「弘法にも筆の誤り」という言葉を聞いたことはありますか?これは「どんな名人、達人でも時には失敗することがある」という意味です。
本記事では、「弘法にも筆の誤り」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、あなたもこのことわざを使いたくなっていることでしょう!
読み方 | 弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり) |
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意味 | どんな名人、達人でも時には失敗することがある。 |
使い方 | その道にすぐれている人が失敗したとき、慰めるために使う。 |
英文訳 | Even Homer sometimes nods (偉大なホーマーにも時には居眠りをすることがある) |
類義語 | 上手の手から水が漏る カッパの川流れ 猿も木から落ちる |
「弘法にも筆の誤り」とは
[box03 title=”「弘法にも筆の誤り」の由来”]弘法大師は平安時代初期の僧、空海のことです。真言宗の開祖で、書の達人としても知られていました。弘法大師は天皇に命じられ応天門の額を書きました。しかし「応」の字に点が一つ欠けていることに気づき、下から筆を投げ見事に点を打ったということです。この句には「大師の書の直し方も常人とは違う」といった称賛の意味も含まれています。[/box03]
「意味」どんな名人、達人でも時には失敗することがある
「弘法にも筆の誤り」とは、どんな名人、達人でも時には失敗することがあるという意味です。
「ことわざのイメージ」
目上または名人に尊敬の意を込めて言うことわざですね。
「使い方」その道にすぐれている人が失敗したとき、慰めるために使う
「弘法にも筆の誤り」はその道にすぐれている人が失敗したとき、慰めるために使います。
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今夜のアジの塩焼きは甘いのう[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あら、塩と砂糖、間違えたかしら[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]料理上手ななるこさんが間違うなんて、弘法にも筆の誤りじゃな[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]明日は塩で焼きますよ[/chat]
この例文のように、いつもは上手な人がそれで失敗したときに慰めるという意味合いで使っています。
「例文」その道にすぐれている人が失敗したとき、慰めるとき
「弘法にも筆の誤り」はどんな名人、達人でも時には失敗することがあるという意味です。
私も計算間違いするときもあるよ、弘法にも筆の誤りだわ。
このことわざは、名人でない人や自分の失敗を弁護するために使うのはふさわしくありません。
そろばん一級の彼があんな簡単な暗算を間違うなんて、弘法にも筆の誤りだね。
そのほかの例
- 東大生のお兄ちゃんが私の算数の問題を間違うなんて、弘法にも筆の誤りだね。
- 英検一級のあなたがappleのpを一つ書き忘れるなんて、弘法にも筆の誤りですね。
このようにその道にすぐれている人や目上の人が失敗したとき、尊敬の意をこめて慰めるときに使います。
「類義語」弘法にも筆の誤り3つ紹介
上手の手から水が漏る
どんなに上手な人でも時には失敗することがある。
河童の川流れ
泳ぎのうまい河童でも川に流されることがある。その道にすぐれている人でも時には失敗することがある。
猿も木から落ちる
どんな名人にも時には失敗することがある。
「対義語」弘法にも筆の誤り1つ紹介
愚者にも千慮に一得あり (ぐしゃにもせんりょにいっとくあり)
愚かな者でも時には素晴らしい案や意見を出すことがある。
「英文」弘法にも筆の誤り1つ紹介
Even Homer sometimes nods
偉大な古代ギリシャの詩人ホーマーにも時には居眠りをすることがある。
ホーマーは古代ギリシャ、ローマの中で最も重要な作家でした。彼の作品は文学だけでなく倫理や道徳にも影響を与えました。彼はギリシャ神話と宗教に関する情報を探す最初の人物にもかかわらず、彼が実在したという確固たる証拠はないそうです。
「まとめ」
「弘法にも筆の誤り」はどんな名人、達人でも時には失敗することがあるという意味です。
このことわざは、その道の名人や目上の人に尊敬の意を込めて言います。名人でない人や自分のミスを弁護するために使うのはやめましょう。
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