あなたは、「苦あれば楽あり」ということわざを知っていますか?
ほとんどの方は聞いたことがあるのではないでしょうか。
意味は、苦しいことの後には楽しいことがやってくるということです。
字面そのままですね。
本記事では、「苦あれば楽あり」という言葉の意味や使い方、類義語など徹底解説していきます。
では見ていきましょう!
読み方 | 苦あれば楽あり(くあればらくあり) |
---|---|
意味 | 苦労のあとには楽しいことがやってくること |
使い方 | 富士山に登って、最高の気分になったとき |
類義語 | 禍福は糾える縄の如し 楽は苦の種、苦は楽の種 |
英文訳 | There is no pleasure without pain.(苦労なしで楽しみ来ない)
He that will have the pleasure must endure the pain.(喜びを得るには、苦しみを我慢しなければならない) |
苦あれば楽ありとは
苦労の後には、必ず楽しいことがあるはずだということ。
人生は苦楽相伴うものだから、苦労ばかりは続かないし、楽しいことばかりが続くわけでもない。
怠けた人生を送れば後で苦労に見舞われるが、苦労をしていれば後で楽になれるという意味も含む。
「意味」苦労のあとには楽しいことがやってくること
例えば、漢字は苦手だけど頑張って覚えたとします。
苦手なものを勉強するのはとても苦しいですよね。
でもその苦しみを乗り越えると、
テストで高得点が取れた。やった!
本を読んだら、漢字であまりつまずかなかったので、投げ出さずに読み終えることができた。漢字を覚えておいて良かった!
好きな子に漢字が読めてすごいと言われた。嬉しい!
語彙が増えたので、言葉が良く理解できるようになった。分かると楽しい!
漢字好きの外国人に漢字を教えて喜ばれた。僕ってかっこいい!
漢字以外の勉強もできるようになった。頭がよくなった!
となったら、
苦あれば楽ありだ!と言えますね。
「ことわざのイメージ」
苦しいことを頑張ったら、嬉しいことが起きる。
苦しいことに耐えたら、後が楽になる。
ゲームで言うと、敵を倒したら、ポイントが増えるイメージですね。
「使い方」富士山に登って、最高の気分になったとき
昔、富士山に登ってのう。8時間ほどかかったんじゃが、富士山からの眺めは最高じゃったよ。ご来光も拝めたしな。
いいですねえ。日本一高い山の頂上からの眺めは神秘的でしょうね
絶景じゃったよ。ただ、登るのに、道は思ったより険しく、夏でも極寒なんじゃ。空気は薄くて呼吸は苦しいし、本当に大変なんじゃよ!でも登りきったら、極上の達成感と景色じゃ!
苦あれば楽ありですね!
まさにそうじゃ。しかし、楽しんだあとは、下山せにゃならん。3時間かけてな。ふぉっふぉっふぉ。
え!!!
「例文」台風でお米が全滅したとき
台風で丹精込めて育てたお米が全滅してしまった。これから生活はどうしよう。でも近所の人たちに助けられ、次の年にはまた美味しいお米を育てることができた。人の優しさにも気付けて感動した。ああ、苦あれば楽ありだなあ。
人生は苦あれば楽あり。一度大変な思いをしたから、もうこれからはずっと楽だ。
ことわざの意味には楽がずっと続くわけではない、という含んだ意味があるので誤った使い方です。
人生は苦あれば楽あり。また苦しいことがあっても頑張ろう。
苦しいこと楽しいことの繰り返しなので、良い使い方です。
「類義語」苦あれば楽あり2つ紹介
禍福は糾える縄の如し
不運と幸運は、より合わさっている縄のようだ。
つまり、より合わさっている縄のように、交互に不運と幸運がやってくるということ。
[box06 title=”あわせて読みたい”]禍福は糾える縄の如し[/box06]
楽は苦の種、苦は楽の種
楽は苦のもと、苦は楽のもと。
つまり、楽ばかりしていると、あとで苦労することになる。
苦労を重ねていると、あとで楽ができるということ。
例えば、夏休み遊んでばかりいると、宿題を最後の1日でやることになります。最後の一日では苦しいですね。
「英文」苦あれば楽ありの英文を2つ紹介
There is no pleasure without pain.
・there is no →無い
・pleasure →楽しみ、喜び
・without pain →痛みなしで
苦労なしで楽しみはこない。
He that will have the pleasure must endure the pain.
・he that →人は(だれでも)、彼は
・will have the pleasure →楽しみ[喜び]を持つ
・must endure the pain →痛みに耐えなければならない
楽しみを得る人はだれでも、苦しみを我慢しなければならない。
つまり、苦しみを我慢すれば、楽しみを得ることができるということ。
「まとめ」苦あれば楽あり
苦あれば楽ありは簡単に使えますね。
きちんと意味を知ったら、ずっと苦しいことが起こるようで人生はつらいですね。でも1つ1つ乗り越えて行くと、どんどん人生が楽になります。
乗り越えた分だけ成長しているからです。
苦しいことがあっても、あとに楽しいことが待っている。
苦楽は交互にやってくるので、ずっと苦しいこと、楽しいことが続くわけではない。
この記事を読んでくれたあなたは、もう苦労することは繰り返しやってくることが、
分かりました。そんなの嫌だと思ったでしょう。
でも知らないのと知っているとでは全然違います。
知らなければ、
きゃー!助けてー!どうしよう!となりますが、
知っていれば、
ああ、あれね。
また来たのね。
そう来たかあ。
と、苦あれば楽ありの「苦」がきても、頑張ろう、さあどうやるかと冷静に考えられます。
乗り越えた後にはどんないいことが起こるかワクワクしますね。
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[…] (引用元:ことわざのナルゾウ) […]