鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)の意味と使い方とは?例文もご紹介!

鰯の頭も信心から
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鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)」ということわざを知っていますか?見たこともない、見たことはあるけど意味は分からない……なんて方もいらっしゃると思います。

本記事では、「鰯の頭も信心から」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!

 

読み方 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)
意味 つまらないものでも、信仰の対象となれば有り難いと思われるようになるというたとえ。
使い方 1何かを信仰している時。

2「鰯の頭も信心からで、彼はガラクタにしか見えないような物を大事にして、毎日拝んでいるよ」

英文訳 Miracles happen to those who believe in them.

(奇跡はそれを信じる人に起きる)

類義語 白紙も信心から/竹箒も五百羅漢/鼻糞も尊みがら

 

目次

鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)

鰯の頭も信心から

「鰯の頭も信心から」の由来は、鰯の頭のような高価なものではなくても、神棚にまつり信心すれば、ありがたいと思うようになるという意味です。
つまり他人から見るとどうでもいいものであっても、信心する本人からすれば尊くありがたい存在になるということです。「信心から」は、信心次第という意味があります。

昔、節分の日の夜に鰯の頭をひいらぎの枝に刺して門口に飾っておくと、鰯の臭いで邪鬼を追い払うことができるといわれていたことからできた言葉です。
何かをかたくなに信じきっている人をからかうときにも使われます。

『上方(京都)いろはかるた』の一つです。

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]「頭」は「かしら」とも読むぞ。[/chat]

「鰯の頭も信心から」2つの用法

迷信を否定する

鰯の頭のようにつまらないものを信じることを、揶揄やゆする時に使う用法です。

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]この葉っぱを持っているとなんか、良いことが良く起こるの。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるお” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]鰯の頭も信心からだね。[/chat]

信心を肯定する

1つ目の用法とは反対に、鰯の頭のようなものでも、信じることでご利益があると信心を肯定する用法です。

一つ目の用法と二つ目の用法は相反あいはんするものです。しかしこの二つの用法が存在する理由は、迷信とされている部分もあるが、信仰は人それぞれであると社会的に認識されていたためです。

「ことわざのイメージ」

皆さんはルーティンはありますか?人それぞれ、様々なルーティンがあると思います。右足から部屋に入るとか、右手でドアを開けるとか。。

このようなルーティンを信じるか信じないかはその人次第ですよね。

この「鰯の頭も信心から」は主に二つ目の用法である、どんなことでも信じる心次第であるという意味で使われます。

「使い方」信じる心は人それぞれであるとき

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]毎日朝のルーティンがあるそうじゃな。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうなんです。毎日、右足から部屋に入るようにしています。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]鰯の頭も信心からじゃな。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうですよね。[/chat]

 

この例文のように、どんなに小さなことでも、信じる心次第という意味合いで使っています。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」信仰するとき

鰯の頭も信心からだ。こんなものでも信じておくか。

小さなことやつまらないものでも、信じておくと良いという意味ではありませんね。

鰯の頭も信心から

鰯の頭も信心からで、毎日他人から見たらつまらないことを拝んでいる。

信じる対象は、その人次第ということです。

「鰯の頭も信心から」3つの類義語

白紙も信心から

鰯の頭を白紙に言い換えています。

竹箒も五百羅漢

「たけぼうきもごひゃくらかん」と読みます。

五百羅漢とは500人の羅漢という意味です。羅漢とは阿羅漢の略称で、尊敬に値する人という意味があります。つまり、竹箒であっても、500人の阿羅漢に値するかは信心次第ということです。

鼻糞も尊みがら

「はなくそもとうとみがら」と読みます。どんなものであっても信じる心次第という意味ですね。

「英文」Miracles happen to those who believe in them.(奇跡はそれを信じる人に起きる)

日本語ではどちらかと言えば、信じるかはその人次第というニュアンスでしたが、英語では信じなければ奇跡は起きないという、より信じる人側に立ったニュアンスになっていますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

どのようなものであっても、信じる心があれば有難い存在になる

鰯の頭も信心から」にはこのような意味がありましたね。信じるか信じないか、何を信じるのか、はその人次第だと思います。日本国憲法にも信仰の自由がありますよね。

思想や信仰などに関して、他人を批判したり差別したりすることはあってはならないことだと思います。

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