「因果応報」という言葉をご存じでしょうか?
漢字が4つ並んでいて難しい言葉だな?と思う人も多いのではないでしょうか?
この記事では因果応報の意味や使い方の例などを紹介しています。
いつ聞かれても恥ずかしくないように完璧にマスターしちゃいましょう!
読み方 | 因果応報(いんがおうほう) |
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意味 | 自分が行う行為の善悪によってそれ相応の報いがあるということ |
使い方 | 自分のやったことに対しての報いがあったとき |
英文訳 | retribution:天罰・報い |
類義語 | 自業自得、善因善果、悪因悪果 |
因果応報(いんがおうほう)
因果応報と聞いて、漢字が並んでいてよく意味が分からないと思う方も多いのではないでしょうか?
この言葉を「因果」と「応報」の二つに分けて考えてみたいと思います。
「因果」とは原因と結果のことを指し、「応報」は影響を意味します。
この言葉を繋げてみると、「今まで生じた物事の原因が後の自分に影響する」ということになります。
もとは仏教の教えだったみたいで、「前世の行いが現世の自分に返ってくる」という意味合いで使っていたみたいですね。
「意味」自分の行いの善悪によってそれ相応の報いがあるということ
因果応報の意味は、今まで自分が行ってきた善行、悪行が後に報いとなって返ってくることです。
日常でもよく「良いことをしたら、良いことが返ってくるよ」だったり、「悪いことをしたらそれ相応の悪いことが自分の身に降りかかるよ」なんて言ったりしますよね。
まさにこれが「因果応報」というのです。
私も小学生の時に先生に言われた、「誰かの悪口をいったら、自分も誰かに悪口を言われるんだよ」という言葉を今でも忘れません。
良いことをすれば良いことが返ってくるし、悪いことをすると悪いことが返ってくる。その考えが世の中に染み渡っているので割と平和な世の中なんだなと思いました。
「ことわざのイメージ」
言葉のブーメランという言葉はご存じでしょうか?
言葉をかける相手に悪意をぶつけるとそれがブーメランのように自分にも悪意が返ってき、逆に優しい言葉をかけると優しい言葉が返ってくる。この考えのことを言葉のブーメランと言います。
言葉だけじゃなく行為も同じことが言えます。
それを言葉にしたのが「因果応報」です。
イメージするとより分かりやすくなったのではないでしょうか?
では、「因果応報」という言葉はどのような使い方ができるのでしょうか?
「使い方」良いことをして良いことが返ってきたとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]やあばあさん、この間良いことがあったんじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あら、そうなんですか。何があったんですか?
[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]川でおぼれている猫を助けて逃がしてあげたんじゃが、それ以来わしの家へ毎日遊びに来てくれてのう。とてもかわいいんじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]それはよかったですね。まさに因果応報でおじいさんのやさしさが猫にも伝わったんですよ。[/chat]
この例文のように、善い行いが良いこととなって返ってくるという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」悪さをして、悪いことが返ってくるとき
先ほどは良いことをして良いことが返ってきましたが、逆に悪さをして悪いことが返ってくるときにも使えます。
①あの少年は普段から悪さばっかりしているから停学処分を受けたらしい。これも因果応報だな。
②いじめをしていたあの子が周りから呆れられて独りになってしまったそうだ。まあこれも因果応報か。
③嘘をつくのが当たり前の彼が本当に困って助けを求めたらしいが、誰も相手してくれなかったらしい。まさに因果応報だな。これで少しは懲りただろう。
宿題をいつも忘れるあの子が忘れずに持ってきただけで褒められてた。これも因果応報だな。
悪いことをしたのにいい結果になった時は因果応報という言葉は使いません。
「類義語」因果応報
因果応報の意味は自分が行う行為の善悪によってそれ相応の報いがあるということでしたが、類義語は何があるのでしょうか。
自業自得
自分の行った行為の報いが自分自身に返ってくること
善因善果
自分がいい行いをすると、良い報いが必ず返ってくること。
悪因悪果
自分が悪い行いをすると、悪い報いが必ず返ってくること。
などがあります。
まとめ「因果応報」
ここまでご覧になっていかがでしたでしょうか。
最後にもう一度意味と使い方をおさらいしてみましょう!
意味:自分が行う行為の善悪によってそれ相応の報いがあるということ
使い方:自分のやったことに対しての報いがあったとき
私は因果応報という言葉を信じています。良いことをして良いことが返ってこないと悲しいですよね・・・。善意で行ったことも相手にとっては悪行となってしまうこともたまにありますが、相手の気持ちをよく考えて行動できるようになりたいですね。
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