毎日が何となーく過ぎていく・・・こんな事を感じる瞬間は多くの人が経験している事かもしれません。
毎日何となーく起きる、毎日何となーく学校・職場に行く、毎日何となーく・・・・etc
[chat face=”やる気なし1.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]はー・・・起きなきゃなぁ・・・だけどやる気でないなぁ・・・とりあえず、会社行くかぁ・・・[/chat]
[chat face=”やる気出ない2.png” name=”” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]勉強だるいなぁ・・・・[/chat]
[chat face=”だらだらしたい3.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]・・・今日も特にやる事も思いつかない、ゴロゴロするか[/chat]
この”何となーく・・・”の積み重ね、とっても勿体ないんです!
なぜなら・・・時間って減る事はあっても、決して増える事は無いですよね。ましてやお金で買えないのがこの「時間」です。
今回のことわざは”少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)”
この記事を読んで、今一度「自分の時間の使い方」について見つめ直してみませんか?
Here we go!!
読み方 | 少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし) |
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意味 |
芸術や技能の修得には大変な時間がかかるけれども、極めるには人生はとても短い |
使い方 | 芸の道は遠く人生は短い、毎日を大切に過ごさなくてはいけないという場面 |
類義語 | 歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)
一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんべからず) |
英文訳 | Art is long, life is short. (芸術は長く人生は短い) |
少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)
「意味」芸術や技能の修得には大変な時間がかかるけれども、極めるには人生はとても短いという事
古代ギリシャの医者であったヒポクラテス(Hippocrates)のことば ” Ars longa, vita brevis. “ (ラテン語)が語源と言われています。
”芸術や技能の修得には大変な時間がかかるけれども、極めるには人生はとても短い”という意味。つまり、何かを極めようとするにはとんでもなく長い時間が掛かってしまうが、人生はとても早く終わってしまう。つまり一日一日を大切に生きていかなくてはならないという教えです。
人は若いうちから時間を惜しんで学問に励むべきだという戒め。
※このことわざの出典は”朱熹(朱子)の「偶成」という漢詩だとされていましたが、近年そうではないとの指摘があります。
[chat face=”ヒポクラテス.jpg” name=”ヒポクラテスさん” align=”right” border=”pink” bg=”none” style=””] “ὁ βίος βραχύς, ἡ δὲ τέχνη μακρή.”医学全て極める事は膨大な時間が掛かるというのに、あぁ人間の生涯はなんと短いことか・・・
[/chat]
「使い方」芸の道は遠く人生は短い、毎日を大切に過ごさなくてはいけないという場面
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ばあさんや、ふとあの時一生懸命やっておけばよかったなぁ、と思ったことはあるかい?[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]どうかされたのですか?急に・・・[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]いや何かな・・・最近しみじみ思うのだが・・・もうちょっと和算を頑張っておけばよかったの~。あの頃は勉強しなくてはならない事は分かっておったのじゃが、色々な誘惑に負けそうになってのぉ~、またいつかやればいいかと、ついつい事を後回しにしてしまう癖があったなと、今更ながら思ってしまったのじゃよ・・・[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]まさに少年老い易く学成り難し、若い時は気力も底抜けにありましたけど、そんな時はあっという間に過ぎ去ってしまいましたものねー[/chat]
このように
若いうちはまだ先があると思って何事にも一生懸命取り組まないでいると、年月はあっという間に過ぎ去り、何も学べないで終わってしまうと言う場面で
少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)
を使います。
[chat face=”music_Bach.png” name=”バッハさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]若いうちから勉学や芸を磨くために頑張らなくてはならないという教訓だな。[/chat]
「例文」悪い例と良い例
中高年に差し掛かった父が今もなお現役さながらの英会話力を磨いている。「少年老い易く学成り難し、まだまだこれから!」と息巻いていた父を見て、僕も頑張らなきゃいけないなとつくづく感じた・・・
[chat face=”music_Bach.png” name=”バッハさん” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]「若いうちにもっと勉強しておけば良かったな」という、気持ちを表したことわざで、壮年でもまだまだ頑張るぞという時には使わないので注意が必要だな[/chat]
もっと早くから小・中学校の数学基礎力の大切さに気が付いていたらなぁ・・・少年老い易く学なり難し、応用物理学の習得にはまだまだ時間が掛かりそうだ。
[chat face=”edison.png” name=”エジソンさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]もっと早い年齢から努力をしていたら・・・そんな若かりし頃にやっておけば・・・という年を重ねてから言葉の意味を痛感し、後悔する時に使われるぞ[/chat]
「類義語」少年老い易く学成り難し2つ紹介
歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)
時間や年月は 人の都合などお構いなく刻一刻と過ぎ去ってしまうもので、人を待ってはくれない。その事より、人はあっという間に老いてしまうので 二度と戻らない時間を無駄にしてはならないという戒め。
一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんべからず)
「光陰」は月日、時間を意味している。人生は短いのだから わずかな時間でも無駄にしてはならないという戒め。
[chat face=”edison.png” name=”エジソンさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]今も昔も ”時間はとても大切だ”という考えは不変なんだね。何を言う私も 周りの余計な事に耳を傾けず、ただ自分の信じた事に時間を費やしたからこそ、白熱電球を発明出来たんだよ![/chat]
「英訳] Art is long, life is short.
Art is long, life is short. (芸術は長く、人生は短い)
artは” 芸術”、”美術”、longは”長い”、lifeは” 人生”、”生涯”、shortは”短い”となります。「芸術は長い、人生は短い」つまり、芸術の習得には長い年月を要するが、それに比べ人生はあまりにも短いと言い換えることが出来ます。
もとは技術”医術”を修得するのは場外時間を必要とするので、時間を無駄にしないで勉学や研究を励まなくてはいけないという意味で使われていました。
是非、使ってみて下さい!
まとめ
この記事では、少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)をご紹介致しました。
『If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?』
- もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
アップル社の創業者、スティーブ・ジョブズ(1955~2011)さんの名言です。偉業と言っても過言ではないものを世に残し 莫大な財産を築いた彼でさえ、時間をお金で買う事はできず その短い生涯を閉じました。
今回のことわざは 一見 ”時間は有限であるので、芸磨きや勉学をより一層勤しむことが大切だ”ということを説いた教訓に見えますが、
”時間を大切に。今を一生懸命生きなさい!”という先人達から現代の私達に向けたエールの様にも聞こえませんか?
時には羽を休める事も大事です。しかしそれは次への大きな一歩を踏み出すための、いわば準備期間。今自分にできる事を精一杯やって、素敵な未来を切り開いていきたいものですね!
いかがでしたか?ことわざを使いこなして、あなたの毎日がまたちょっぴり豊かなものになりますように!!
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