あなたは常山の蛇勢(じょうざんのだせい)という言葉を知っていますか?
日常では使わないし、聞かない言葉ですよね。
そんな言葉を普段の会話でサラッと使えたらかっこいいと思いませんか?
本記事では、「常山の蛇勢(じょうざんのだせい)」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
読み方 | 常山の蛇勢(じょうざんのだせい) |
---|---|
意味 | 前後左右どこにも欠陥や隙のないこと 文章などが首尾一貫していること |
使い方 | どこから見ても隙のないとき 文章などが首尾一貫しているとき |
英文訳 | impregnability |
類義語 | 常山蛇陣(じょうざんのだじん) |
常山の蛇勢とは
[box01 title=”由来”]「孫氏の兵法(そんしのへいほう)」に由来しており、中国河北省の常山に住む「卒然(そつぜん)」という双頭の蛇は、頭を打てば尻尾が立向かい、尻尾を打てば頭が立向かい、体を打てば頭と尻尾が連携して立向かうという蛇のこと[/box01]
「意味」前後左右どこにも欠陥や隙のないこと、文章などが首尾一貫していること
常山の蛇勢とは、前後左右どこにも隙がないという意味です。
孫氏の兵法に由来する双頭の蛇の事を指していましたが、文章などが首尾一貫している事にも用いられることがあります。
「ことわざのイメージ」
- 完璧
- 無敵
- 隙がない
- 鉄壁
- 難攻不落
- 強固な
「使い方」どこから見ても隙のないとき、文章などが首尾一貫しているとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]なるこさんの書いた首尾一貫した文章はまさに常山の蛇勢だなぁ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]なるぞうさん全部読んでくれたのね。ありがとう。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]全部読んで完璧だったけど、文章が長くて疲れたとは言えんなぁ。[/chat]
「例文」常山の蛇勢の例文悪い例と良い例紹介
- 常山の蛇勢のような蛇を探しに行った。
双頭の蛇をそのまま意味として使っているので、悪い例になります。
- バスケの試合での対戦相手は常山の蛇勢のように隙がなかった。
- 常山の蛇勢を社訓とし、困っている人がいればお互いに助け合う強固な会社にしていこう。
隙がない、強固なという意味の例えとして使っているので良い使用例になります。
「類義語」常山の蛇勢 類義語1つ紹介
- 常山蛇陣(じょうざんだじん)
陣法の名前。常山の蛇が首は尾を救い、中は首尾を救い、首尾は中を救うように、各隊が互いに呼応して千鳥形におし進む隙の全くない陣形のこと
「対義語」常山の蛇勢 対義語2つ紹介
- 八方破れ(はっぽうやぶれ):備えが全くなく、いたる所が隙だらけであること
- 脇が甘い(わきがあまい):隙だらけで守りが弱いこと
「英文」常山の蛇勢 英文1つ紹介
impregnability:不死身、難攻不落という意味の英文です。
まとめ
常山の蛇勢という言葉の意味は理解してもらえたでしょうか?
前後左右どこにも欠陥や隙のないこと、文章などが首尾一貫しているという意味を知ると、グッと使いやすい言葉になりましたよね。
ぜひ日常の会話に取り入れてみて下さいね。
常山の蛇勢は隙がない等、良い意味でつかわれる言葉になりますので、対義語の隙だらけの人間にはならないように注意してくださいね!
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