そうは問屋が卸さないの意味とは?使い方や例文を徹底解説!

そうは問屋が卸さない
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「そうは問屋が卸さない」の意味は

「物事は都合よく進まない」です。

  • そう(然う)は副詞で、「そのように」
  • 問屋とは「商品を仕入れ、小売店に卸売りする業者」

のことです。

「世の中はそれほど自分の思い通りにはならない」という意味で使うこともあります。

本記事では、「そうは問屋が卸さない」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

 

読み方 そうは問屋が卸さない(そうはとんやがおろさない)
意味 物事は都合よく進まない
使い方 思い通りにいくと思っていたことがうまくいかなかった時
英文訳
  • That’s expecting too much.(君の思うようにはならぬ。)
  • You won’t get away with that.(それではうまく行かぬ。)
類義語
  • 好事魔多し(こうじまおおし)
  • 花発いて風雨多し(はなひらいてふううおおし)
  • 月に叢雲、花に風(つきにむらくもはなにかぜ)

 

目次

そうは問屋が卸さないとは

そうは問屋が卸さない

 

現代の問屋とは、物を製造するメーカーから商品を買い入れて、

小売店や消費者にその商品を販売する業者のことを言います。

もともとの意味の問屋は、江戸時代の卸売業者のことを言っていました。

今の問屋と大きく違う点は、同じ業種の問屋同士で仲間を組織して、自分たちの既存利益を守っていました。

その為、勝手に問屋業を行うことを許さず卸す価格なども話し合いで決め、安売りするなどのぬけがけを許しませんでした。

そこから、江戸時代の問屋に安く商品を卸してくれと頼んでも、

それは無理なお願いということがこのことわざの語源となっています。

「意味」物事は都合よく進まないこと

そうは問屋が卸さない 意味「そうは問屋が卸さない」は、そう簡単には相手の望みに応じられないという意味です。

そう(然う)は副詞で、「そのように」という意味です。

また問屋とは、「商品を買い入れ、小売店に卸売りする業者」のことです。

また、「世の中はそれほど自分の思い通りにはならない」という意味で使うこともあります。

「ことわざのイメージ」

  • 上手くいかない
  • 失敗
  • 予想外の事態
  • 計画が狂う
  • 都合よくいかない

基本的に使う場合はマイナスイメージの言葉になります。

「使い方」物事が思い通りに運ばなかったとき

このことわざの意味、語源、類語をみてきました。
それでは、このことわざを使った例文をみていくことにしましょう。

そうは問屋が卸さないを使った例文

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]美味しい柿をお隣さんにもらったけど、独り占めしたいから黙っておこう。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]………。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ばれていない、ばれていない。なるこさんがでかけたら一人で柿を食べよう![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]お隣さんに柿をもらったことは知っているのよ!一人で全部食べようなんて、そうは問屋が卸さないわよ‼[/chat]

なるぞうさんが心で思っていたこととは違う結果になりました。

初めから二人で仲良く食べればよかったんですけどね。

 

「例文」そうは問屋が卸さない(良い例・悪い例)

こんなに綺麗な場所に住めるようになるなんて、そうは問屋が卸さない

予想外の事態が起きた時に使うこともありますが、

予想外の事態が良いほうに起こった際に使うと間違えた使い方になります。

格下の対戦相手だから楽勝で勝てると思っていたが、そうは問屋が卸さないようだ。

格下で弱いと思っていた相手が、思っていたよりも強く予想が外れてしまった際に使うと正しい使い方になります。

「類義語」そうは問屋が卸さない3つ紹介

それでは、つぎにこのことわざの類語をみてみましょう。

そうは問屋が卸さないの類語

  • 好事魔多し(こうじまおおし)
  • 花発いて風雨多し(はなひらいてふううおおし)
  • 月に叢雲花に風(つきにむらくもはなにかぜ)

この類語は、良いことには、なにか邪魔が入ってしまいやすいという意味を持つ言葉になります。

「そうは問屋が卸さない」を

「物事は、そう簡単に思い通りにはいかない。」という意味で使う時の類語になります。

[box06 title=”あわせて読みたい”]月に叢雲花に風[/box06]

 

「対義語」そうは問屋が卸さない2つ紹介

そうは問屋が卸さない 対義語そうは問屋が卸さないの対義語を紹介します。

  • 円転洒脱(えんてんしゃだつ):言葉や行動が自在で角立たず、物事をすらすら処理していくさま。物事をそつなくこなすさま。
  • 円滑洒脱(えんかつしゃだつ):物事の進行をかどだてず、すらすらとそつなくこなしていくさま。

物事が円滑に進むことを表した言葉になります。

「英文」そうは問屋が卸さない2つ紹介

そうは問屋が卸さないの英文を紹介します。

  • That’s expecting too much.
    (君の思うようにはならぬ。)
  • You won’t get away with that.
    (それではうまく行かぬ。)

 

まとめ

人生、自分の思い通りにならないことは、山ほどあります。
そうは問屋が卸さないといった状況も沢山起こると思います。
 
予定通りに進まないことであっても、それを勉強や学びと捉えて日々成長していけるように過ごしていきましょう。
 
そうは問屋が卸さないというマイナスのことわざをプラスの力に変えていきたいですね。

「そうは問屋が許さないという言葉を使っている人がいますが、

それは典型的な誤りの例となりますので、使わないように注意してくださいね。

 

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