「光陰矢のごとし」ということわざをご存じでしょうか?
月日が、放った矢のように早く過ぎ去ることです。
子どもの頃は、時がもっとゆっくり過ぎていたような気がしていたのですが、大人になるにつれて、本当にあっという間に過ぎていくように感じます。
それだけ、やらないといけないことが増えた、忙しくなったということなのでしょうね。
本記事では、「光陰矢のごとし」ということわざの意味や使い方、類義語・英文をくわしく解説していきます。読み終える頃には、このことわざの意味を実感していることでしょう。
読み方 | 光陰矢のごとし(こういんやのごとし) |
---|---|
意 味 | 月日があっという間に過ぎ去ること |
使い方 | 月日の移り変わりの早さを実感したとき |
類義語 | 烏兎怱怱 ほか |
英 文 | ・Time flies like an arrow. ・The passing of the months is but a dream. |
光陰矢のごとしとは
[box03 title=”「光陰矢のごとし」について”]由来ははっきりとはしていませんが、古今和歌集(平安時代前期)に『梓弓春たちしより年月のいるがごとくも思ほゆるかな』という歌があります。 これは、「弓矢を放つように時がはやく過ぎ去る」という意味を表現しているので、この頃にはすでにあったのだと推測できます。[/box03]
「意味」月日があっという間に過ぎ去ること
「光陰矢のごとし」とは、月日があっという間に過ぎ、過ぎ去った歳月は二度とは戻らないという意味です。
光陰の光は「日」、陰は「月」の意味があり、時間、歳月のこともいいます。
月日の経つのはあっという間で二度と同じ日は戻ってこないから、毎日を大切に生きなさいということです。
「ことわざのイメージ」
- 月日の流れが早い
- 同じ日は二度と戻ってこない
といったようなイメージです。
「使い方」月日の移り変わりの早さを実感したとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]光陰矢のごとしじゃのう。気がつけばもうすぐ百歳になろうとしておったわい。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]本当に、月日が経つのは早いものですね。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]おちおちしておられんわい。これから語学でも身に着けようかのう。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]今からですか?![/chat]
この例文のように、月日が経つのは早いので、毎日を大切にという意味合いで使っています。
これを参考に下に例文を載せてあります。
「例文」光陰矢のごとし 悪い例・良い例
あの電車は速いなぁ。まるで光陰矢のごとしだ。
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]スピードが速いことをいうことわざではないぞ。[/chat]
まさか自分が70代になろうとは。光陰矢のごとし。まったくもって信じられぬ。
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]まったくじゃ。月日の経つのは早いのう。[/chat]
青空文庫にあった「光陰矢のごとし」ということわざが登場する作品を集めてみました。参考にしてください。
フランソア・コッペ訪問記(堀口九萬)
申訳(永井荷風)※光陰の速なることは奔輪の如くという表現になっています。
盲目物語(谷崎潤一郎)
日記 一九一七年(大正六年)(宮本百合子)※2月28日の日記に出てきます。
「類義語」光陰矢のごとし
「光陰矢のごとし」の類義語はたくさんありますので、簡潔に意味を説明していきます。
烏兎匆匆⇒月日が経つのが慌ただしく早いさま
兎走烏飛⇒同上
露往霜来⇒時が過ぎるのが早いたとえ
一寸の光陰軽んずべからず⇒わずかな時間も無駄にしてはならない
歳月人を待たず⇒時は人の都合などかまわず過ぎていく
光陰人を待たず⇒時の流れは人を待ってくれないので、今を大切にしなさい
送る月日に関守なし⇒時の流れをさえぎる門番などいないので時は止められない
光陰に関守なし⇒同上
盛年重ねて来らず⇒若い盛りは二度とやってこないので有意義に過ごしなさい
光陰流水の如し⇒流れる水のように月日が去ってしまうこと
歳月流るる如し⇒同上
時節流るるが如し⇒同上
今日の後に今日なし⇒今日が終われば二度と同じ日はこない
一刻千金⇒わずかな時間が千金にも値す値する
※一攫千金と間違えないこと
白駒の隙を過ぐるが如し⇒月日が経つのが非常に早いたとえ
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]補足しておこうかのう。「白駒の隙を過ぐるが如し」とは、人の一生は、白い馬がちょっとした隙間を走り過ぎるのが見えるような、きわめて短いものであるという意味じゃ。[/chat]
「対義語」光陰矢のごとし 4つ紹介
対義語のことわざは見つかりませんでした。
「光陰矢のごとし」と感じる人は、忙しい日々を送っているというイメージがあります。そのため、気がついたらもう夕方になっていた、もう1週間経っていたと思うのではないでしょうか。
そこから、完全な反対の意味をあらわすものではないかもしれませんが、のんびりとした時間を過ごすという意味の四字熟語を集めてみました。
悠悠閑閑/悠悠舒舒/悠悠閑適
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]この3つは、急がずのんびりとしていること。ゆっくりと落ち着いているさまをあらわすぞ。[/chat]
悠悠自適
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]こっちは、世間のうんざりするようなことから離れて、思いのままのんびりと生活することじゃ。[/chat]
「悠悠」は、のんびりと落ち着いて、心に余裕があることをいいますので、これがついた四字熟語はそのような意味を持っています。
「英文」光陰矢のごとし 2つ紹介
Time flies like an arrow.
(和訳)時は矢のように飛ぶ
time(時)/flies(飛ぶ)/like an arrow(矢のように)
The passing of the months is but a dream.
(和訳)月日の流れは夢のようだ
passing(通過する)/months(〇ヵ月、月日)/is but a dream(~は夢でしかない)
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]浦島太郎の、月日のたつのも夢のうちじゃな。[/chat]
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本当に、月日の経つのが早いことを実感しております。このことわざは、使いやすいと思いますので、皆さんもぜひご活用ください。
最後にもう一度、重要なポイントをまとめておきますね。
光陰矢のごとしは、月日の流れが早いことをいうことわざで、スピードが速いということをあらわすものではない。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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