四百四病の外のことわざの意味とは?使い方も含めて徹底解説!

lovesick 四百四病の外
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病は病でも・・・病院に行っても決して治らない・・・というより、

医師にも手に負えない病とは・・・なんでしょうか?

”四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)”

皆さんも一度はかかったことがあるのではないでしょうか?!

[chat face=”びっくり.jpg” name=”あわてんぼちゃん” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]医者もさじを投げだすくらい重病って事?!それは一大事じゃなーーーい!!

[/chat]

いえいえいえ、ご安心下さい!命に関わるような・・・そんな重篤じゅうとくな病気ではなく

過ぎてしまえばなんというか、甘酸っぱい思い出となるような・・・

そんなのことわざを今回はご紹介しようと思います。意外と日常の会話で使えるかもしれませんよ!?とくとご覧下さいませ!!

読み方 四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)
意味 病気の内に入らない、恋わずらいのこと
使い方 恋煩いを言い表す場面
類義語 惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし)

恋の山には孔子の倒れ(こいのやまいにはくじのたおれ)

英文訳 Lovesickness(恋煩い)

 

目次

四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)

四百四病の外 Lovesick

 

[box02 title=”語源”]

仏教が語源と言われています。

「四百四病(しひゃくしびょう)」は、人間がかかるすべての病気のことをいいます。

四百四病の外とは、それ以外の病気、つまり恋の病わずらを指します。

 

[/box02]

[chat face=”angel.png” name=”てんしちゃん” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]病気の内に入るか、あるいは入らないから大したことはないと考えるか、その人次第と言えるでしょう。[/chat]

「意味」病気の内に入らない、恋煩いのこと

四百四病 element

 

四百四病とは仏教で、人間がかかるすべての病気のことをいいます。

人間の体は地・水・火・風の四大しだい が調和してできていると言われています。それぞれのエレメントに百一の病気があり、合わせて四百四と数えます。つまり、人間の病気はすべて合わせると404あると言われており、病気が起こる原因はこのエレメントのバランスが崩れる事によって引き起こされると考えられてきました。

このことわざには四百四病の後にが入ってきますので、”病気のうちに入らない”と考えそうになりますが・・・

実は恋のやまいや、恋煩いの事を指しているのです。

「使い方」”恋煩い”を言い表す場面

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ばあさんや、隣の息子が最近元気がなくての・・・親父の話だと、食事も喉に通らんようじゃ。心配でならんのぉ・・・[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あなた・・・もしかして何もご存じないのですか?あの子、最近気になる女の子が出来たと、先日言ってましたよ?[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]それがなんじゃ?!飯が食えない理由なのかい?[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]四百四病の外と言いますが・・・あの子もそんな歳になったのですよ!もうちょっと察してあげて下さいな!![/chat]

このように

恋煩いを言い表す場面でも

四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)

を使うことが出来ます。

[chat face=”angel.png” name=”てんしちゃん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]好きな人のことで頭がいっぱいになってしまって、仕事や勉強にも手が付ず、食欲や睡眠も減ってしまう状態になったら、他人の目から見ると病気と区別がつかなくなりますね。だけど、病気とは違って自分自身にしか治せないんだから、厄介なんですね~。

[/chat]

「例文」悪い例と良い例

四百四病の外 Lovesick

 

友人Aは仕事のストレスが原因で体調を崩してしまった。四百四病の外というが、病院で薬を処方出来ない病はたくさんある。

[chat face=”nigaoe_tsuda_umeko.png” name=”ひらめきおばさま” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]恋煩いの様に精神面の負担により発症してしまった病気ですが、体調を崩した原因は”ストレス”。四百四病に入りますね。[/chat]

最近友人Bは体調が優れないらしい。四百四病の外というが、風邪をひくより厄介な恋の病にかかってしまった。

[chat face=”nigaoe_edogawa_ranpo.png” name=”ふむふむおじさま” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]体調が優れない原因は恋の病・・・ 四大が崩れて引き起こされた病ではないので、この場合にはぴったりだの。[/chat]

 

「類義語」恋に堕ちてしまい、どうしようもない状況の時

四百四病の外 Lovesick

 

ここでは、特に”恋に堕ちてしまい、どうしようもない状況”の時に使う言葉をご紹介いたします。

惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし)

恋の病に掛かってしまうと、治すための薬が無い。つまりこれ以上はどうしようもないということ

((使用例))

今は一時的に盛り上がっちゃっている二人だけど、惚れた病に薬なし、冷静さを取り戻すまでには時間が掛かりそうだね。

恋の山には孔子の倒れ(こいのやまいにはくじのたおれ)

ここで出てくる”孔子(くじ)”は、中国の偉大な思想家”孔子(こうし)”の事を指しています。

恋愛は 時として聖人の孔子でさえも、過ちを犯すことがあるという事。

((使用例))

あの愛妻家で有名なA氏も、若かりし頃は無類の女好きであったそうね。恋の山には孔子の倒れとはこの事ね。

[chat face=”nigaoe_tsuda_umeko.png” name=”ひらめきおばさま” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””] 人類が誕生して以来、様々な病気は医学の進歩で完治するようになってきましたが、未だに最先端技術を使っても歯がたたず、将来治療の目途さえたっていないのが。。。この病気の特徴ですね。[/chat]

「英訳] Lovesickness

四百四病の外 Lovesick

 

Lovesickness(恋煩い)Lovesickness – definition of lovesickness by The Free Dictionary

私達には聞きなれた単語ではないでしょうか?ご存じの通り、Loveは”恋”や”愛”、sicknessは”病気”を意味します。恋の病気恋煩い日本語訳そのままですね。

((使い方))

lovesicknessは名詞(naun)ですので・・・

She is suffering from lovesickness. Because ,she lost herself in thought.

彼女は恋煩いにじゃないかい?だって、ずっと物思いにふけっていたよ。

[chat face=”nigaoe_edogawa_ranpo.png” name=”ふむふむおじさま” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ちなみに、”Lovesick”と形容詞の形で使う事もできるぞ。例えば、”Lovesick women” ”Lovesick boy”[/chat]

ご参考までに!!

まとめ

四百四病の外 Lovesick

 

この記事では、四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)をご紹介致しました。

ぱっと聞いただけであれば、どんな大病なんだ!と、びっくりしちゃいそうなものですが、実は”恋の病”のことだったのですね。

昔も今も・・・愛についての悩みは尽きず、また愛とは何か、古くから人を悩ませてきました。ご存じの通り、1000年以上前、日本でも恋に悩む人々の心の内をうたった和歌や言葉が多く残されています。

忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで by 平兼盛たいらのかねもり(私の恋は隠していても、人から「物思いをしているのでは?」と尋ねられるほど、顔色に出てしまっている)

そして、他の国の著名人も新古問わず以下の様に残しています。

All you need is Love. by Beatles (愛こそ、全て)

Better to have loved and lost, than to have never loved at all. by Alfred Lord Tennyson (愛してしまったがために失った方が、一度も愛したことがないよりはましだ).

Being deeply loved by someone gives you strength, while loving someone deeply gives you courage. – by 老子( 誰かに深く愛されることは強さにつながり、深く愛することは勇気を与えてくれます)

”恋する事・愛すること”はとても厄介で、またそれについて煩わされる事は避けては通れない一種の病気の様なものではありますが、先人達も言うように 恋や愛があなたや周りの人々を成長させ、幸せにしてくれることも、また変えようのない事実です。

いかがでしたか?ことわざを学んで、またあなたの毎日がより一層豊かなものになりますように!!

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