みなさんこんにちは!今回は「古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)」ということわざを紹介します。
「古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)」と聞いて、古い川にちょろちょろと水が流れ続けている、そんなシーンが想像できるのではないでしょうか。
このページでは、
- 意味
- 使い方
- 類義語
などを解説していきます。
最後まで読んで、「古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)」ということわざをかっこよく使えるようになりましょう!
読み方 | ふるかわにみずたえず |
ローマ字 | hurukawani mizutaezu |
意味 | 代々栄えた家は、おちぶれても何か昔をしのばせるような立派なものを残しているたとえ |
使い方 | 基礎のしっかりしているものは、衰えたように見えても容易にほろびないこと |
同義語 | 古川に水涸れず |
類義語 | 一升徳利こけても三分/大鍋の底は撫でても三杯 |
英文 | Those with a solid foundation do not easily perish. |
「古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)」とは
「意味」代々栄えた家は、おちぶれても何か昔をしのばせるような立派なものを残しているたとえ。
由緒ある家などが、力がなくなっても何か昔を思い起こさせるものをいまも残していることのたとえ。古くから基盤のあるものは、一時衰えたように見えても容易にほろびない、ということ。
ことわざのイメージ
流れが変わっても昔からの川に水が絶えることがないように、古くから基盤のあるものは、一時的に衰えたように見えても簡単にほろびない、ということが想像できますね。
「使い方」基礎のしっかりしているものは、衰えたように見えても容易にほろびないこと
あのテニスのコーチは随分と年をとったのう。
でも、前回の大会でも1位の座は譲らなかったそうよ。
そうか。まさに「古川に水絶えず」とはこのことじゃな。
そうね。あの方はまだまだ現役で活躍されるでしょうね。
良い例と悪い例「古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)」
「古川に水絶えず」悪い例
あのアイスクリーム屋は先月の開店以来ずっと行列が続いている。まさに「古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)」だ。
「古川に水絶えず」良い例
あの老舗の和菓子屋は周辺にたくさんのライバル店が出店しても、近隣住民に長く愛されている。「古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)」とはこのことだ。
「古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)」は古くからあるものに対して使うことわざです。新進気鋭のエースには使用できないことわざですね。
「類義語」 大鍋の底は撫でても三杯
もうおしまいかと思っても、大鍋の底に残った料理をざっと集めるとお碗に三杯くらいはあるという意味で、大きな規模のものはなかなか尽きることがないたとえ。
【例文】
もう6時間開票を続けているのでそろそろ終わりが見えるかと思ったが、まだまだあるようで、「大鍋の底は撫でても三杯」とはこのことだ。
「英文」Those with a solid foundation do not easily perish.
直訳「しっかりとした土台を持っている人は簡単に滅びることはない。」
solid foundation・・・強固な基盤 perish・・・滅びる
まとめ
再度、意味と使い方や要点をまとめていきます。
- 「意味」代々栄えた家は、おちぶれても何か昔をしのばせるような立派なものを残しているたとえ
- 「使い方」基礎のしっかりしているものは、衰えたように見えても容易にほろびないこと
最後までご覧いただきありがとうございました。
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