「立て板に水(たていたにみず)」とは?意味や由来を徹底解説!

立て板に水_水の流れアイキャッチ
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[chat face=”onnnanoko2.jpg” name=”女の子” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]さっきのおばさんみたいに話す人のこと、ことわざで何て言うんだったかなぁ…[/chat]

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]どんな人だったんじゃ?[/chat]

[chat face=”onnnanoko2.jpg” name=”女の子” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]もう、本当にず~っと話しているの![/chat]

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]それなら、「立て板に水」じゃな![/chat]

[chat face=”onnnanoko.jpg” name=”女の子” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]あ!そうだったかも!思い出せてスッキリした~![/chat]

ということで、本記事では、「立て板に水(たていたにみず)」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

一緒に見て行きましょう!

読み方 立て板に水(たていたにみず)
意味 弁舌が達者で、よどみなく流れるようにしゃべること。
使い方 あの先輩の話は、まさに立て板に水というやつで、次から次へとぺらぺら喋るんだよね。
英文訳 talk nineteen to the dozen.(まくしたてる)
類義語 一瀉千里/弁舌にすぐれる

 

目次

立て板に水(たていたにみず)とは

立て板に水_水の流れ (2)

「立て板に水」は、壁に立てかけてある板に水をかけると、淀みなく下に流れていく様子が由来となっています。

「意味」弁舌が達者なこと「立て板に水」

立て板に水_話好きな女性

 

立て板に水

弁舌が流暢りゅうちょうで、よどみなく話すこと。また、たて続けにものを言うことのたとえ。

出典:ことわざを知る辞典「立て板に水」の解説

立て板に水というと、

[chat face=”okorujosei.jpg” name=”怒っている人” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]無駄にペラペラしゃべってるってこと!?[/chat]

と、悪いイメージを持つ人もいるのですが、この言葉自体に悪い意味はありません。

[chat face=”onnnanoko2.jpg” name=”女の子” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]何で悪いイメージを持たれてしまうのかしら?[/chat]

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]そうじゃのう…もし、壁に立てかけた板に水をかける人がいたら、どう思うかな?[/chat]

[chat face=”onnnanoko2.jpg” name=”女の子” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]子供ならほほえましいけど、大人だったら

「えっ、この人何してるの?」って思うかも。[/chat]

つまり、「立てかけた板に水をかける行為」を想像すると

「無意味なこと」というイメージになってしまうため、悪いイメージを持たれてしまうということですね。

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ことわざ自体は、「板に水をかける行為」ではなく、「板を流れる水の様子」を表したものなのじゃがのぅ。[/chat]

[chat face=onnnanohito.jpg” name=”お姉さん” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]悪いイメージを持たれてしまう可能性があるから、使うときは注意が必要ね! [/chat]

「ことわざのイメージ」

壁に立てかけて斜めになった板を、さらさらと水が流れていくように

淀みなく話すイメージ。

「使い方」淀みなく話している様子「立て板に水」

立て板に水_司会

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]さっきの町内会の集まりで司会をやっていた人、誰じゃったかのぅ?[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あぁ、お向かいさんの娘さんだったと思いますよ。司会の進行が上手でビックリしましたよねぇ。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ワシなんて原稿があってもしどろもどろになりそうなのに、あんなにペラペラ話せてすごいよなぁ。立て板に水のようじゃったな![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]きっと、人前で話す機会が多いお仕事だったんでしょうねぇ。[/chat]

「例文」弁舌が優れた人のことを表すとき「立て板に水」

立て板に水_営業

 

立て板に水とは、「ペラペラと流暢りゅうちょうに話す人の様子」を表す言葉でしたね。

まずは間違えやすい使い方から見て行きましょう!

彼女にそんなことを言ったって、立て板に水よ。

「立て板に水」に「無意味」という意味はありません。

意味がないことを表したい場合には、「かえるつらに水」を使うと良いでしょう。

蛙の面に水

非難されたり罵倒されても平気で、反応がないことのたとえ。

出典:ことわざを知る辞典「蛙の面に水」の解説

[chat face=”onnnanohito.jpg” name=”お姉さん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]確かに、蛙は水をかけられても平気だものね。むしろ、喜ぶんじゃないかしら…。[/chat]

では、正しい例文を見てみましょう!

