「犬と猿」の意味とは?由来・類義語・使い方をわかりやすく解説します!

「犬と猿」
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「犬と猿」ということわざを知っていますか?

どうしてもそりが合わない・顔を合わすたびに喧嘩する

こんな関係の人たちを「犬と猿」と表します。

もっと詳しく「犬と猿」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます!

それでは早速見ていきましょう!

読み方 犬と猿(いぬとさる)
意味 仲が悪いことのたとえ。「犬猿の仲」
使い方 お互嫌いあっている間柄の時
英文訳 fight like cats and dogs./hate each othe
類義語 犬と猫/犬猿の仲/氷炭相容れず/水と油

 

目次

「犬と猿」

 

犬猿の喧嘩

 

「由来」「犬と猿」の由来5つ紹介

どうして犬と猿は仲が悪いのでしょうか?

「犬と猿」と言われるようになった由来を5つご紹介します!

由来1:干支の順番

干支とは「ねずみ、うし、とら、うさぎ、たつ、へび、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いのしし」のことです。この順番で、元日に神様の所へ挨拶に行ったとされています。

犬と猿は最後の方についてますね。これが「犬と猿」の由来に関わってくるみたいです。

ではなぜ着くのが遅くなったのでしょうか?

それは、もともと犬と猿は仲良く一緒に出発したのですが、途中喧嘩をしたからです。

向かっている最中に、お互徐々に競争心が湧き争いを始めました。この争いの中川にかかっていた橋を渡ろうとしました。すると、犬と猿は川に落ちてしまいます。このことがきっかけで大喧嘩になってしまい、到着が遅れました。

また、干支の順番で犬と猿の間に“とり”が入っているのいは、“とり”が2匹の仲裁をしていたからです。

由来2:猟の最中の話

猟師は、お供として犬と猿を猟に連れて行っていました。ある日、熊に出しました。犬は激しく威嚇していましたが、猿は逃げてしまいます。

この日を境に、犬と猿は以前の関係が嘘にように仲が悪くなっていきました。

由来3:犬と猿の在り方の違い

そもそも犬と猿は、習性の違う生き物です。

犬は、昔から人と関わりのある生き物ですが、猿は山の中で群れで生活していました。

また、猿は山か降りてくると人に危害を加えたり畑を荒らしたりするので人にとって害のある存在です。

こうした「在り方の違い」から、威嚇・警戒し合うのは当たり前という考えがありました。

由来4:西遊記のシーン

西遊記と言えば孫悟空ですね!孫悟空は猿をモチーフに作られたキャラクターです。

西遊記の中にこんなワンシーンがあります。
天界にたどり着いた孫悟空は、暴れたり泥棒したりと卑劣な行いをしようとします。
それを止めるため神様とその愛犬が立ち向かい、最後は、愛犬に噛みつかれ孫悟空を捕まえます。

このシーンから犬と猿はライバルと考えられるようになりました。

由来5:猟の最中の話

昔から犬は猟師と行動してきました。猟をしていると猿に出くわすことはしょっちゅうあります。猿は縄張り意識が強いため犬をとても警戒していまして。

その様子を見た人が、犬と猿は仲が悪いと認識し「犬と猿」と言われるようになりました。

「意味」仲が悪いことのたとえ

「犬と猿」の意味は、とても仲が悪いということです。

だた仲が悪いのではなく会うたびすぐに喧嘩が始まるくらいの仲の悪さを表しています。

お互敵視している・絶対わかり合えない

と言ったニュアンスが含まれています。

「使い方」お互嫌いあっている間柄

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]この間の○回忌でも、AさんとBさんは喧嘩しとったのぉ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]毎年のことですよ。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]せっかく集まれるのに喧嘩ばかりされるこっちも嫌になってくるよのぉ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あの2人は犬と猿のような関係なんじゃけ、仕方がない。[/chat]

 

この例文のように、とても仲が悪いという意味合いで使っています。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」「犬と猿」の例文5つ紹介


例文1:「あの2人は犬と猿だと有名だ。」

例文2:「と猿のように喧嘩の絶えない夫婦になってしまった。」

例文3:「犬と猿というように、娘たちはいつも喧嘩をしている。」

例文4:「昔は親友だったが今では犬と猿いう仲になってしまった。」

例文5:「社長に“ライバル会社と協力しなさい”と言われるが、犬と猿でちっともわかり合えない。」

例文:「犬と猿を一緒に飼ってみたい。」

「犬と猿」は仲の悪さを例えているものなので、本当に飼いたい時に使うのは間違っています。

「類義語」「犬と猿」の類義語4つ紹介

犬と猫

意味:とても仲が悪いこと。

例文:「あの兄弟は犬と猫のように仲が悪い。」

犬猿の仲

意味:とても仲が悪いこと。

例文:「あいつとは犬猿の仲だったが最近仲直りをした。」

英文:Relation between dog and monkey.

氷炭相容ひょうたんあいいれず

意味:性質が異なり互いに調和しない状態のこと。
氷…冷やさないと意味がない
炭…燃やさないと意味がない
相容れず…相手を受け入れられない

由来:『韓非子―顕学』

「韓非子―顕学」に出て来ることばから。君主がさまざまな人物の意見を寛容に聞き入れると、正反対の考え方が同居することになって、臣下たちは何を基準に行動すればよいかわからなくなる、というのが、「韓非子」の主張。そのことを、「氷は器を同じくして久しからず(氷と炭は、同じ器に長い間は入れておけない)」というたとえで表現しています。

https://kotobank.jp/word/氷炭相容れず-613427

例文:「この2人は、昔から炭氷相容ひょうたんあいいれずというように」

英文:be contradictory to each other/be as irreconcilable as oil and water

水と油

意味:異質なため、調和しないこと。

例文:「あの2人の性格は水と油だから、とても仲が悪い。」

誤用例:「同じ会社でも店舗が違えば、接客対応が水と油のように違う。」

差が激しいという意味では使えない。

英文:To mix water with fire./They are like oil and water.

「対義語」うおと水

「犬と猿」の対義語は「うおと水」です。

意味は、とても仲が良いということです。

魚は水がないと生きていけないように、切っても切り離せない関係です。

「英文」「犬と猿」の英文2つ紹介

「犬と猿」の英文をご紹介します!

fight like cats and dogs.

直訳:猫と犬のように喧嘩する。

英語では、「猿」ではなく「猫」を使います。

Dogs and mokeys.   では意味が伝わらないので覚えておいてください。

hate each other

意味:お互を嫌いあっている。

動物を表す単語をつかはない場合はこちらでも表現できます。

Hata…嫌悪、憎むと言った意味がある。

まとめ

いかがでしたか?

重要なポイントをおさらいしておきましょう。

・意味は、とても仲が悪いこと。

・使う時は、お互い嫌いあっている間柄で使う。

友達と「犬と猿」のような人間関係にはあまりなりたくないものですね。

また、「犬と猿」の関係になってしまうと、周りの人にたくさん迷惑をかけることがあります。日頃から、「犬と猿」の関係にならないように注意が必要ですね!

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