子を持って知る親の恩とは?意味や使い方も含めて徹底解説!

子を持って知る親の恩
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このことわざを検索している人はどんな人でしょうか?

自分の子どもはいますか?

それとも自分が子どもの立場ですか?

子どもの立場の場合、親からの注意やアドバイスを受けるとき少なからず「もう、わかってるよ!」「うるさいなぁ」と思ったりすることはありませんか?

私も子どものときはよくそう思っていました。

しかし、実際に自分が親になって子どもを育てると「私の親はこんな気持ちで私に注意してくれていたんだ」とその時初めて親の気持ちが分かるものです。

それがまさに「子を持って知る親の恩」なのです。

本記事では、子をもって知る親の恩」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

読み方 子を持って知る親の恩(こをもってしるおやのおん)
意味 自分自身が親になって初めて親がどんなに苦労して自分を育ててくれたかを知る
使い方 いつも注意ばかりしてくるお母さんが苦手だったけど自分が親になって私もお母さんのように注意ばかりしてしまう・・・まさに子をもって知る親の恩だと思う。
英文訳

The grace of parents who know with their children

子供たちと知り合う親の恵み)

類義語 ・親の心子知らず  ・子を育てて知る親の恩

 

目次

「子を持って知る親の恩」とは

子を持って知る親の恩 意味【注釈】「子を養いて方めて父母の恩を知り、身を立てて方めて人の辛苦を知る」『明心宝鑑』より

※『明心宝鑑(めいしんほうかん)』とは・・・中国明代に孔子・孟子・老子・荘子をはじめとする先儒・先賢の言葉を分類して編(あ)まれた箴言集(しんげんしゅう:意味や解説。類語、戒めの言葉、格言を集めたもの)

「意味」自分が親になって初めて親のありがたみが分かるということ

「子を持って知る親の恩」とは

例えば、今現在、子どもの人。普段お母さんやお父さんの注意やアドバイスに耳を傾けていますか?

どんな思いで注意をしてくれているのでしょう?その思いは「子どもの立場」ではなかなか理解ができないものです。

しかし将来自分が子どもの親になったときしみじみ思うときが来ます。「親はこんな気持ちで私に注意をしてくれていたんだな」と。

それを「子を持って知る親の恩」といいます。

「ことわざのイメージ」

「自分本位」

「反抗期」

親の言葉になかなか耳を傾けられず自分勝手で時には反抗したりする姿が想像できますよね!

「使い方」将来自分が親になったときはじめて親に感謝ができる

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]わしは子どもの頃、母ちゃんが口うるさくてのぅ。何か小言を言われるたびに「うるさい!」などと言っていたものじゃ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうでしたか。実は私も同じようなことをよく思っていましたよ[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]わしらも子どもを育てて子育ての大変さを身に染みて感じたのぅ。今じゃ母ちゃんに感謝じゃ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]その通りです。親は私たちのことを思って言ってくれてたんですね。こういうことを「子を持って知る親の恩」というのですねぇ[/chat]

 

この例文のように、自分の立場が親と同じになったときはじめて親が自分にしてくれたことに感謝できる、という意味合いで使っています。

 

「例文」苦労して自分を育ててくれた親への恩を知る

子を持って知る親の恩 例文

自分に子どもができて親が色々援助してくれるのはありがたい!「子を持って知る親の恩」だね!

自分の子ども(親から見れば孫となる)に親が援助してくれることの意味ではない。

子どもを育てるってこんなにも大変なんだね。心配も尽きないからつい口出ししたくなっちゃうよ。私の親もこんな思いで育ててくれたんだね。これが「子を持って知る親の恩」かぁ。

子どもの頃は分からなかった親の気持ちが自分で子どもを育てると何かと大変なことが多く、その時初めて自分を育ててくれた親の気持ちが分かるということ。

自身が親となってはじめて自分を育ててくれた親のありがたさがわかるの意。子を持たねば親の恩を知らず。

参考文献:精選版 日本国語大辞典

「類義語」子を持って知る親の恩2つ紹介

子を持って知る親の恩 類義語

親を尋ねる子は稀な(おやをたずねるこはまれな)

親は子供がどんなに遠く離れたところにいたとしても苦とも思わず会いに行くが、反面子どもは遠く離れた親に会いに行くという心は持っていないということ。

親は子を思えど子は親を思わず

親は子供のことばかりを考えて強く思っているが、子どもはそれほど親のことを深くは思っていない。ということ。

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]親が子供を思う程、子どもは親を思っていないということだぞ![/chat]

 

「対義語」子を持って知る親の恩対義語1つ紹介

子の心親知らず

親は予想以上に子供が一生懸命考え努力していることを理解することができない。

親は子供がいつまでも幼いままだと思っているため日々成長している子どもの本当の気持ちが分からないということ。また、子どもが予想以上に立派な考えを持ち努力していることを知ろうとしないということ。子どもが何も考えていないかのように見えてしまうこと。

「英文」子を持って知る親の恩1つ紹介

He that has no children knows not what love is.(子どものない人には愛の何たるかはわからない)

理性を失わせるものは恋だけでなく、親が子供に対する愛も理性を失わせます。子供に対する盲目の愛はおそらく子どもを持ったものにしかわからないだろう。という意味です。

まとめ「子を持って知る親の恩」

親になったこともないのに「親の気持ち」はなかなかわからないものです。

 

例えば、兄弟がいる人、またはとても大切に思っている人がいるとき。その人を気にかけたり心配したりすることはありませんか?心配でつい口出しをしたくなることはありませんか?

親が子供を思う気持ちはそれと同じようなものです。

言われる子どもはうるさいと思うことがありますが、自分が親になったときはじめて親が自分を思ってくれたことに気づくことになります。

 

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