「烏兎匆匆」の意味とは?使い方や例文、類義語などを解説!

烏兎匆匆
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「烏兎匆匆」(うとそうそう)ということわざを知っていますか?あまり聞いたことがないし、漢字ばかりなので難しそうなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。「烏兎怱怱」とは、月日が経つのが慌ただしく早いという意味です。

本記事では、烏兎匆匆うとそうそう」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、明日誰かに教えることが出来るほど知識を習得しているでしょう!

読み方 烏兎匆匆(うとそうそう)
意味 月日が経つのが慌ただしく早いようす。
使い方 月日が経つのは早いと実感する時
類義語 今日の後に今日はなし/金鳥王兎/光陰矢の如し/歳月人を待たず/
兎走鳥飛/露往霜来
英文訳 Time flies.(時が経つのが早い。あっという間)

 

目次

烏兎匆匆(うとそうそう)

太陽と烏

「由来」烏兎匆匆うとそうそう

月とうさぎ

古く中国で「金烏きんう」「玉兎ぎょくと」と称し、太陽の中には三本足のからす、月の中にはうさぎかたちがあるとしたところから、太陽と月、転じて年月、歳月の意となる。

三足烏(さんそくう、さんぞくう、拼音sānzúwū サンズゥウー)は、中国神話に登場するで、太陽に棲むとされ(ただし他の神話もある)、太陽を象徴する。黒い烏は太陽の黒点を表しているという説もある。日烏(にちう、拼音rìwū リーウー)や火烏とも言い、月兎と対比される。しばしば3本の足をもつとされるが2本の場合もある。また、金色という説もあり、金烏(きんう、拼音jīnwū ジンウー)とも呼ばれる。

三足烏Wikipediaより

月の兎(つきのうさぎ)は、「がいる」という伝承に見られる想像上のウサギ中国日本では玉兔(ぎょくと、Yùtù、イートゥー)、月兔(げつと、Yuètù、ユェトゥー)などと呼ばれる。

月の兎Wikipediaより

「意味」月日が経つのが慌ただしく早いようす

スケジュール

 

烏兎うと(月日、歳月。月日がたつことの速いこと。)

匆匆そうそう(慌ただしい。忙しいこと。)

「烏兎怱怱」とも書きます。

「ことわざのイメージ」

・子供が生まれて仕事や育児や家事に追われ、バタバタと慌ただしい毎日が過ぎていきます。

・入社した会社であくせく働き、気がついたらもう定年退職する年になりました。

慌ただしい日々を精いっぱい過ごすうちに、あっという間に月日が経つというイメージです。

 

「使い方」時間が経過が早いと感じた時

老夫婦

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今年もあっという間じゃのう。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]早いもんですね~。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]わしらは一緒になって何年になるかのう。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]かれこれ50年近くになるんじゃないですかねぇ。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうかのう。烏兎匆匆うとそうそうじゃのう。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あっという間でしたねぇ。[/chat]

この例文のように、結婚してからあっという間に月日が経っていることに気づいたという意味合いで使っています。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」月日が経つのが早いことを実感する

親子

急病で入院したと聞いて烏兎匆匆うとそうそうに駆けつけた。

烏兎匆匆うとそうそうの慌ただしいようすは、歳月のことであり人に対しては使用しません

あの子が生まれてから、もう5年になるなんて烏兎匆匆うとそうそうだね。

子供の誕生からあっという間に月日が経ったことを意味しています。

古人は烏兎匆々と言った。月日のたつのが早いことを嘆じたのである。

<山本夏彦・『変痴気論』>

goo辞書より

来た頃は留学中の或教授の留守居というのであったが、遂にここに留まることとなり、烏兎怱々うとそうそういつしか二十年近くの年月を過すに至った。

『或教授の退職の辞』西田幾多郎 青空文庫より

「烏兎匆匆」は、わずかな時間のことでなく年単位などの年月のこと意味しています。

「類義語」烏兎匆匆うとそうそう6つ紹介

砂時計

今日きょうのち今日きょうはなし

今日という日が過ぎ去れば二度と同じ日は来ないこと。

金鳥王兎きんうぎょくと

太陽と月。月日。転じて歳月という。

光陰矢こういんやごと

月日が過ぎていくのは飛ぶ矢のように早いこと。

歳月さいげつひとたず

時は、人の都合などお構いなしに過ぎていき、とどまることがないもの。

兎走鳥飛とそううひ

月日の早く過ぎるたとえ。

露往霜来ろおうそうらい

露が降りる秋の季節が去って、霜の降りる冬の季節が到来する意味。時が過ぎるのが早いたとえ。

あっという間に月日は過ぎ去ってしまう。だから、一日一日を大切にしようという意味があります。

「英文」Time flies.(時が経つのが早い。あっという間)

思い出の写真

 Time flies.例文

・Time flies when you’re having fun.
(楽しいときは時の経つのが早い)

Speaking with you is fun and time flies pass.
(あなたとの会話はとても楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。)

weblioより

楽しいときにはあっという間に時が過ぎていくことを意味しています。

烏兎匆匆うとそうそう」まとめ

烏兎匆匆まとめ

烏兎匆匆うとそうそうとは、月日が経つのは慌ただしく早いということでしたね。

仕事や子育て、家事や勉強にとバタバタと慌ただしい日々を過ごしていても、月日は刻々と進み、それぞれの変化に気づいたその時に烏兎匆匆うとそうそうだと思えるのではないでしょうか。

月日が経つのはあっという間。だからこそ、一日一日を大切にしよう。

 

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