さっきの来客が立て板に水とばかりに営業トークを繰り広げていたので、ついつい余計なものを買ってしまったよ。

[chat face=”onnnanohito.jpg” name=”お姉さん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]確かにずっと話を聞いていると「まぁ買っても良いかな」っていう気持ちになっちゃうことあるわよね。[/chat]

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]立て板に水自体には、「すらすら淀みなく話す様子」という意味しかないが、このシーンではちょっと嫌がられておるな。[/chat]

[chat face=”onnnanohito.jpg” name=”お姉さん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]良い意味にも、悪い意味にも使うってことなのね。[/chat]

「類義語」「立て板に水」の類義語を2つ紹介

立て板に水_説明する男性

 

一瀉千里(いっしゃせんり)

一瀉千里

物事の進み具合の勢いが激しく、よどみなく一気にはかどること。

また、弁舌や文章などが巧みですらすらといくこと。

出典:コトバンク 四字熟語を知る辞典「一瀉千里」の解説

しゃ」は水が流れ下るという意味の言葉で、

「(水は)一度流れ始めると、一気に千里も流れる」というのが由来となっています。

[chat face=”onnnanoko.jpg” name=”女の子” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]立て板に水も、「水が流れる様子」を「人が話す様子」にたとえたことわざだから、由来も似ているね。[/chat]

さっきの人、アナウンサー志望だったらしいんだけど、まさに一瀉千里って感じの喋り方だったね!

弁舌にすぐれる(べんぜつにすぐれる)

弁舌

ものを言うこと。また、ものの言い方。話しぶり。

出典:コトバンク デジタル大辞泉「弁舌」の解説

「弁舌にすぐれる」とは、話しぶりが優れているということですね。

すらすら淀みなく話す様子なので、「立て板に水」の類義語だと言えるでしょう。

今度の運動会の司会、弁舌にすぐれていると評判の田中さんにしたんだって。あの人なら安心して任せられるわね。

「対義語」 「立て板に水」の対義語を2つ紹介

立て板に水_話下手

 

横板に雨垂れ(よこいたにあまだれ)

横板に雨垂れ

詰まりながらしゃべることのたとえ。

出典:コトバンク デジタル大辞泉「横板に雨垂れ」の解説

「横板」は、木目を横にして使う板のことで、

「雨垂れ」軒からしたたり落ちる雨のしずくのことです。

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]横板に雨垂れが垂れる様子を想像してみるのじゃ。[/chat]

[chat face=”onnnanohito.jpg” name=”お姉さん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]木目が邪魔になって流れにくそうね![/chat]

その通りです。

そこから、「横板に雨垂れ」とは「つかえながら話すこと」という意味になったのですね。

ちなみに、派生語で「横板に餅」という言葉を耳にすることもありますが、正式なことわざではありません。

パパが「ちょっと難しい本を読んでやるぞ!」と急に本を声に出して読み始めたんだけど、酔っぱらってるので横板に雨垂れだ。

たどたどしい

たどたどしい

未熟なために進行などが、なめらかにいかない。のろのろしてはかどらない。

出典:精選版 日本国語大辞典「たどたどしい」の解説

[chat face=”onnnanoko.jpg” name=”女の子” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]「たどたどしい」は司会などで、上手く進行できない様子なのね。[/chat]

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]次の例文のような使い方もできるぞ[/chat]

道行く外国人に駅の場所を聞かれたから、たどたどしい英語で説明したんだけど、よくよく考えたら日本語で話しかけられていたわ!

「英文」 「立て板に水」は英語で何て言うの?

立て板に水_電球

 

talk nineteen to the dozen

(まくしたてる)

「12語(dozen)で済むのに、19語(nineteen)喋る」という意味から

「喋りまくる」「まくしたてる」という意味で使います。

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]さながら機関銃のように、ず~っと早口で喋り続けている様子に使うんじゃ。[/chat]

He showed us around the house while talking nineteen to the dozen.

(彼はの絶え間なく喋りながら、我々に家の中を案内してくれた。)

引用元:https://ameblo.jp/englishcoachingsolutions/entry-12687625207.html

 

まとめ

立て板に水_check

ここまで、「立て板に水」の意味・類義語・対義語をご紹介させていただきました!

「立て板に水」とは、立てかけてある板に水を流すように、すらすらとしゃべることのたとえ。

・英文では”talk nineteen to the dozen”で「まくしたてる」という意味になる。

・類義語は「一瀉千里」「弁舌にすぐれる」

・対義語は、「横板に雨垂れ」「たどたどしい」

さて、「立て板に水」の理解を深められたでしょうか?

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

次回の記事も楽しみにしていてくださいね!

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