皆さんは『人の口に戸は立てられぬ』ということわざを聞いたことが、ありますか?
『人の口に戸は立てられぬ』とは、うわさ話の時によく使われることわざです。
- 世間話やうわさ話には、花が咲いてしまうこと。
- 人のうわさは、広がりどうしようもないこと。
- うわさは独り歩きし、知らない間にみんなが知っているということ。
読み方 | ひとのくちにはとはたてられぬ |
意味 | 世間のうわさ話は、防ぎようがないことのたとえ。 |
使い方 | あの宝くじ売り場で1等がでたらしいと、会う人会う人に聞くけど、人の口に戸は立てられぬ とは、よく言ったもんだ。 |
類義語 | 口らか出れば世間 悪事千里を走る |
英文 | Who can hold people’s tongues? People will talk. |
人の口に戸は立てられぬ
『語源・由来』
本来、「戸を立てる」とは、戸や障子を閉めるという意味で、家の扉などと違い、人の口に戸を立てて閉めることはできないということが由来です。
つまり、人の口に戸は立てられぬは、世間の噂が広がっていくのはどうにもしようがなく、止めることができず、人の噂話は防ぎようがないというたとえです。
「意味」人の口に戸が立てられぬ
「人の口に戸は立てられぬ」、昔は井戸端会議、今は女子会に変更し、世間話やうわさ話に花を咲かせ、防ぎようがなく、広がり続けるということ。
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— 異次元MIRAI (@ijigen_MIRAI) February 7, 2021
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— 書家 荒井千丶利 century arai (@arasenshoka) January 20, 2021
(意味)うわさ話が世間に広がることは防ぎようがないこと。
本当に大切なことは、自分一人の胸にしまっておきましょう。#ことわざ #教養 #コツコツ努力 #今日の積み上げ #諺 #学習 pic.twitter.com/Q0ulLSQOtq
ことわざのイメージ
世間話やうわさ話は挨拶程度や情報交換くらいに考えている人が多く、誰も気に留めていないので、とめどなく広 がり続くイメージ。
「使い方」人の口に戸は立てられないうわさ話
なる美、なかなか買い物から帰ってこないね。
友達に会って立ち話でもしてるんじゃないの?
余計なこと言わなきゃいいけどね。あいつ、うわさ話大好きだからなぁ。
『人の口に戸は立てられぬ』っていうでしょ!
話に花が咲いてるのよ。
良い例と悪い例「人の口に戸は立てられぬ」
「人の口に戸は立てられぬ」良い例
部長からの結婚祝いを5万円もらったということを内緒にしていたつもりでしたが、みんなが知っていました。『人の口に戸は立てられぬ』というのは、本当でした。
「人の口に戸は立てられぬ」悪い例
会社の不祥事件は、『人の口に戸は立てられぬ』というように、秘密厳守が可能です。
『解説』人の口に戸は立てられぬは、うわさが独り歩きし、知らない間にみんなが知っている状態を言うので、秘密厳守が不可能なのが、正しい使い方になります。
「類義語」人の口に戸は立てられぬ2選
「英文」人の口に戸は立てられぬ
Who can hold people’s tongues? People will talk. 誰が人々の舌を押さえておけるだろう? 人は話をするものだ。
ここで用いられるwillは単純未来(~だろう)や意思未来(~するつもりである)の意味ではなく、人の反復行為や習慣・習性を表す(よく~する)意味で使われています。
まとめ
ここまで『人の口に戸は立てられぬ』について解説してきましたが、いかがでしたか?それではおさらいです。
- 意味:世間話やうわさ話は、防ぎようがなく、とどめようがない。
- 使い方:自分が知らない間に誰もが知っている状態の時に、使うことわざです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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