みなさん、「国破れて山河あり」と言うことわざを知っていますか?
戦国時代や第二次世界大戦など多くの人々が戦いの中で命を失い悲しみを生み出してきました・・・その戦争の後、姿を変えた建造物。
そんな中でも山や川などは美しい自然は変わらず昔のままの姿をしています。実は、「変化する人の世」と「変わることのない自然」を比較した思いを表すことわざです。
本記事では、「国破れて山河あり」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
それではいってみましょう!
読み方 | 国破れて山河あり(くにやぶれてさんがあり) |
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意味 | 戦乱によって都が滅ぼされたが、山や川などの自然は変わらない姿でそこに存在しているということ。 |
使い方 | 長い年数で見た時 |
英文訳 | The country is in ruins , and there are still mountains and rivers.(国は滅んでも、山と川は変わらずあり続ける) |
類義語 | 栄枯盛衰・諸行無常・盛者必衰・盧生の夢 |
国破れて山河ありとは
[box03 title=”国破れて山河あり“]国破れて山河在りは、中国唐代の詩人である杜甫(とほ)によって読まれた漢詩「春望」の冒頭部の一節です。原文では「国破山河在」と表記します。「春望」は「国破山河在」の後には「城春草木深」(城春にして草木深し)と続き、全部で四十字で構成された漢詩になっています。[/box03]
「意味」 戦乱によって都が滅ぼされたが、山や川などの自然は変わらない
戦いの歴史は、とても長く多くの命が奪い合い悲しみの中、今の世の中を築き上げてきました。みなさんの中で一番身近な戦いだと、第二次世界大戦ではないでしょうか?
第二次世界大戦でも多くの命が失われましたが、自然そのものは残っていました。
そもそもの戦いの歴史を振り返ることも大切です。
そんな戦いの中でも美しくある自然は、人間の心を穏やかにすることもできるのでとても素晴らしい物ですね!
「ことわざのイメージ」
・戦いのなどで荒れた町以外の、自然は美しくその姿は変わらない。
「使い方」自然は美しく残る
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]異国の戦争もやっと終わったな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]歴史上、最も長かったかもね・・・[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうじゃな。でも異国の高原は綺麗に残っているそうだよ![/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]国破れて山河ありだね。こんな戦いは二度といや・・・[/chat]
この例文のように、国は敗れ戦いも終わりましたが異国の高原は綺麗なまま、長い年数そこにあり続けるという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」「国破れて山河あり」悪い例と良い例
・各国の首脳会議で異国の国は議論に反対された。まるで、「国破れて山河あり」だ。
あくまで、戦いの歴史を振り返り自然が残っていることを表していることわざになります。なのでこの場合は、このことわざの意味では間違っています。
・第二次世界大戦も約100年前の出来事になりましたですが、あの戦争中でも日光東照宮は今でも姿は綺麗なままで周りの自然も美しくそのままだ、これぞ「国破れて山河あり」だね!
戦いが終わって約100年たった今も美しくのこっているって素晴らしいものですよね!
「類義語」国破れて山河ありの類義語4つご紹介
・栄枯盛衰(えいこせいすい):人や世の中は盛んな時もあれば衰えることもあり繰り返していくという意味のこと。
・諸行無常(しょぎょうむじょう):この世のすべてのものは移り変わっていき、不変なものはないこと。
・盛者必衰(じょうしゃひっすい):この世は無常であるから、栄華を極めている者も必ず衰えるときがくるということ。
・盧生の夢(ろせいのゆめ):人の世や人の一生の栄枯盛衰は、はかないものであることのたとえ。
「英文」国破れて山河あり
The country is in ruins , and there are still mountains andrivers.
(国は滅んでも、山と川は変わらずあり続ける)
まとめ
いかがでしたか?
戦乱も戦も戦いの中必死に生き抜いた人は本当にすごいと思います。
戦いの中にも自然があり続けると言うことはとても素晴らしいことですよね!
みなさんも、今この世界に溢れている大自然を大切にしてくださいね!
戦いの後も、自然は人間とともにあり続ける。
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