切磋琢磨(せっさたくま)とは?意味・使い方・対義語・類義語など徹底解説!

切磋琢磨
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「切磋琢磨」ということわざは一度は耳にしたことがありますよね。同じ志を持つ同士が競い合う。お互いに高め合うようなポジティブなイメージがあると思います。漢字を見ても何だかかっこいいですよね。

本記事では、切磋琢磨」ということわざの意味や使い方、類義語など徹底解説していきます。しっかりと意味を理解して正しい使い方をできるようにしよう!!目指せことわざマスター!!

それでは本題に入りましょう!

 

読み方 切磋琢磨(せっさたくま)
意味 学問、技芸、道徳などをみがき上げること。互いに競い合い、励ましあって向上すること。
使い方 人が励まし合い、お互いを高め合う時など
英文訳
  • To work hard and encourage each other
    (一緒に頑張り、お互いに励みあうこと)
    To work hard and=一生懸命・頑張る
    encourage each other=互いに励み合う
類義語 砥礪切磋(しれいせっさ)

 

目次

切磋琢磨

努力

切磋琢磨の語源は、孔子が編成した中国最古の詩集『詩経』の「衛風えいふう淇奥きいくによります。

孔子と弟子である子貢の会話の中に出てきたものを現代語に訳したものですが、原文の中にも直接的に「切磋琢磨」とは書いてないようです。

 

「意味」学問等に努め仲間同士で、励まし競いあって向上する

競い合うなど意味に書いてあると何だか勝負事なのかと思いますよね。勝ち負けを決めるために競い合うのではなく、個々の能力であったり技術や知識などを向上させるといった意味合いの方が正しいでしょう。

人格や学問などをより一層磨きあげ、仲間同士が互いに励まし合いそして競いあって向上していくという意味。

このようなメッセージが込められていることわざです。

ことわざのイメージ「切磋琢磨」

競い合う=勝負
自分と相手がいて戦い合い勝敗をつける。このように間違った意味で覚えてしまっている人もいます・・・。
どちらかというとマイナスなイメージの方が強いかもしれません。

漢字にはそれぞれ下記のような意味があります。

・・・骨や象牙を切ること
・・・それらを研ぐこと
・・・玉や石を打ち叩くこと
・・・磨くこと

石を磨き輝かせる。感じひとつひとつの意味を見るとポジティブなイメージが伝わってきますね。

 

「使い方」お互いに励ましあうときに使う

 

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今度輪投げの大会があるんじゃよ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうですね!練習は順調にいっていますか?[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]なかなか結果が出ていないんじゃ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]おじいさん1人ではなく仲間がいるんですよ。お互いに切磋琢磨して頑張ってくださいな![/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうじゃな!!切磋琢磨して絶対に優勝するぞー!![/chat]

 

「例文」落ち込んでいるとになどに励ますとき

・切磋琢磨する仲間がいるのに全然結果が出ていないじゃないか。

この場合だと対義語である「酔生夢死」ということわざである、何も成し遂げられずに終わっていくと意味あいになってしまうので注意しましょう。

 

・今日まで仲間達と切磋琢磨して頑張ってきたんだから大丈夫!!

・将来はプロ野球選手になるために、諦めずにお互いに切磋琢磨して夢を叶えよう。

目標を持ちそれに向かって頑張ることが、切磋琢磨につながるのでとりあえず頑張ろうという意味ではないと思います。しっかり意味を理解して使わないと嫌味になってしまうので注意して使いましょう!!

参考文献:北原保雄編著(2007)『明鏡 ことわざ成句使い方辞典』大修館書店

「類義語」”粒粒辛苦”(りゅうりゅうしんく) ”研鑽”(けんさん)”

粒粒辛苦りゅうりゅうしんく:地道にコツコツと努力を重ねるという意味。

自己研鑽じこけんさん:自分自身を鍛えて知識や人間性を磨くという意味。

自分に厳しく何か目標に向かって努力を重ねていくと意味が込められています。

「対義語」”酔生夢死”(すいせいむし)”飽食終日”(ほうしょくしゅうじつ)

 

酔生夢死すいせいむし:何も成果を成し遂げずに虚しく一生を終えるという意味。

飽食終日ほうしょくしゅうじつ:一日中お腹が膨れるまで食事して、結果的に何もせずに1日が終わってしまうという意味。

どちらも何もせずに終わるという意味が込められたことわざになります。

「英文」『challenge each other』

He and I could challenge each other.
(彼と私は切磋琢磨してきた)

each otherは「お互いに」を意味しています。

お互いに挑戦するという意味で、「お互いに励ましあって向上する」という意味の『切磋琢磨』を表しています。

「切磋琢磨」まとめ

これで意味をしっかりと理解するとはできましたか?

ちょっとした使い方で間違った意味になってしまうのでポイントを抑え、正しい使い方をしましょう!!

・目標を持ちそれに向かってコツコツと努力をすること。

・同じ目標を持つ仲間と一緒に、知識や人間性を磨き自分自身を鍛えるということ。

このようなメッセージが「切磋琢磨」には込められていましたね。

同じ目標持った仲間や自分自身を磨き、地道な努力を怠らず目標を達成していきましょう!!

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