なんてラッキーなんだろう!とか、幸せだなーと思っていたのに、その後でついてないと思う事やショックを受ける事が起こったりしたことはありませんか?
これがまさに「禍福は糾える縄の如し」という状況なのです。
聞いたことがあるけれど、はっきりとした意味が分からない方もいるのではないでしょうか。
このことわざを、座右の銘にしている人も多いので、しっかり覚えていきましょう。
本記事では、「禍福は糾える縄の如し」という言葉の意味や類義語、使い方などわかりやすく解説していきます。
もしかしたら、今日からあなたの座右の銘になるかもしれません。早速見ていきましょう!
読み方 | 禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし) |
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意味 | 幸せと不幸せはかわるがわるやってくる |
使い方 | 自分を戒めるとき/気持ちを前向きにするとき |
英文訳 | Sadness and gladness succeed each other.(悲しみと喜びは交互にやってくる) |
類義語 | 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり/人間万事塞翁が馬 |
禍福は糾える縄の如しとは
「禍に因りて福と為す。成敗の転ずること、譬えば糾える纆のごとし」
戦国の戦いで、失敗を成功に変えた武将をたたえたものが由来となっています。
出典『史記』
※成敗⇒成功と失敗のこと ※糾える⇒より合わさった縄のこと ※纆⇒墨縄(墨つぼにつけた糸)
「意味」幸せと不幸せは、かわるがわるやってくる
幸せと不幸せはかわるがわるやってくる、というのが「禍福は糾える縄の如し」の意味です。
不幸せを嘆いていたら、いつの間にか幸せが訪れたり、幸せに甘んじていると不幸が訪れる、という幸福と不幸は表裏一体ということです。
※禍福⇒災難と幸福、不運と幸運という意味があります。
※糾える⇒紐や縄がより合わさった状態や、互い違いに絡まった状態です。

「使い方」自分を戒めるとき















この例文のように、順調なときに自分を戒めるとき、という意味合いで使っています。
「例文」気持ちを前向きにするとき
禍福は糾える縄の如しって言うし、今回のテストの結果は悪くても、絶対に次は良い点が取れるさ!



・禍福は糾える縄の如しと言うとおり、この辛さがずっと続くわけではないと思うよ。
・禍福は糾える縄の如しだから、不幸な事が起こっても、あまり落ち込まないようにしているんだ。



・順調に売り上げは伸びているけれど、禍福は糾える縄の如しだから、気を抜かずに頑張ろう!
・禍福は糾える縄の如しというし、この幸運はずっと続くわけではないと思い、気持ちをひきしめていこう。



「類義語」禍福は糾える縄の如し2つ紹介
沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
長い人生の中では、悪いときもあればいいときもある。悪いことばかり続くものではない、というのが「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」の意味です。
例文:今は苦労の時ですが、沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありです。一緒に頑張りましょう。



人間万事塞翁が馬
人生における幸不幸は予測しがたいのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではない、というのが「人間万事塞翁が馬」の意味です。



※駿馬⇒足の速い馬・優れた馬
出典『准南子』
「英文」禍福は糾える縄の如し2つ紹介
・Sadness and gladness succeed each other.(悲しみと喜びは交互にやってくる)
・Life is a bundle of good and evil.(禍福は糾える縄の如し)



まとめ
いかがでしたでしょうか?
意味は、幸せと不幸せはかわるがわるやってくる
使い方は、自分を戒めるとき・気持ちを前向きにするとき
悪いことが起こったりすると、どうしても落ち込んでしまったりしがちです。
より合わさった縄が交互にやってくるように、人生には悪いことばかりではありません。
禍福は糾える縄の如しですから、くよくよせず前向きに生きていきたいと思います。
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