君子危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)とは?意味や使い方を紹介します!

君子危うきに近寄らず
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君子危うきに近寄らず」という言葉を聞いたことはありますか?これは賢く立派な人は自分の言動を慎むもので危険なところには近づかないということわざです。

本記事では、君子危うきに近寄らず」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

読み方 君子危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)
意味 賢く立派な人は自分の言動を慎むもので危険なところには近づかない
使い方 相手の正しい判断、言動をほめるとき。            相手に注意するとき。
英文訳 Discretion is the better part of valor                (分別は勇気の大半である)

A wise man keeps away from ganger                       (賢者は危険を避ける)

類義語 触らぬ神に祟りなし                     臭しと知りて嗅ぐは馬鹿者
対義語 虎穴に入らずんば虎子を得ず

 

目次

君子危うきに近寄らずとは

君子危うきに近寄らず

「君子危うきに近寄らず」の由来

正確なことは不明ですが、「春秋しゅんじゅう」という中国の春秋時代の歴史書「春秋公羊伝しゅんじゅうくようでん」の「君子不近刑人」という言葉が有力です。「君子不近刑人」とは罪を犯した人間には近づかない、という意味です。

「君子」とは学識も人格も優れたりっぱな人のことを表しています。古代中国より用いられた「人間の理想像」のことです。

「危うき」とは命や体の危険だけでなく、何らかの損失損害につながりそうなことです。

「意味」賢く立派な人は自分の言動を慎むもので危険なところには近づかない

「君子危うきに近寄らず」とは賢く立派な人は自分の言動を慎むもので危険なところには近づかない、という意味です。

「ことわざのイメージ」

頭が良い人は考えて行動しますよね、自分から軽はずみなことはしません。

「使い方」相手に注意するとき

台風

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]すごい風が吹いているな[/chat] [chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]もうすぐ台風が上陸するそうですよ[/chat] [chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]裏の畑が心配だから、ちょっと見てこようかな[/chat] [chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]「君子危うきに近寄らず」ですよ[/chat]

 

「君子危うきに近寄らず」は相手に注意するとき、相手の正しい判断、言動をほめるときに使います。

この例文のように、軽はずみなことはしないように、という意味合いで使っています。 これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」相手の正しい判断、言動をほめるとき

「君子危うきに近寄らず」は賢く立派な人は自分の言動を慎むもので、危険なところには近づかないということわざです。

君子危うきに近寄らずだ。せっかくだからこの都市のスラム街も観光していこう。

スラム街とは都市部で貧しい人々が集まって住んでいる区域で、健康や安全性などが脅かされ荒廃した街のことです。危険な場所が多いので、このことわざとそのあとの文章が合いません。

この都市のスラム街だけは観光を避けよう。君子危うきに近寄らずだ。

そのほかの例

  • 時々大波がくるあの崖の上で釣りをするな。君子危うきに近寄らずだ。
  • 「今朝の上司は機嫌が悪そうだったので書類の提出は午後にしたよ。」と同僚が言った。私は「君子危うきに近寄らずだね。」と返事をした。

このように振舞いの過ちをしないよう気をつけるとき、何が自分に不利益なのか理解し行動したことをほめるときに使います。

「類義語」君子危うきに近寄らず 2つ紹介

「君子危うきに近寄らず」の類義語を2つ紹介します。

さわらぬかみたたりりなし

物事にかかわり合わなければ災いをこうむることもない。厄介な相手には余計な口出しや手出しをしないほうがいい、というたとえ。

くさしとしりりてぐは馬鹿者ばかもの

危険なことがわかっているのに、あえてそれに近づくのは馬鹿者である。しかし人は好奇心が強く、危ないと知りながらそれに近づくことがある。

口臭

「対義語」君子危うきに近寄らず 2つ紹介

「君子危うきに近寄らず」の対義語を2つ紹介します。

虎穴こけつはいらずんば虎子こじ

危険を冒さなければ大きな成功は得られない。

危ない橋も一度は渡れ

あえて冒険にも挑戦してみよ。安全なことばかり考えているところに成功はない。

「英文」君子危うきに近寄らず 2つ紹介

Discretion is the better part of valor

分別は勇気の大半である。                                   Discretionは分別、the better part は大半、valorは勇気という意味です。

A wise man keeps away from danger

賢者は危険を避ける。                    A wise man は賢者、keeps away は避ける、dangerは危険という意味です。

まとめ

「君子危うきに近寄らず」は賢く立派な人は自分の言動を慎むもので、危険なところには近づかないということわざです。

「君子危うきに近寄らず」ということわざは「リスクのある行為をあらかじめ避けることができるのが賢い人間である。」と教えてくれています。
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