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地震雷火事親父の意味や使い方は?「親父」の疑問を徹底解明!

地震雷火事親父 きっと、日本人であれば子供から大人まで、誰しも1度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。

大変、耳なじみのあることわざですが、このことわざの印象として、みなさんこんなことを感じたことはありませんか?

「なんかギャグっぽい…」「ダジャレ??」

正解です!ユーモアが込められた、歴史あることわざなのです!
本記事では、意外と知られていない「地震雷火事親父」ということわざの意味や由来、使い方について解説していきます。

 

読み方 地震雷火事親父(じしんかみなりかじおやじ)
意味 世の中で恐ろしいものを順に並べた表現
使い方 うちの父は地震雷火事親父の言葉通り恐ろしい存在だ。
英文訳 Earthquakes, thunder, fire and fathers.(じしん、かみなり、かじ、おやじ)単語をならべたもの
類義語 地震雷火事女房、地震雷火事津波

 

地震雷火事親父 とは

地震雷火事親父 とは

「意味」世の中で恐ろしいものを順に並べた表現。

「地震雷火事親父」の「地震」、「雷」、「火事」の3語は,人間の力が及ばない天災だけに世の中で恐ろしいものと言われて納得がいきます。

そして、これは個人的な見解なのですが、「親父」が”恐ろしいものの表現”と言われて、思い浮かぶのは老いも若きも、日本の漫画界が誇る、かの有名な、サザエさんの波平さんではないでしょうか。

そうそう、この定番の「バッカモ~~~ン!!」のシーンですね。

「え?じゃあ、”地震雷火事親父”の”親父”はサザエさんから来たの?」

という結論になってしまいそうですが、そうではありません。

 

「地震雷火事親父」が収録されている最も古い文献は「尾張童遊集」(1831)なので、なんと 江戸後期からある表現 なのです!!!

「地震雷火事親父」は、父親が絶対なる権限を持つ「家父長制」のあり方に由来を持つとも言われています。ということは、むしろ波平さんが「地震雷火事親父」から来たキャラクターともとれますね。

また、江戸時代当時は親方や親分に頭が上がらない時代だったので「親父」は名主などをさしたとする、という説もあり、父親にしろ、名主にしろ、天災と肩を並べて怖いものの表現に使われる理由も納得です。

「地震雷火事親父のイメージ」

ある物事がどれだけ恐ろしいのか、どれだけ怖いのかを相手にイメージさせたいときに使います。

「使い方」ある物事や人の恐ろしさを相手にイメージさせる

ためになるこ
ためになるこ
経理部に今月の交通費の請求は提出した?
ためになるぞう
ためになるぞう
あ、忘れてた!
ためになるこ
ためになるこ
経理部のAさん。一見落ち着いた印象だけど、月末までに提出しないと部署まで怒鳴りに来るらしいよ。地震雷火事親父っていうでしょ?

「例文」地震雷火事親父(悪い例と良い例)を紹介!

今日は地震雷火事親父のような天気

言葉の並びから、悪天候を連想する人もいるようですが誤りです。

・「もし戦争が起ったなら。」という題を与えられて、地震雷火事親爺、それ以上に怖い戦争が起ったなら先ず山の中へでも逃げ込もう、逃げるついでに先生をも誘おう、先生も人間、僕も人間、いくさの怖いのは同じであろう、と書いた
参考文献:[太宰治*思ひ出|1933]

・僕のお父さんは地震雷火事親父だ!

太宰治

先に説明があった通り「地震雷火事親父」が収録されている最も古い文献は「尾張童遊集」(1831)なので、江戸後期に名古屋近辺の子どもたちが声をそろえて口ずさんでいたことになります。きっと子どもたちがそれぞれ「親父」を思い浮かべ、ユーモアを感じていたことから、この言葉が生まれたのかもしれません。

「類義語」地震雷火事親父 の類義語を2つご紹介!

昭和の時代と比べると、現代では父親が「頑固親父」というイメ―ジがかなり減ってきています。それも相まってか、「地震雷火事」の部分はそのままで「親父」の部分を別の言葉に変えたいくつかのバリエーションが存在するのです。

地震雷火事女房…世の中には奥様には逆らえない旦那様もいるでしょう。
地震雷火事津波…震災の歴史からも津波が脅威的なものであることは
間違いありません。

時代の流れに沿って、また新しいバリエーションも登場していくことでしょう。

「対義語」地震雷火事親父

「地震雷火事親父」が、世の中で恐ろしいものを順に並べた表現であるならばその対義語は優しいものを順に並べた表現、安心するものを順に並べた表現、ということになりますが、そのようなことわざは存在しません。

優しいという印象で例を挙げるとしたら「捨てる神あれば拾う神あり」でしょうか。

本質的には優しさを表現したことわざではなく、見捨てられることがあっても、一方で助けてくれる人もいる。たとえ不運なことや困ったことがあっても、悲観することはないという意味が含まれています。

「英文」Earthquakes, thunder, fire and fathers.じしん、かみなり、かじ、おやじ

Earthquakes, thunder, fire and fathers.

英語にはことわざとしての「地震雷火事親父」は無いので、単語をそのまま並べたものになりますね(;^_^A

まとめ

「地震雷火事親父」についてお分かりいただけたでしょうか?
歴史あることわざなのにユーモアが含まれていることや、言葉の最後に災害と直接関わりの無い意外性のある「親父」をもってきて、注意を引くところからも、なんだかお江戸の粋な心を感じますね!

・「地震雷火事親父」は世の中で恐ろしいものを順に並べた表現

・「地震雷火事親父」が収録されている最も古い文献は「尾張童遊集」(1831)

・江戸後期に名古屋近辺の子どもたちが声をそろえて口ずさんでいた

・「地震雷火事」の部分はそのままで「親父」の部分を別の言葉に変えた
バリエーションが存在する

 

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