難しく、ここでは最もシンプルな表現を使った英文をご紹介します。

「良いことには邪魔が入るもの」を別の言葉に置き換えて「美しいもの=良いこと 棘がある=邪魔なもの」にして、
Roses have thorns」といった英語を使ってみましょう。

<英文>
It was like roses have thorns. I lost my girlfriend over her new boyfriend. 
  (月に叢雲花に風とも言うべきか、彼女に新しい恋人ができてしまった。)

<例文> 
良い例:「仕事もプライベートも絶好調な日々が続いていた。そんな時に大病が発覚した。やはり人生というのは月に叢雲、花に風だということ」    
     
悪い例:「彼らはいつどんな時でも言い争いをしている。まるで月に叢雲、花に風のようだ」

<参考サイト>
故事ことわざ辞典(http://kotowaza-allguide.com/ko/koujimaooshi.html
英訳の参考(https://biz.trans-suite.jp/19150#i-5)

「英文」Good luck comes by cuffing.

類義語の「好事魔多し」と同じ英文になります。

Good luck comes by cuffing.(幸運平手打ちをして過ぎ去る

同じ英文でも2つのことわざが含まれています。使う際には「花に嵐」と「好事魔多し」これらのことわざの意味や使い方などをしっかり理解し把握しておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?ここまでたっぷりと「花に嵐」について解説してきました!
初めて耳にすることわざだった人も知っていたけれど使い方や意味までは知らなかったという人もいましたよね。
今日でしっかりと理解を深めポイントを抑えて使うことができるようになりましたね。
これでまた少しことわざマスターに近づいたよ。

それでは最後におさらいしていきましょう!

  • 意味:良いことがあるときは、必ずといって邪魔が入るよいうこと
  • 使い方:物事がうまくいっている矢先に、邪魔やトラブルが発生して簡単にはうまくいかないとき

正しい使い方をしていきましょう!

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