「雨夜の月」とは?意味や使い方・類義語まで全て徹底解説!

雨夜の月
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雨夜の月」ということわざをご存じですか?

雨が降っている夜の月とはどんな意味があるのでしょうか?

今回の記事では「雨夜の月」ということわざの意味や使い方、類義語を分かりやすく徹底解説していきます!この記事で全てマスターしていきましょう!

読み方 あまよのつき
意味
  • 実際に存在するが視認することができない
  • 想像の世界にはあるが実際には存在しない
  • めったに起きないことが起こってしまう
使い方
  • 実現するのは難しいとき
  • 珍しいことが起こった時
英文訳 the moon on a rainy night
類義語
  • 雨夜の星
  • 雪中の筍(せっちゅうのたけのこ)

 

目次

雨夜の月

「雨夜の月」とは

 

由来は実際には定かではありませんが、12世紀に記された詞花和歌集(しかわかしゅう)の中に「雨夜の月」という言葉が使われている詩があるみたいです。

詞花和歌集(しかわかしゅう)とは、平安朝の第6番目にあたる勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)になります。

雨夜の月ということわざが使われている詩

「影見えぬ君は雨夜の月なれや 出でても人に知られ ざりけり」

意味 雨が降っている夜に雲がかかって見えない月を、思いを寄せる相手に例えて、その相手を想像するが実際には会うことができない

「雨夜の月」という歌もあるみたいで、今となっては馴染み深いことわざになっているみたいですね。

(1)類義語

雨夜の星 そこにあっても視認できないもの

雪中の筍(せっちゅうのたけのこ) 得ることが難しい状況で手に入れる

 

「意味」存在するが視認できないこと

猫の目

 

雨夜の月」の意味は

実際に存在するが視認することができない

②想像の世界にはあるが実際には存在しない

③めったに起きないことが起こってしまう

この3点になります。

では「雨夜の月」ということわざはなぜこのような意味になるのかイメージしてみましょう!

「雨夜の月」のイメージ

雨が降っている夜は月に雲がかかっていて目に映ることはない、でもそこには月が確かに存在している。

雨が降っている夜にいつもは見ることのできない月を見ることができた。

イメージできましたか?このイメージは①、③にあたります。②の意味は①と対義するので注意しましょう。

「使い方」珍しいことが起こった時

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]やあばあさん。今日はとっても珍しいことが起こったんじゃ。[/chat] [chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]なにがあったんです?[/chat] [chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]1年前に失くした腕時計が引き出しの中からひょこりでてきたんじゃ。[/chat] [chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]それはよかったですねえ。まさに雨夜の月ですね。[/chat]   この例文のように、珍しいことが起こったという意味合いで使っています。 これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」雨夜の月

雨 傘 夜

 

先ほどの会話文では、珍しいことが起こった時に使うことわざでしたが他にはどのような使い方ができるのでしょうか。

実現するのは難しい時

①今年の農作業は例年より多く実らせて収穫しようと思っていたが、来週大きな台風が来るらしい。今年は雨夜の月となるな。

②私があの大学に合格するのは雨夜の月なのかな。

珍しいことが起こった時

①今日はあの有名人を見かけた。まさに雨夜の月だったな。

②あの○○くんが今は政治家になるなんて雨夜の月だね。

このように2パターンの使い方ができます。この使い分けをしかっりして「雨夜の月」を使いこなしましょう!

「月」を使ったほかのことわざ

満月と子供この記事では「雨夜の月」を紹介しましたが、他に月を使ったことわざはあるのでしょうか。以下にまとめてみましたので参考にしてみてください。

いつも月夜に米の飯

苦労のない楽な生活をおくること。またそれを実現するのは難しいこと。

月と鼈(すっぽん)

双方の違いがあまりに大きいこと。

月夜に提灯(ちょうちん)

必要のないもの、不要なこと。

などがあります。月から連想される「夜」との組み合わせが多い印象を抱きました。

このことわざも一緒に覚えておくといいかもしれませんね。

[box06 title=”あわせて読みたい”]

いつも月夜に米の飯

月と鼈[/box06]

「雨夜の月」まとめ

雨 虹

 

ここまで読んで雨夜の月は理解いただけましたか?

意味 実際に存在するが視認することができない・想像の世界にはあるが実際には存在しない・めったに起きないことが起こってしまう

使い方 実現するのは難しいとき。

意味に関しては存在しているが視認することができない想像の世界にはあるが実際には存在しないの逆の意味があるので注意しておきましょう。

自分の努力が雨夜の月とならないようにこれからも頑張っていきたいと思います!

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