「河童の川流れ」の意味とは？使い方や例文、類義語・対義語を解説！

「河童の川流れ」ということわざをご存知ですか？知っているけどあまり使ったことがない、聞いたことはあるけど意味は分からないなど様々な方がいらっしゃると思います。　

本記事では「河童の川流れ」という言葉の意味から由来、使い方などわかりやすく解説していきます。読み終える頃にはマスターになっているでしょう！

読み方	河童の川流れ(かっぱのかわながれ)
意味	その道の名人でも時には失敗すること
使い方	・道を極めた人が失敗したとき ・油断をして簡単な失敗をしたとき
英文訳	The best horse stumbles.　 (足の速い優れた馬もつまづく)
類義語	猿も木から落ちる   弘法にも筆の誤り

 

河童の川流れ

「由来」得意な人でも失敗する

日本の伝説上存在する妖怪で泳ぎが得意とされた河童です。

そんな泳ぎが得意な河童でも時には川の流れに押し流されてしまうことから「得意な人でも失敗する」という意味合いのことわざとして河童の川流れができました。

「意味」達人でも時に失敗する

河童の川流れには２つの意味があります。

１は失敗すること自体少ないがゼロではない　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２は油断をすれば普段ではしない失敗をする　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１.２と似たような意味合いですがニュアンスが少々違います。

また川流れという言葉から「上手、スムーズ」と解釈してしまうことがありますが反対の意味になってしまうので注意が必要です。

使い方を２つ紹介

使い方①

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]昨日ゴルフのチャンピオンが負けてしまったみたいじゃの。[/chat][chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]本当ですね。予選で負けてしまったようですね。[/chat][chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]まさに河童の川流れじゃの。[/chat]

この場合失敗すること自体少ないがゼロではないで読み取れます。

使い方②

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]明日大事な試験があるさ。[/chat][chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]河童の川流れにならないように気を抜かないでね。[/chat]

こちらの場合油断をすれば普段ではしない失敗をすると読み取れます。

２つの似たような意味があるため受け取り方、読み取り方には注意が必要です。

「類義語」河童の川流れ3つ紹介

・猿も木から落ちる　（木登りが得意な猿も木から落ちることがある）

・弘法も筆の誤り　　（書の達人であった弘法大師(空海)でも書き損じることがある）

・過ちは好む所にあり（失敗は好きなことや得意なことを行っている時にこそ起こりやすい）

「対義語」河童の川流れ2つ紹介

・愚者一得　　（どんなに愚か者でも時には優れたことをすること）

・千慮の一得　（どんなに愚か者でも多くの考えの中には1つくらい良いものがあること）

「英語訳」河童の川流れ3つ紹介

河童の川流れを英語訳では以下のように表現します。

Even Homer sometimes nodsを少し解説します。

ホロメスとは紀元前８世紀末のギリシャの詩人で非常に多くの詩を残したことで有名です。しかし、すべてが素晴らしい訳ではなく退屈といわれる部分もありました。「ホロメスでも居眠りしながら書いた詩がある」と人々が冗談交じりに言ったことが語源です。

まとめ

いかがでしょう？

今回のポイントをまとめてみました。

誰でも失敗はある、油断したら失敗することから上手くいってても奢らず着実にレベルアップしていくことが大切です。
河童の川流れにならないように心に留めておきたいです。