「正直の頭に神宿る」ということわざを聞いたことはありますか?
正直の頭に神宿るとは、正直な人には、必ず神のご加護があるという意味です。
何だか、正直、神、など明るい言葉のイメージのあることわざですね。
本記事では、「正直の頭に神宿る」のことわざについて、意味や使い方、類義語など詳しく解説します。
それでは早速みていきましょう。
読み方 | 正直の頭に神宿る(しょうじきのこうべにかみやどる) |
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意味 | 正直な人には、必ず神のご加護があるということ |
使い方 | 前向きにポジティブに考えるとき |
英文訳 | Fortune waits no honest toil and earnest endeavour.
(幸運は正直な勤労と真面目な努力にかしずく) Honesty is the best policy. (正直は最善の策) |
類義語 | 神は正直の頭に宿る/正直は一生の宝/正直は最善の策/正直者に神宿る |
「正直の頭に神宿る」とは
由来は特にないので、意味からまず見ていきましょう。
「意味」正直者には必ず神のご加護がある
「正直の頭に神宿る」とは、正直者には必ず神のご加護があるという意味を持ちますが、これは「正直に生きていれば、必ず良いことがある」というたとえでもありますね。
神様は、誠実な心を持って正直に生きている者を常日頃から見守っていて、かならずそのご加護がある、という正直の大切さを表しています。
このことわざのイメージとしてぴったりなのが、下画像です。
あなたは、この金と銀の斧を持つ神様の絵を見たことがあるのではないでしょうか?
そうです、「金の斧」「ヘルメスのきこり」と言われる有名なイソップ童話ですね。
この話は「正直であることが最善の策である」という教訓の物語です。
「正直の頭に神宿る」と似たような意味ですね。
「ことわざのイメージ」
- 正直にしていれば、神様がちゃんと分かってくれている。
- 正直にしていることで、神様のご加護がある。
- 正直であれば、きっと良いことがある。
「使い方」前向きにポジティブに考えるとき










「例文」前向きに自分を元気づける
それでは例文を見てみよう!
ずるい手を使って出世しなくても、いつも正直な姿勢で仕事に臨めば、正直の頭に神宿るから、正直に頑張ろう。



それでは、いくつか実際の文献で使われている例文を紹介します。
「類義語」正直の頭に神宿る4つ紹介
それでは、それぞれの意味と例文をみていきましょう。
神は正直の頭に宿る、正直者に神宿る
これは、「正直の頭に神宿る」と同様の意味です。例文は省略します。
正直は一生の宝
正直であることは、一生大切な宝のようなもの。また、正直は誰にでも誇れる財産であること。
正直は最善の策
正直であることが、目的を果たすのに一番の策であるということ。
「対義語」正直の頭に神宿る5つ紹介
偽りの頭に宿る神あり
神様とは言え、常に公平であるわけではなく、時には不正直なものにまで幸運をもたらすこともあるという意味。
正直は阿呆の異名
融通のきかない正直は、世渡りが下手な愚か者がすることであるという意味。
正直貧乏横着栄耀
正直な人はその正直さから損することも多いという意味。
正直者が損をする、正直者が馬鹿を見る
ずる賢い者はうまく立ち回り得をするが、正直なものは秩序や規則を守るため
反って損をすることが多いという意味。



「英文」正直の頭に神宿る2つ紹介
Fortune waits on honest toil and earnest endeavour.
(幸運は正直な勤労と真面目な努力にかしずく)



Honesty is the best policy.
(正直は最善の策。)
まとめ
それでは、最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
- 「正直の頭に神宿る」とは、正直な人には、必ず神のご加護があるということ
- 普段から正直な人は、神様がちゃんと見てくれているから報われるという意味合いもある。
- ポジティブな考えを述べる際に使われる。
いかがでしたか?
このことわざは、普段私たちが2つの考え方で揺れた時や、自分が損をしており頑張っても頑張っても報われない時に、ポジティブな思考を生んでくれそうな言葉ですね!
明日から、このことわざの気持ちを持って、頑張っていきましょう!ただし、あまりに正直になりすぎるのも、気を付けてくださいね!
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