「板子一枚下は地獄」の意味とは?分かりやすい使い方と例文で解説!

板子一枚下は地獄
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「板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)」ということわざを知っていますか?

[chat face=”小学生.jpg” name=”わからんくん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]地獄とあるだけになんだか暗いイメージがしますね、どんな意味のことわざですか?[/chat]

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]いつ壊滅的な危難に遭遇するかわからない境遇のたとえなんですよ![/chat]

本記事では、「板子一枚下は地獄という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!

 

読み方 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
意味 漁師や船員がいつ命を落とすかわからない危険な職業であること。

いつ壊滅的な危難に遭遇するかわからない境遇のたとえ。

使い方 危険なこと仕事等をするとき
言い換え言葉 板三寸下は地獄いたさんすんしたはじごく
英文訳

One piece below the board is hell

類義語
  • 一寸下は地獄
  • 一寸の地獄

 

目次

板子一枚下は地獄

板子一枚下は地獄

[box03 title=”由来”]西洋船舶が導入される前に日本において発達した船である「和船」の構造が由来となっている。

「板子」とは、「和船の床板」のこと

和船において船底の上に敷いていた板のことを指しています。

その下は、地獄のような深い海です。

この構造を考えれば、船乗りが乗っている船の板子のすぐ下には危険が待ちかまえているということが分かります。

この様子から船での仕事が危険(地獄)と隣合わせであることの例えとなっています。

[/box03]

 

「意味」常に危険と隣合わせであるということ

危険

 

「板子一枚下は地獄」の意味とは

[jin-iconbox02]「船乗りの仕事は、常に危険と隣合わせであるということ」

「いつ壊滅的な危難に遭遇するかわからない境遇のたとえ」[/jin-iconbox02]

船乗りとは関係なくても危険な仕事に携わる人がなぞらえて使うこともあります。

[jin-iconbox10]「板子一枚下は地獄」は「板三寸下は地獄いたさんすんしたはじごく」とも言います[/jin-iconbox10]

ことわざのイメージ

[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]危険な仕事をすることを表す

「使い方」大変なとき

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]なるこさん今日引っ越しの手伝いするんだって?大変だから代わりに行くよ?[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]うれしいわ!良いんですか?[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]引っ越し作業は女の人には板子一枚下は地獄だからね。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]なるぞうさんも気を付けて頑張ってくださいね![/chat]

[jin-iconbox02]なるぞうさんかっこいいですね!

船とは関係なくても危険な仕事を表すときも使います。[/jin-iconbox02]

「例文」板子一枚下は地獄(悪い例・良い例)

彼の仕事はデスクワークだ、まさに板子一枚下は地獄だ。

[jin_icon_batu color=”#e9546b” size=”18px”]デスクワークならではの大変さはありますよね、でも危険な仕事を表すときに使うのでこの場合は使えません!

  • 板子一枚下は地獄で、漁師の仕事は命がけである。
  • このような危険な仕事を30年続けてきたことは板子一枚下は地獄のようであった。

漁師

[jin_icon_maru color=”#e9546b” size=”20px”]漁師の仕事にも、それ以外の危険である仕事にも使うことができます。

以下参考文献紹介します↓

「自分もそれを考えないではないが、板子一枚下は地獄と云う通り、船乗りには身についた特別の感情があって、ともに航海するものは盟友であり、家族でもあるのです。女が乗りこむからと云って、その為に家族の一人を除くというのは情に於て忍び得ません。そのことからも不吉な異変が起りかねないという感じ方もあるものですよ。ここは船長たる自分にまかせていただきたいものです」

参考文献:『明治開化 安吾捕物 その六 血を見る真珠』 坂口安吾

 

漁業を――「一枚の板子の下は地獄である」と称してゐる海の仕事を天命の職と心得てゐる彼等は、田や畑の仕事にたづさはつてゐる境涯を、居候! と云つて、丁度屯所の天幕の中で戦ひの来るのを待つて腕をこまねいてゐる兵士等と同じやうに、花々しく猛り狂ふ夢をおさへてゐるのであつた。

参考文献:『R漁場と都の酒場で』牧野信一

 

「類義語」板子一枚下は地獄2つ紹介

船

 

類義語2つ紹介します↓

一寸下は地獄(いっすんしたはじごく)

人間はいつどんな災難に遭うかわからない

一寸の地獄

(一寸下は地獄と同じ意味)

[box04 title=”例文”]今日の仕事は危険なので「一寸の地獄」と心構えて行ってください。[/box04]

 

「英文」The sailor has only an inch of plank between him and death.

「板子一枚下は地獄」の英文を紹介します。

[jin-iconbox03]The sailor has only an inch of plank between him and death.(船乗りと死の間には、たった数インチの板しか存在しない)[/jin-iconbox03]

  • The sailor:船乗り
  • only:~しか
  • an inch of:1インチの
  • plank:板
  • between:間
  • death:死

 

まとめ

「板子一枚下は地獄」とは?

意味:常に危険と隣合わせであるということ

読み方:いたごいちまいしたはじごく

由来:船乗りが乗っている船の板子のすぐ下には危険が待ちかまえているということより

言い換え言葉:板三寸下は地獄いたさんすんしたはじごく

危険な仕事をすることを表すときに使います。

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