「上を下へ」の意味とは?分かりやすい使い方と例文で解説!

「上を下へ」 アイキャッチ
URLをコピーする
URLをコピーしました!

「上を下へ」ということわざを知っていますか?イメージがなんとなく湧くような湧かないような…。隠された意外な意味を理解していきましょう!

本記事では、「上を下へ」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!

 

読み方 上を下へ(うえをしたへ)
意味 入り乱れていて、混雑している状態
使い方 鯉の餌やり
英文訳 It’s very crowed inside the hall.(会場内はひどく混雑している)
類義語 輻輳(ふくそう)

錯綜(さくそう)

 

目次

上を下へ

景色 ひっくり返す イメージこの「上を下へ」は入り乱れていて、めちゃくちゃな状態をまるで上にあるものが下へ、下にあるものが上へ入れ替っているようだと喩えたことわざです。

沢山の資料が入っているかばんを思いっきりひっくり返した時を想像してみると意味が理解しやすいですね!

「意味」整っておらずとても乱雑な状態

この「上を下へ」は本来の状態とは変わって、人や物が入り乱れ混雑した状態を意味します。

例えば、市場が特売日で大勢の客が集まるとします。

市場内ではわれ先にと特売品を争奪しています。想像してみるとかなり混雑としていますよね。

上にあるものが下へいったり、下にあるものが上へいったりと非常に入り乱れている状態。

それが「上を下へ」が指す意味となっています!

「上を下へのイメージ」

本来のあるべき位置とは反対の位置にあったり、人や物が常にせわしなく動いているというイメージがありますね。主に騒動や混雑時に使われますが、一人が混乱している状態を喩えることもできます。

 

「使い方」鯉の餌やり

鯉の餌やり イメージ

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]この池の鯉は餌をやるとわれ先にと食べにくるそうじゃよ?[/chat]

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]ふーむ、どれどれ。ぽいっ![/chat]

 

鯉が群がる…

 

[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]おお~、すごいのう。こりゃまさに上を下へやったような群がり方じゃな。[/chat]

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]一匹一匹が入り乱れていてすごく混雑しとるな。[/chat]

 

この例文のように、人や物が入り乱れていて、非常に混雑しているという意味合いで使っています。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」悪い例・良い例

会社の上司は上を下へやったような言動をするので困っている

ここ最近、A企業の株価が上を下へやったようにせわしなく変動している

悪い例では、複数のものが入り乱れている、非常に混乱しているという意味で使われていません。

毎年行われるコミックマーケットは上を下へやったような賑わいを見せる

新機種のゲーム機が販売される店では上を下へやったように繁盛はんじょうしている

良い例では、複数のものが入り乱れて秩序がなくなっている整理がつかない程に混雑しているという意味で使われています。

「類義語」上を下へより難しい類義語を2つ紹介

①輻輳(ふくそう)

複数のものが一か所に集まること

通信分野では一つのサーバーにアクセスが集中し混雑しているときに使われる

②錯綜(さくそう)

複数のものが入り乱れ、収拾がつかなくなること

人や物というより物事や情報が入り乱れていているときに使われる

この二つの言葉を使った例文も紹介していきます。

「今日は休日なのでサイトへのアクセスが集中しており通信が輻輳している」

「経費の申請をしていたが、他にもタスクが絡んできて業務が錯綜している」

など、複数のものが一か所に集中、色々な事柄が絡み複雑になるときに使えます。

「対義語」上を下へより整っている対義語を2つ紹介

①整然(せいぜん)

ものの並びや要素の一つ一つが乱れておらず、整っていること

全体の並びや統一感を表すとき使われる

②端正(たんせい)

人の容姿や物の外観が乱れておらず美しいこと

立ち振る舞いや動作を表すときによく使われる

この二つの言葉を使った例文も紹介していきます。

「教室の机と椅子が整然と並んでいて落ち着いている」

「ホテルマンの立ち振る舞いはとても端正で洗練されている」

乱れているところがなく、整っているまたは美しいという意味で使われます。

「英文」上を下へを分かりやすく表す英文を2つ紹介

①It’s very crowed inside the hall.(会場内はひどく混雑している)

この例文で使った英単語には

「It’s very crowed」=ひどく混雑している

「inside the hall」=会場内が

という意味があります。

②Of many things, to be concentrated and complicated.(多くのものが一つに集中し複雑になる)

この例文で使った英単語には

「Of many things」=多くのものが「to be concentrated」=集中して

「and complicated」=複雑になる

という意味があります。

「上を下へ」の非常に混雑している、入り乱れて複雑になるという意味につながりますね。

「上を下へ」まとめ

以上が「上を下へ」の意味や分かりやすい使い方になります。

上のものが下へ下のものが上へいったように人や物が入り乱れて混雑しているという意味

多くのものが一つに集中している騒動時人自体が混乱している時に使える

本来あるべきものが、真逆の位置にあるかのような騒ぎという意味でした。

それを単純に「上」「下」を使って分かりやすく表現する発想には驚きですね!

何かと物事が複雑化することは多いですが、一つ一つ整理をしていくと錯綜せずに解決するかもしれません。

よかったらシェアしてね!
URLをコピーする
URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる