「痛む上に塩を塗る」とは?意味やことわざの使い方など分かりやすく解説!

痛む上に塩を塗る
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皆さんは、嫌な事が重なって「何だか今日はついてないなぁ。」と思った事はありませんか?

例えば、朝から親に怒られて落ち込んでいるのに、追い打ちをかけるように学校で先生に怒られて、さらに落ち込む。

車がガス欠で止まってしまって困っているのに、近くにガソリンスタンドが見当たらなくて、さらに困った。

そんな状態のことを「痛む上に塩を塗る」と言います。

本記事では、「痛む上に塩を塗る」ということわざの意味や、使い方、例文などを解説していきます。

ぜひ最後までご覧くださいね。

 

読み方 痛む上に塩を塗る(いたむうえにしおをぬる)
意味 悪いことの上に、さらに悪いことが起きることのたとえ
使い方 不運が重なってしまったとき
類義語 傷口に塩を塗る/泣きっ面に蜂/踏んだり蹴ったり/弱り目に祟り目
対義語 盆と正月が一緒に来たよう(ぼんとしょうがつがいっしょにきたよう)

 

目次

痛む上に塩を塗る(いたむうえにしおをぬる)

泣くロボット

【語源】

痛くてたまらない傷の上に塩を塗れば、いっそう痛くなることから

「意味」 悪いことのうえに、さらに悪いことが起きること

痛む上に塩を塗る」とは、何か嫌な思いをしたのに、さらに嫌な思いをするような、悪いことのうえに、さらに悪いことが起きるという意味です。

「痛む上に塩を塗るのイメージ」

例えば、転んでヒザを擦りむいてしまって痛いのに、そこに塩を塗られたら、沁みて、ものすごく痛いですよね。
そんな風に、ただでさえダメージを受けているところに、さらにダメージを受ける、とても辛い状態のことですね。

「使い方」不運が重なってしまったとき

 

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]いつもの店に行ったら臨時休業だったんじゃ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]それは残念でしたね[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]しょうがなく違う店に行ったら定休日じゃった…
諦めて帰ってきたんじゃ
疲れたぞぃ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]それは痛む上に塩を塗るような目に遭いましたね…[/chat]

 

この例文のように、「不運が重なってしまった」という意味合いで使います。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」「痛む上に塩を塗る」例文2つ

 

・「痛む上に塩を塗る」ように、パソコンが壊れて、大事なデータも消えてしまった。

・転んでひざを怪我した上に、ズボンが破けた。「痛む上に塩を塗る」ようだ。

二重に不幸が重なったという意味で使っているので、こちらは正しいですね。

欲しい本が売り切れていた。これは「痛む上に塩を塗る」だな。

痛む上に塩を塗る」は不運が重なったときに使います。
不運があっても、重なってはいないので、この使い方は間違いです。

「類義語」「痛む上に塩を塗る」の類義語を4つ紹介

きずぐちしお

悪いことの上に、さらに災難や悪いことが重なること
(例文)前から来た自転車をよけようとして電柱にぶつかり、眼鏡が壊れてしまった。まさに『傷口に塩を塗る』だよ。

きっつらはち

不運・不幸が重なること
(例文)携帯を無くして探していたが、ポケットに入れておいた家の鍵まで無くしてしまった。『泣きっ面に蜂』とはこのことだ。

んだりったり

重ね重ねひどい目に遭うこと。また、何度もひどい目に遭うこと
(例文)デートをドタキャンされた上に、いきなり土砂降りになり『踏んだり蹴ったり』だ。

よわたた

困っている時に、さらに災難が重なること。不運が重なること
(例文)風邪をこじらせて病院に行ったら、階段で足を滑らせて骨折してしまい『弱り目に祟り目』だよ。

「対義語」ぼん正月しょうがつ一緒いっしょたよう

「盆と正月が一緒に来たよう」は、うれしいことや楽しいことが重なることという意味です。

【使用例】
二十二歳まで、一度もなかったことが、一夜にして、こうなのである。まるで、お盆とお正月が一度に来たようなものだ

引用

盆と正月は、日本の二大年中行事で、前々から準備をして迎えるもので、多くの手間がかかり、忙しさは並大抵ではありませんでした。しかし、新年を新たな気持ちで迎え、また祖先を供養することに加え、ふだんは別々に暮らしている家族や親族一堂に会する喜びにあふれた時期でもあることが、ことわざの比喩を支えています。

引用元:コトバンク

 

まとめ

痛む上に塩を塗る」について解説してきましたが、いかがでしたか?

意味は、悪いことの上に、さらに悪いことが起きることです。

使い方は、不運が重なってしまったときに使います。

悪いことが二つ重なるときに使います。

嫌なことは一つだけでも気分が落ち込みますが、さらに重なるだなんて考えただけでゾッとしますね。

でも、「そんな日もあるさ」と気楽に構えられれば、落ち込むことなく前向きにいられるのだと思います。

ポジティブに考えて、一日一日を楽しく過ごしたいものですね。

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