「石に灸」ということわざを知っていますか?
同じ「石」を使うことわざでも「石の上にも三年」は有名ですが、「石に灸」は初めて聞いた…なんて方も多いのかも知れません。
本記事では、「石に灸」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
読み終わるころには、しっかり意味を理解していただけると思います。
ぜひ覚えていって下さいね。
読み方 | 石に灸(いしにきゅう) |
---|---|
意味 | 何の効き目も、反応もないこと |
使い方 | 働きかけても効果がないとき |
英文訳 | no effect(効果なし) |
類義語 | 糠に釘 暖簾に腕押し |
石に灸(いしにきゅう)
~由来~江戸名所記(1662)
「よき人の異見を聞ても、蛙のおもてに水をそそぐがごとく、石に灸治をするがごとくに、跡かたもなく打すてて」
引用元:コトバンク
意味
立派な人の違った意見を聞いても、蛙の顔に水をかけるように
石に灸をすえて治療するように、何も残らず、かまわないで放っておく
「意味」 何の効き目も、反応もないこと
「石に灸」とは、何の効き目も、反応もないことという意味です。
石に灸をすえても、焼け付かず、ほぐれることもないというところから来ています。
「石に灸のイメージ」
例えば、何かを一生懸命やっていたけど、まったく効果がなかった…。
そんな期待はずれな気持ちを表すときに使います。
「使い方」働きかけても効果がないとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]あいつはまだ遊びまわっているのかぁ?[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]さっき出かけて行きましたよ[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]何度言い聞かせても、あの子には石に灸だよ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]ぜんぜん聞く耳を持ちませんからねぇ…[/chat]
この例文のように、『いくら働きかけても効果がない』という意味合いで使います。
これを参考に下に良い例文と、悪い例文を載せてあります。
「例文」「石に灸」の例文
このサプリで痩せると聞いて、飲んでみたら『石に灸』で
少し痩せたみたい♪
「石に灸」は「効果がない」という意味なので、効果が出た場合に使うのは
間違いですね。
間違えた方法で筋トレしても、『石に灸』だよ。
ちゃんと正しい方法で筋トレしないとね。
間違えた筋トレでは効果が出ないので、こちらの使い方は合っていますね。
「類義語」「石に灸」の類義語を2つ紹介
糠に釘
力を入れて意見や忠告をしたり、強く抗議しても、まるで手応えや効果がないことの
たとえ。
(例文)彼女にアドバイスしても『糠に釘』だよ。
暖簾に腕押し
正面から向かっていってもまるで手応えがなく、拍子抜けすることのたとえ。
また、いくら言っても誠実に受け答えせず、らちが明かないことのたとえ。
(例文)彼にアプローチしているけど『暖簾に腕押し』の状態で相手にしてくない。
まとめ
「石に灸」について解説してきましたが、いかがでしたか?
「石に灸」の意味は、何の手応えも、反応もないことです。
「石に灸」の使い方は、働きかけても効果がないときに使います。
「効果があるもの」に使うのは、間違いなので注意しましょう。
頑張ったのに効果がないなんて、ガッカリしてしまいそうですね…。
でも、頑張ってコツコツ努力したことは、必ず報われると思います。
なので、「結果が出なかったら…」なんて恐れずに、突き進みたいものですね。
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