突然ですが、私は先日自分の髪を自分で切ってみました。思いのほか難しくてとても時間がかかってしまいました。もう二度とセルフカットなんてしないと心に誓いました。
やはり慣れないことはその道のプロに任せるのが一番ですよね。
本記事では、「馬は馬方」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、「馬は馬方」マスターになっているでしょう!
読み方 | 馬は馬方 |
---|---|
意味 | その道の専門家は専門家だけのことがあるというたとえ。 |
使い方 | ここは下手に触らずプロに任せたほうが良い。馬は馬方だ。 |
英文訳 | ことわざ辞典連載しているのを参考にしてよし |
類義語 | 悪魔は悪魔を知る/海の事は舟子に問え山の事は樵夫に問え/海の事は漁師に問え/刀は刀屋/芸は道によって賢し/酒は酒屋に茶は茶屋に/蛇の道は朽縄が知る/蛇の道は蛇/商売は道によって賢し/田作る道は農に問え/船は船頭に任せよ/仏の沙汰は僧が知る/餅は餅屋/病は医者歌は公家/山の事は樵に聞け/弓矢の道は武士が知る/弱くても相撲取り |
馬は馬方とは
[box03 title=”由来”]
「馬方」とは、馬に人や荷物を運ばせる仕事をする人のことです。
慣れない素人が馬を扱おうとしても馬は言うことを聞きませんが、馬を扱うことを職業としている人が扱えば、馬を意のままに動かせることからこの言葉が生まれました。
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「意味」馬は馬方
何事も専門家が最も優れているという意味です。
「ことわざのイメージ」
慣れない素人が馬を扱おうとしても馬は言うことを聞着ませんが、馬を扱うことを職業としている人が扱えば、馬を言うことを聞きますよね。
馬に限らず、その道のことはその道の専門家が一番良く知っています。何事もプロに相談するのが一番ということです。
「使い方」馬は馬方
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]この設計図、難しいな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]さっきから難しい顔をして何をしているの?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]壊れた時計を新しくリメイクしたいんじゃが、設計図が難しくてな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そんなこと素人にできるわけがないわよ。馬は馬方、プロに任せるのが一番だわ。[/chat]
この例文のように、その道のプロに任せるのが一番だという意味合いで使っています。
「例文」使い方に注意
「馬は馬方」を使うときに注意点が1つあります。
「病気になったときは病院に行くのが普通だ。馬は馬方と言うからな。」
この例文では、「当たり前のこと」という意味合いで使っています。「馬は馬方」には当たり前という意味は含まれませんので、注意が必要です。
馬は馬方、やはり病気になったときは医者に診てもらうべきだ。
良い例では、医者に診てもらうのが当たり前ではなく、本当に困っているという専門家に相談するのが一番だという意味で使われています。
「類義語」よく使うことわざ2つ紹介
餅は餅屋
何事も専門家に任せるのが一番という意味。餅は餅屋のついた餅が一番美味しいことから。
蛇の道は蛇
同類のすることは同類が一番よく知っているという意味。蛇(じゃ)は大きい蛇で、蛇(へび)は小さい蛇を指す。
「対義語」左官の垣根
専門外の者がやってもうまくはいかないことをたとえたことわざです。
「左官」とは壁を塗る職業を指しますが、壁の専門家が垣根を作ろうとしてもうまくいくはずがない、というところから来ています。
[box06 title=”あわせて読みたい”]
また、「左官の垣根と言うように、医者の私でも治せない病気はたくさんあります。」のように謙遜する意味で使われることもあります。
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「英文」馬は馬方2つ紹介
Better leave it to a specialist.
「専門家に任せた方が良い。」
One should go to specialists for the best results.
「最良の結果を得たいなら専門家のところへ行くべきだ。」
似た意味のことわざはないようですが、英訳するとこのようになります。
まとめ
いかがでしたか?今回は「馬は馬方」をご紹介しました。
素人が馬を扱うのは難しくても、プロが馬を扱うと馬は言うことを聞くという由来から、何事も専門家が最も優れているという意味で使われるようになりました。
馬は馬方です。髪のことはは美容師さんに、病気のことははお医者さんに、悩みがあるときはカウンセラーさんに相談しましょう。
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