豆腐に鎹(とうふにかすがい)の意味と使い方を徹底解説!!

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豆腐はみな一度は食べたことのあるポピュラーな食べ物です。

今回はことわざ「豆腐にかすがい」をご紹介します。

このことわざを知ったら「なにやってもあかんわ!」って時に豆腐を食べたくなるかも!?

読み方とうふにかすがい
意味何をしても手ごたえがなく、効果がないこと。
使い方あらゆる手を尽くしても反応もなく、効果がないときに使用します。
類義語糠に釘(ぬかにくぎ)
語源江戸時代の小説が語源です。
英訳It is like beating the air.(まるで空気を叩くようだ。)
目次

豆腐に鎹(とうふにかすがい)の意味と使い方を徹底解説!!

意味 手ごたえが少しもなく、効き目がないこと

意味は「手ごたえがなく効き目がないこと」です。

豆腐というとやわらかくく崩れやすいイメージですね。

鎹とは両端の曲がったくぎのことです。

↑上のような丸太を止める太い釘のことを「鎹(かすがい)」を呼びます。

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]こんな太い釘で打たれたら…絶対に動けなさそう!!痛そう!![/chat]

力強いイメージのある「鎹」ですが、これを柔らかい豆腐に打ち付けたらどうなるでしょうか?

豆腐本体が柔らかいのでしっかりとは打てないでしょう。

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]柔らかくてふにゃふにゃしてるから効果がないね[/chat]

使い方 効き目がない状況に嘆くときに使う

手ごたえがなく効き目がない状況に対して、嘆いているときに使われます。

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]効き目がなくてがっかりしているときに使おう!![/chat]

また、「効き目がなくてがっかり」「何をしても無駄」というニュアンスで使用しますが、相手が自分よりも「強敵」である場合に使うことはほぼありません。

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]「例文」で紹介するのでそちらをチェック!![/chat]

例文(良い例・悪い例)

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ハム太郎!!お手!!お手!![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]なるぞうさん、何をしているの?[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ハムスターのハム太郎に芸を覚えさせようと思ってるんじゃ。1か月毎日やってるけどなかなか覚えん…[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]なるぞうさん、ハムスターは犬に見たいにお手はしないって本で読んだわ。ハム太郎にお手を覚えさせるのは…豆腐に鎹よ。[/chat]

元々芸を覚えないタイプの動物に芸を仕込むのは、手ごたえも効果もなさそうですね。
では、次は悪い例を見ていきましょう。

このゲーム、なかなかクリアできないよ!!特にあのラスボスはさ、いくらこっちがレベルアップしても豆腐に鎹さ!!

「まるで歯が立たない」ことは「効果がない」のと同じ意味の部分もありますが、相手が自分よりも強敵で自分が負けているパターンのときに「豆腐に鎹」は通常使用しません。

ちょっと分かりにくい部分もありますが、自分は「鎹」(硬いもの)で相手や対象物は豆腐(やわらかいもの)とイメージすればピンとくるかもしれません。

由来 江戸時代の小説が由来

一番最初にこの言葉が載せられた本は天保時代の小説である仮名文章娘節用かなまじりむすめせつようです。

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]物語は簡単に言えばラブストーリー!![/chat]

「豆腐に鎹」は京都いろはかるたにも載せられた言葉です。

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]いろはかるたは江戸時代あたりのかるたのことよ[/chat]

「豆腐」自体は室町時代には全国的に普及していたので、かるたが出回ったときにはよく知られた食べ物のひとつだったと言えるでしょう。

「豆腐に釘なんて打ってもふにゃっとしてる。つまり、なんにもならんなぁ!」という感覚が江戸時代から今でも共通しているなんて、ちょっとすごいことですよね!!

類義語 糠に釘

類義語に「ぬかに釘」があります。

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]これに釘を打ってもずぶずぶと下に沈むだけじゃな[/chat]

何かしても押し返してくる感じがない、固定されない…そんなイメージですね。

英訳 It is like beating the air 「空気を打つようだ」

英訳はIt is like beating the air です。

「空気を打つようだ」という意味です。

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]英語圏のことわざも触ったときの感覚を元にしているのは面白いところだね![/chat]

まとめ 柔らかくい豆腐だからこそのことわざ

「豆腐に鎹」の意味は「何をしても手ごたえがなく、効き目がないこと」です。

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]力強く太い釘を打っても、ふにゃふにゃと崩れる豆腐にはなんだかこっちが調子抜けしてしまうよね[/chat]

発祥したのは江戸時代ですが、今でも豆腐が食卓に並ぶポピュラーな食べ物なので、比較的イメージしやすいことわざですね!

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