恐れ入谷の鬼子母神（おそれいりやのきしもじん）の意味とは？使い方と例文を含めて解説！

しゃれ言葉、というのを聞いたことがありますか？
語呂合わせなどで、冗談めかして笑わせる、気の利いた言い回しのことです。

「恐おそれ入谷いりやの鬼子母神きしもじん」も、しゃれ言葉のひとつなのですが、どのように使うのでしょうか。

本記事では、「恐おそれ入谷いりやの鬼子母神きしもじん」という言葉の意味や類義語、使い方などわかりやすく解説していきます。
この機会に、是非しゃれ言葉をマスターしてみてください！

読み方	恐れ入谷の鬼子母神（おそれいりやのきしもじん）
意味	「恐おそれいりました」という意味のしゃれ言葉
使い方	相手が素晴らしくて、まいったと思うとき
類義語	敵もさるもの引っ搔かくもの

 

恐おそれ入谷いりやの鬼子母神きしもじんとは

[box03 title=”鬼子母神きしもじんとは”]鬼子母神きしもじんとは、凶暴きょうぼうで子供を奪うばい食べてしまう悪神でした。あまりにもひどい行いに、お釈迦様は鬼子母神きしもじんの末の子供を隠かくして、子を失う悲しみを実感させたのです。それ以降、鬼子母神きしもじんは改心して善神となり、安産・子育ての守護神として信仰されるようになりました。[/box03]

 

「意味」「恐おそれ入りました」という意味のしゃれ言葉である

「恐おそれ入谷いりやの鬼子母神きしもじん」とは、「恐おそれ入りました」という意味のしゃれ言葉です。
しゃれ言葉とは、語呂ごろ合わせなどを使って楽しませる、気の利いた言い回しのことです。
「恐おそれ入りました」は「恐おそれ入りやした」と言われることがありますが、その「入りや」に東京都台東区の「入谷いりや」という地名を掛かけて、入谷いりやに祀まつられている鬼子母神きしもじんを続けたのですね。
※入谷いりやに祀まつられている鬼子母神きしもじんとは、東京都台東区入谷たいとうくいりやの真源寺しんげんじを指しています。

「使い方」相手が素晴らしくて、まいったと思うとき

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]昨日、隣の爺じいさんと一緒にカラオケに行ってきたんだよ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]お隣さん、とても上手って噂を耳にしましたよ[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]びっくりするくらい上手だったんだけど、まさかカラオケで満点を叩たたきだすなんて、恐おそれ入谷いりやの鬼子母神きしもじんじゃよ！[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]それは凄すごいですね。本当にお上手なのね[/chat]

 

「例文」相手の素晴らしさに感心するとき

[chat face=”女教師-1.png” name=”ものしり子先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]凄すごいなー、まいった！と感じた時に使うのね[/chat]

 

[chat face=”女教師-1.png” name=”ものしり子先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]しゃれを言う状態じゃないときに「恐おそれ入りります」の代わりに使わないでね[/chat]

[chat face=”先生.png” name=”ものしり男先生” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]恐かった、という意味で使うのは間違いだよ[/chat]

「類義語」敵もさるもの引っ搔かくもの

相手もさすがに大したものだと、実力を認めるというのが、「敵もさるもの引っ搔かくもの」の意味です。
「さるもの」とは「然さる者（さすがな者）」のことです。この「然さる」と引っ掻かく「猿さる」を掛けたしゃれ言葉なのです。

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]「敵もさるもの引っ搔かくもの」は、見くびっていた相手の実力を認めるときなどに使うんじゃな[/chat]

 

まとめ

いかがでしたでしょうか？

「恐おそれ入谷いりやの鬼子母神きしもじん」は普段でも使えそうなしゃれ言葉という
ことが、わかっていただけたと思います。
ぜひ、会話の中に取り入れてみてください。いつもと一味違う粋いきな会話を楽しめるのではないでしょうか。
逆に、「こりゃあ、まいった！恐おそれ入谷いりやの鬼子母神きしもじんだ！」と言われるかもしれませんね！