あなたは情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)という意味のことわざを知っていますか?
よく使われることわざですが正しい意味をみなさん理解しているでしょうか。
意味は「人にかけた情けは、巡り巡って自分のためになる。」ということを表します。
本記事では、「情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
読み方 | 情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず) |
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意味 | 人にかけた情けは巡り巡って自分のためになる |
使い方 | いいことをすれば自分に返ってくることを表すとき |
英文訳 | One good turn deserves another. |
類義語 | 因果応報・善因善果 |
情けは人の為ならずとは
[box03 title=”由来”]「情けは人の為ならず」の由来は、鎌倉時代の軍記物語「曽我物語」という説があります。明確ではありませんが、曽我物語にこの記述が登場してから多くの物語などに「情けは人の為ならず」が書かれているのは事実です。
「情けは人の為ならず、巡り巡って己がため」という言葉が先に存在し、この言葉から「情けは人の為ならず」のことわざが生まれたという説もあります。
いろいろな説がある「情けは人の為ならず」の語源ですが、どの説が正しいとしても、昔から調和や人との縁を大切にする日本人らしいことわざであることに違いはありません。[/box03]
「意味」人にかけた情けは巡り巡って自分のためになるということ
情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)の意味は
「人にかけた情けは巡り巡って自分のためになる」ということです。
「ならず」とついているからか、「情けをかけることは人のためにならない」と間違った使い方をする人もいるので注意が必要です。
「ことわざのイメージ」
人にしてあげたことは自分の為にもなるという素敵なイメージです。
「使い方」いいことをすれば自分に返ってくることを表すとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]困っている人がいたら助けるというのは当たり前のことだ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうね。巡り巡って自分の為にもなるしね。まさに情けは人の為ならずね。[/chat]
「例文」悪い例・良い例
情けは人の為ならずというから、ほかの人に情けをかける必要はない。
これは間違った使い方ですね。
情けは人の為ならずというから困っている人がいたら助けてあげなさい。
「類義語」情けは人の為ならず・2つ紹介
因果応報
「よいことをしたらその結果自分にもよいことが起こり、悪いことをすれば自分にも悪いことが起こる」という意味。
善因善果
「よいことすれば、自分にもよいことが起こる」という意味。
「英文」One good turn deserves another.
One good turn deserves another.
直訳すると「ひとつの善行がもうひとつの善行に値する」という意味になります。
まとめ
ここまで情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)の意味や使い方について述べてきました。
文字だけ見ると「ならず」とついているため、人のためにならないと誤解されやすいことわざなので注意して使いましょう。
意味:人にかけた情けは巡り巡って自分のためになる
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