”水魚の交わり”(すいぎょのまじわり)とは?言葉の意味・使い方・例文・類義語を徹底解説!

水魚の交わりとは?
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”水魚の交わり”(すいぎょのまじわり)ということわざを聞いたことがありますか?

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]水魚って種類のお魚が居るのかしら…?[/chat]

同じように、何だ水魚って?何だ交わりとは?と思った方もいるのではないでしょうか。
違うんです。
このことわざにはとても親密な間柄という意味があるのです。

この記事では、本記事では「水魚の交わり(すいぎょのまじわり)」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます!

 

読み方 すいぎょのまじわり
意味 水と魚のように無くてはならない非常に親密な関係のこと
使い方 信頼し支え合っている仲の人との関係を表現するとき
英文訳 ・the relationship between fish and water
(魚と水のような関係)
・close friendship
(親密な友情)
類義語 金石の交わり・親密な間柄・旧知の仲

 

目次

水魚の交わりとは

水魚の交わりの由来

「由来」水魚の交わり

「三国志・蜀しょく書―諸しょ葛かつ亮りょう伝」に見える話から。後ご漢かん王朝が衰退し、各地で豪族たちが争いをくり返していた二世紀の終わり、放浪の豪族だった劉りゅう備びは、田舎に隠れ住む一書生に過ぎない諸葛亮(通称は孔こう明めい)を、補佐役に迎えました。劉備は諸葛亮の才能にほれ込み、二人の関係は日に日に親密になっていきます。しかし、昔からの家臣たちは、それが不満でなりません。すると、劉備は、自分にとって諸葛亮の存在は「猶なお、魚うおの水有るがごとし(ちょうど、魚にとって水があるようなものだ)」と述べて理解を求めた、ということです。

<引用:コトバンク「水魚の交わりとは」より>

新しい補佐を面白く思わない昔からの家臣たちに、新しい補佐とは魚と水の関係のように無くてはならない存在・関係なのだと表現して理解を求めたということだそう。
水が無いと死んでしまう(諸葛亮がいないと死んでしまう)という意味だったようです。
その後、諸葛亮は期待通り大活躍を見せたそうです。

「意味」水と魚のように無くてはならない非常に親密な関係のことである

水魚の交わりの意味

水魚の交わりの”水魚”=”水と魚””交わり”=”関係”を意味します。

魚は水が無いと死んでしまいます。水と魚の関係のように居ないと生きられないように、
とても親密で必要不可欠な関係のことを意味しています。

「ことわざのイメージ」

  • 必要不可欠な存在
  • 親友

 

「使い方」信頼し支え合っている仲の人との関係を表現するとき

水魚の交わりの使い方

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ためになるこさん、今日も話を聞いてくれたり美味しいご飯を本当にありがとう。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]急に何を言ってるんですか。ためになるぞうさんもいつもお仕事頑張ってくれていてありがとうございます。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]私たちはずっと水魚の交わりの仲だが、感謝の気持ちはちゃんと伝えていきたいと思うんだ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]それは良いことですね。これからもよろしくお願いします。[/chat]

「例文」親密度を表現するとき

水魚の交わりの例文

顔合わせるとすぐ喧嘩になるあの二人って水魚の交わりって感じだよね。

[jin_icon_caution color=”#e9546b” size=”18px”]こちらは真逆の意味です!気をつけましょう。

僕は〇〇不動産で働いている△君とは水魚の交わりと言われるくらいの関係だから、マイホームを購入するときは彼に全て任せようと思っているんだ。

 

…元来日本人は「水魚の交わり」とか「血を啜って結盟する」とか「二世かけてちぎる」とかいうような、深い全身全霊をかけての結合をせねばやまない激しいところを持っている。これが対人関係における日本的性格の一つの著しい特徴であろう。

<引用:青空文庫 「人生における離合について」 倉田百三 より>

 

「類義語」水魚の交わりの類義語を3つ紹介

水魚の交わりの類義語

旧知の仲(きゅうちのなか)

意味:以前から良く知っていて親しい間柄であること。

金石の交わり(きんせきのまじわり)

意味:友情のきわめて堅く結ばれていることのたとえ。また、いつまでも変わらない交際のたとえ。

[box06 title=”あわせて読みたい”]金石の交わり[/box06]

莫逆の友(ばくぎゃくのとも)

意味:心から打ち解け合える友人のこと。

<引用:コトバンク故事成語「莫逆の友」の解説 より>

「対義語」水魚の交わりの対義語

水魚の交わりの対義語

犬猿の仲(けんえんのなか)

意味:犬猿の仲とは、非常に仲が悪いことのたとえ。

[box06 title=”あわせて読みたい”]犬猿の仲[/box06]

 

「英文」水魚の交わりの英文を2つ紹介します

水魚の交わりの英文

We should build a close friendship.

訳:私たちは親密な友情を築くべきだ。(水魚の交わりをなすべきである。)

  • constitute:〜を構成する
  • a close friendship:親密な友情

Their relationship is like between fish and water.

訳:彼らの関係は魚と水の間のようなものです。

  • relationship:関係 
  • be like〜:〜のようだ

まとめ

水魚の交わりのまとめ

あらためて、ポイントを振り返っておきましょう。

由来:三国志で諸葛孔明昆明が諸葛亮との関係に不満を持つ家臣に諸葛亮の
必要さや親密な関係性を説明するためにした表現

意味:水と魚のように無くてはならない非常に親密な関係のこと

最後まで読んでいただきありがとうございました。
いかがでしょうか?
水魚の交わり、マスターしていただけましたか?

三国志、混乱した世の中で命懸けで戦っていた時代。劉備も必死な中、信頼のおける家臣との関係を表現したことが由来だったなんて感慨深いですよね。
言葉に込められた深い信頼も感じます。

そんな二人のように、信頼しあえる”水魚の交わり”のような関係をお友達やパートナーや家族と築けたら嬉しいですね。

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