「まな板の鯉(まないたのこい)」、みなさん一度は聞いたことがあることわざではないでしょうか。
「相手のなすがままに任せるより仕方ない状態のたとえ。」を意味しています。
- 意味:相手のなすがままに任せるより仕方ない状態のたとえ
- 使い方:その人にとって「逃げ場のない状況」である時
- 語源・由来:側線を包丁で刺激された鯉が、失神して動けなくなってしまう様から
それでは、詳しく見ていきましょう!
読み方 | まないたのこい |
ローマ字 | manaitanokoi |
意味 | 相手のなすがままに任せるよりしょうがないことのたとえ |
使い方 | その人にとって「逃げ場のない状況」である時 |
類義語 | 運を天に任せる、万策が尽きる |
対義語 | ー |
英文 | Like carp on the cutting board. |
まな板の鯉とは
なぜ「鯉」なのか
「まな板の鯉」、なぜ魚の中でも「鯉」が使われているのか、不思議に思いませんか?
鯉はまな板の上に乗せられると、調理されることを悟ってかじっと動かなくなるといわれており、その抵抗をあきらめ、流れに身を任せると覚悟している様子から「まな板の鯉」ということわざが生まれました。
また、現代では「魚」と聞くと「鮪」や「鮭」などいろいろな種類を思い浮かべますが、古くは「魚」とは「鯉」のイメージがあったことから、「鯉」が使われています。
まな板という言葉
「まな板」の「まな」とは、食材のことを指しています。
古くは魚のことを「な」と呼び、他の「な」という言葉と区別をするために「まな(真魚)」と言っていたそうです。まな板を漢字で書くと「俎板」と書きます。「俎」という漢字は「肉を切るための台」を意味します。まな板の由来では魚であるのに、「俎」だと肉になる、不思議ですね。
「まな板の鯉」は、「俎上の鯉」「俎板の鯉」とも表現されることがあります。
「意味」相手のなすがままに任せるより仕方ない状態のたとえ
「まな板の鯉」とは窮地に立たされた時など、自分の力ではどうすることもできない状況を示す意味です。
皆さんにもそんな経験はあるのではないでしょうか。受験の結果を待つときや、好きな人への告白の返事を待つときなど
当てはまります。また、「手術」を受ける人などはまさに「まな板の鯉」と例えることが多いようです。
ことわざのイメージ
まな板に乗せられた鯉のように、自力ではどうすることもできず、ただ調理されるのを待つしかない状態。
「使い方」その人にとって「逃げ場のない状況」である時
明日はピアノの発表会だけど、練習不足だから心配だよ。
今さら心配してもしょうがないわね。
まな板の鯉と同じ気分だよ。もっと練習しておけばよかった・・・
なるようになるわ。がんばって!
良い例と悪い例「まな板の鯉」
「まな板の鯉」悪い例
十分な準備ができたから、明日はまな板の鯉のようにがんばろう!
「まな板の鯉」良い例
台風や地震など自然災害を目の前にすると、人間はまるでまな板の鯉のようだ
「まな板の鯉」とは窮地に立たされた時など、自分の力ではどうすることもできない状況、という意味で使います。
「類義語」を2つ紹介
運を天に任せる(うんをてんにまかせる)
事の成り行きを天の意志に任せる。運命のままに従う。
万策が尽きる(ばんさくがつきる)
対策のしようがなく、すべてが終わったと諦める。
「英文」を紹介
Like carp on the cutting board.
(まな板の鯉のようだ) *直訳です。公式な英文はありませんでした。
まとめ
再度、意味と使い方や要点をまとめていきます。
- 意味 相手のなすがままに任せるより仕方ない状態のたとえ
- 使い方 その人にとって「逃げ場のない状況」である時
いかがでしたか?
「まな板の鯉」とは、「相手のなすがままに任せるより仕方ない」という意味であり、自分自身の力ではどうしようもない状態のことを表していました。
一見、マイナスイメージのことわざのようですが、”人生には良い意味でじたばたせず諦めた方がよい場面”もあると思います。
そういった時にこそ、このことわざを活用してみてはいかがでしょうか。
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