「舌は禍の根」ということわざを知っていますか?
舌は禍の根とは「不用意に話す言葉はわざわいを招くから、おしゃべりは慎しめという戒め」という意味です。




ねこぽん、くまぽん、二人とも良いところに気が付きましたね。
本記事では、「舌は禍の根」ということわざの意味や使い方とともに、例文や類義語などを詳しくみていきます。
ねこぽん、くまぽんの疑問も本記事でばっちりわかりますよ!
読み方 | 舌は禍の根(したはわざわいのね) |
---|---|
意味 | 不用意な言葉はわざわいを招くので、おしゃべりは慎むべきという戒め。 |
使い方 | 戒めるとき |
英文訳 | Out of the mouth comes evil.
(口は禍の元) More have repented speech than silence. (黙っていたことより話したことを後悔する人の方が多い。) |
類義語 | 蛙は口から呑まれる/雉も鳴かずは撃たれまい/口は善悪の門/口は禍の門/口は災いの元/三寸の舌に五尺の身を亡ぼす/他言は身を害す/沈黙は金、雄弁は銀/物言えば唇寒し秋の風/病は口より入り禍は口より出ず/渦は口から |
「舌は禍の根」とは
それでは、まずは意味について詳しくかみくだいて説明していきます。
「意味」不用意な言葉はわざわいを招くので、おしゃべりは慎むべきという戒め
「舌は禍の根」とは、「不用意な言葉はわざわいを招くので、おしゃべりは慎むべきという戒め」です。
無責任に大きなことを言い散らしたり、よくしゃべることは、トラブルを招くことが多いですよね。だから、そのようなことは慎もう、ということです。
それぞれの言葉の意味を詳しく確認しておきましょう。
- 「舌」・・・おしゃべり。
- 「禍」・・・思いがけない災難。
- 「根」・・・もの起こり。起源。根本。原因。



「ことわざのイメージ」
- 無駄におしゃべりはするものではない。
- 無責任なことや口数が多い会話はやめるべき。
- おしゃべりは損をする。
「使い方」おしゃべりがトラブルを招くとき


















「例文」おしゃべりを慎むべきと戒めるとき
「舌は禍の根」なのだから、もっとはっきり意見を言った方が良い。



「そのような無責任な発言は慎みなさい!舌は禍の根というでしょ!」
「類義語」舌は禍の根11こ紹介
口は禍の根と同じ意味、使い方が同様のことわざは8つあります。
- 蛙は口から呑まれる
- 雉も鳴かずは撃たれまい
- 口は善悪の門
- 口は禍の門
- 口は災いの元
- 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす
- 他言は身を害す
- 禍は口から
次は、その他の類義語です。
沈黙は金、雄弁は銀
何も語らないで黙っていることは、優れた雄弁よりも大切であるということ。
物言えば唇寒し秋の風
人の悪口を言うと、何となく後味の悪い思いをするというたとえ。また、余計なことを言うと災いを招くというたとえ。
病は口より入り禍は口より出ず
病気は飲食物とともに入り、災いは言葉とともに出るので口を慎まなければいけないという意味
「英文」舌は禍の根2つ紹介
Out of the mouth comes evil.
(口は災いの元。)
More have repented speech than silence.
(黙っていたことよりも話したことを後悔する人の方が多い。)
まとめ
それでは、最後に重要なポイントをまとめます。
- 「舌は禍の根」とは、不用意な言葉はわざわいを招くので、おしゃべりは慎むべきという戒め。
- 無責任に大きなことを言い散らしたり、よくしゃべることは、トラブルの元になるということ。
いかがでしたか?
普段は、「口は災いの元」の方がよく使いますが、「舌は禍の根」という言い方や、他にも類義語がたくさんありましたね。
こんど、会話で使う機会があれば、使ってみてはいかがでしょうか^^
もしかすると、一目おかれるかもしれませんよ♪
生活の中で、口がトラブルの元にならないよう、日頃から気を付けていきたいですね!
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