「いつまでもあると思うな親と金」の意味とは?わかりやすい使い方と例文を解説!

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「いつまでもあると思うな親と金」ということわざを知っていますか?よく見るけど、ことわざの意味は分からない…なんて方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、「いつまでもあると思うな親と金」という言葉の意味や使い方など徹底解説していきます。きっと今日から、このことわざを使いこなせるようになりますよ!

読み方 いつまでもあると思うな親と金

(いつまでもあるとおもうなおやとかね)

意味 自立と倹約を心がけよう
使い方 あたりまえにあるものだと思ってはいけない
英文訳 It is too late to spare when the bottom is bare.
類義語 いつまでも無いと思うな運と災難
目次

いつまでもあると思うな親と金

 

「意味」自立と倹約を心がけよう

親はいつまでも面倒をみてくれるとは限りません。年老いて動けなくなってしまったり、他界してしまったり…
お金もそうです。あると思って何も考えずに使っていたら、無くなってしまいます。
親もお金もいつかはなくなってしまうものです。あたりまえにあるものだと思わずに、自立と倹約を心がけようというのが「いつまでもあると思うな親と金」の意味です。

「いつまでもあると思うな親と金」には続きがある

このことわざの由来は、江戸時代の狂歌にある「いつまでもあると思うな親と金 ないと思うな運と災難」という一節だといわれています。
何もせずに親の世話になっている人や、不運をただ嘆いているだけの人の滑稽こっけいさを表現しているのですね。

狂歌とは?
社会風刺や皮肉、滑稽を盛り込み、五・七・五・七・七の音で構成した諧謔かいぎゃく形式の短歌(和歌)のこと。
諧謔かいぎゃくとは?⇒シャレや冗談、ユーモアのある言葉

[box06 title=”あわせて読みたい”]狂歌の中にはこんなものもあります。
織田がつき羽柴がこねし天下餅 すわりしままに食うは徳川
この歌は誰が書いたかわかっていませんが、この様子の絵は1837年に歌川芳虎よしとらが描いています。
信長が苦労して天下統一を進め、それを秀吉が完成させ、家康が何の苦労もなく引き継いだ、という歌なのですが、座っているだけで天下をとれるはずはありませんよね。完全に徳川を酷評しているとして、絵の作者は処罰されたそうです。[/box06]

錦絵「道外武者御代の若餅」

「使い方」親をいつまでも頼りしにてはいけない

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]お隣の息子はいまだに実家暮らしをしているよ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]それなりにいいお年じゃなかったかしら?[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうなんだよ。ろくに働いてもいないみたいだし[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]いつまでもあると思うな親と金って言ってあげたいですね[/chat]

 

この例文のように、親をいつまでも頼りにしてはいけない、しっかりしなさい、という意味合いで使っています。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」あたりまえにあるものだと思ってはいけない

・我が家は小さいころから、いつまでもあると思うな親と金、といって育ててきたから、自立するのが早かったわ。

・急に親が亡くなって、いつまでもあると思うな親と金を身に染みて感じたわ。

「英文」いつまでもあると思うな親と金3選

It is too late to spare when the bottom is bare.

財布の底が見えてからではもう遅い

Don’t think that your parents and money will be there forever.

いつまでもあると思うな親と金

You can’t rely on your parents forever.

いつまでも親に頼ってはいられない

「いつまでもあると思うな親と金」まとめ

いかがでしたでしょうか?

いつまでもあると思うな親と金の意味は、自立と倹約を心がけよう

いつまでもあると思うな親と金の使い方は、あたりまえにあるものだと思ってはいけない

親やお金に限らず、色々なものを当たり前だと思わずに、日々感謝して過ごしていけたら素晴らしいですね。

ちなみに、我が家の家訓?は「いつまでもあるとおもうな」です。「親と金」はついてません…
冷蔵庫にあるデザートやお菓子など、いつまでも残しておくと食べられちゃうよ、というものです(笑)

逆に言えば、何でも食べていいんだよ、という意味です。

下の子に遠慮しがちの長男が、気兼ねなく自由に食べられるように作った家訓なのです。
この家訓ができてから遠慮は少なくなりましたが、下の子は自分が食べたいものには名前を書いて確保するという技を身につけました…

今度からはきちんと「いつまでもあると思うな親と金」というきちんとした言葉を教えていかなくてはいけませんね。

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