一頭地を抜く(いっとうちをぬく) の意味とは?わかりやすい使い方と例文を解説!

一頭地を抜く
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一頭地いっとうちを抜く」ということわざを知っていますか?見たことあるけど、ことわざの意味は分からない…なんて方もいらっしゃるかもしれません。

特に優れている人物に送る称賛しょうさんの言葉です。ほかの人とは、頭一つ分も上に抜きんでて優れているるということです。何か好きなことを極めれば、「一頭地を抜く」ような、才能が開花するかもしれませんね。

本記事では、言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!

読み方 一頭地を抜く(いっとうちをぬく)
意味 ほかのものより、頭一つ分の高さほど優れていること。
使い方 ずば抜けて素晴らしい人物のこと。
英文訳 to cut a conspicuous figure/to be by far the best
類義語 先頭を切る/先頭に立つ/一歩先を行く/抜きんでる/飛びぬける/一足先を行く/群を抜く
目次

一頭地を抜く

人より優れている

由来 『宋史・蘇軾伝』

『宋史・蘇軾伝そしょくでんの北宋初期の文学者・政治家である欧陽脩おうようしゅうが、同じく文学者・政治家で詩人である梅尭臣ばいぎょうしんに、門下の蘇軾そしょくの文章をめたたえていった言葉です。

吾当まさに此の人一頭地をいだくべし」(私は他よりもひときわ優れているこの人物をうやまわなくてはならない)とあるのに基づきます。

蘇軾そしょくは、北宋代最高の詩人とされ、22歳のときに弟の蘇轍そてつとともに、官僚登用試験を受けました。このときは、欧陽脩おうようしゅうが試験委員長を務め、当時はやりの文体で書かれた答案は、全て落とし、時流にとらわれない達意の文章のみ合格させるという大改革を断行した試験であり、蘇軾そしょく蘇轍そてつ曽鞏そきょうの3名のみ合格しました。蘇軾そしょくは、文学以外では、書家・画家としても優れ、音楽にも通じたそうです。

「意味」ズバ抜けてすごい人

ずば抜けている人

「一頭地を抜く」とは、他より頭ひとつぬき出ていること。また、学問や芸術などが他の多くの人より一段とすぐれていること。

他の人より頭ひとつ分だけ抜きん出ていることから。
「一頭」は、頭ひとつ分の高さのこと。
「地」は、漢文で語尾に添えて語調を整える助辞なので実質的な意味はなく「一頭地」「一頭」と同じ意味。

「ことわざのイメージ」

スタートが同じであっても、いつの間にか、チームの中で一人ずば抜けてすごい人っていますよね。もともとの素質なのか?努力の結果なのか?うらやましい気がします。

「使い方」人より優れている

「一頭地を抜く」という、人より優れていることが、好きなことであったら嬉しいですね。

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ほら、また釣れた![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]ええっ。また釣れたんですか?まだ、初めて1時間しかたってないのに、10匹目じゃない。私、全然釣れない…。[/chat]

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]なんじゃ?なるぞうさん、もう10匹も釣りおったんか?うそじゃろう…。わしは、4匹目じゃ。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ほら、また釣れたぞ![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]なるぞうさんは、釣りに関しては、一頭地を抜くですねぇ…。すごいわ。今日の晩御飯が楽しみですね。[/chat]

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」一頭地を抜く悪い例と良い例2つ紹介

うちの子は、一頭地を抜く勢いで身長が伸びている。

一頭地を抜くは、人より身長が頭一つ高いことには使いません。これは悪い例です。

この土地は、最も条件が良い土地で、一頭地を抜くから早く契約しないと売れてしまう。

一頭地を抜くの一頭地の、地は、地面のことではありません。これは悪い例です。

英語が得意な彼は、全国大会で、一頭地を抜く素晴らしい内容のスピーチだった。

多くの人の中でも飛びぬけて素晴らしいことに使うのは良い例です。

あの人の、体力は一頭地を抜くと思うほどで、他の人がばてて、座り込んでいても、トレーニングし続けるほど、全然疲れを知らない。

人より優れている体力に使うのは良い例です。

「類義語」一頭地を抜く4つ紹介

人よりできる

先頭を切る

一番先に始める。真っ先にする。

一歩先を行く(技術面で)

比較してどちらかが能力や成績において(少し)上である。

抜きんでる

ひときわ優れている。

群を抜く

他の多くのものより数段優れていること。

「英文」一頭地を抜く2つ紹介

  • to cut a conspicuous figure

(目立つ姿をカットする)

conspicuous(目立つ)figure(姿)

  • to be by far the best

(断然最高になる)

by far+the 最上級 (はるかに~)

まとめ

特に優れている人物に送る称賛しょうさんの言葉です。ほかの人とは、頭一つ分も上に抜きんでて優れているということです。何か好きなことを極めれば、「一頭地を抜く」ような、才能が開花するかもしれませんね。

意味は、他より頭ひとつぬき出ていること。また、学問や芸術などが他の多くの人より一段とすぐれていること。

使い方は、人より優れていることが、好きなことで出来たら嬉しいですね。

 

一頭地を抜く

に対して使います。に対しては使いません。

「一頭地」「一等地」と書くのは誤りです。
「一頭、地を抜く」と区切るのは誤りです。

皆さんは、「スィッチの桃太郎電鉄」というゲームをご存知でしょうか?その中に、『一頭地を抜くカード』があるんです。そのカードの効果は、一番所持金の多いプレイヤーと同じ金額に、さらに少しお金を上乗せした金額が、自分の手にはいる。そして所持金の多いプレイヤーの、手持ちの金額は減らない。というラッキー系のカードなんです。桃太郎電鉄は、やりだしたら面白くてなかなか終われないですよね。プレイしすぎには注意しましょう。

 

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