「旅は道連れ世は情け」の意味とは?使い方や例文、類義語を詳しく解説!

旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)
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「旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)」ということわざを聞いたことはありますか?

旅では道連れのあることが心強く、

同じように世を渡るには、

互いに情けをかけることが大切であるという意味です。

本記事では、「旅は道連れ世は情け」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

 

読み方 旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)
ローマ字 Tabi wa michizure yo wa nasake
意味 旅では道連れのあることが心強く、同じように世を渡るには互いに情けをかけることが大切である
使い方 助けあうことの大切さを表すとき
英文訳 In traveling, a companion; in life, sympathy
(旅においては仲間、人生においては共感)
類義語 持ちつ持たれつ

 

目次

旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)とは

旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)

旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)の

「由来」は『東海道名所記』という江戸時代の仮名草子かなぞうしです。

東海道名所記』(とうかいどうめいしょき)

  • いつ :  江戸時代前期
  • 作者 :  浅井了意(あさいりょうい)
  • 文章スタイル :  仮名草子(かなぞうし)

仮名草子かなぞうしとは、江戸時代初頭の約80年間に仮名かな、もしくは仮名交じり文で著わされた文章のことです。

そのストーリーは?

  • 刊行年 :  (推定)万治2年(1659年)頃
  • ジャンル :  名所案内
  • ボリューム :  全6巻
  • 主人公 :  楽阿弥らくあみという僧
  • 相棒 :  旅の途中で出会った若い大阪の商人

楽阿弥らくあみと若い大阪の商人が、

江戸から京都の宇治まで旅をした道中記です。

神社仏閣や名所旧跡を訪ねる道すがら、

その土地の歴史、風俗、歌から、

安全に旅をする心得まで紹介しています。

 

娯楽性のあるストーリーであり、同時に、旅行案内としての実用性も合わせもった仮名草子で、当時の人々に人気となりました。

フクロウさん
万治まんじの天皇は後西ごさい天皇。
江戸幕府征夷大将軍は4代徳川家綱ですよ。

  豆知識
「旅は道連れ世は情け」は、江戸いろはかるた「た」の札にもなっています。

「いろはるた」とは、お正月の子どもの遊びの一つです。「いろはうた」の47字と、最後に「京」の字を加えて、それぞれ句の始めに詠み込んで教訓的な諺(ことわざ)、譬(たとえ)を札にしています。

あわせて読みたい

本ブログ『ことわざのナルゾウ』では「粋が身を食う」の記事で、「いろはるた」についても解説しています。

「いろはるた」に興味をお持ちになりましたら、
「粋が身を食う」の記事も訪れてみてください。

「意味」旅では道連れのあることが心強く、同じように世を渡るには互いに情けをかけることが大切

旅は道連れ世は情け(たびはみひづれよはなさけ)

語句の意味を確認しましょう。

  • 道連れ ・・・ いっしょに連れだって道を行くこと。同行者。
  • 情け ・・・ 他人をいたわる心。人情。思いやり。

語句の意味からも、「旅は道連れ世は情け」(たびはみちづれよはなさけ)の意味は、「旅では道連れのあることが心強く、同じように世を渡るには互いに情けをかけることが大切である」ということがわかりますね。

東海道名所記』が書かれた当時は、

交通網の発達した現代と違い、野を超え、山を超え、

何日もかけて一人旅をすることはとても厳しかったことでしょう。

そんな時に、一緒に旅をしてくれる道連れがいるということは、

とても心強いものです。

同じように、浮世を渡っていくのに大事なことは人情であるということです。

「ことわざのイメージ」

  • 旅先で心細くなっている時に同行者ができた時
  • 旅先での親切に助けられた時
  • 人生を旅に例えて、日常で助け合うことの大切さにも例えられている。

「使い方」助けあうことの大切さを表すとき

旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)

ためになるぞう
おやおや、どうされましたかな?
ためになるこ
あの山を超えて親戚の家まで行くのですが、このままでは、あの山の中でちょうど日が暮れてしまいそうで困っております。
ためになるぞう
それは、お困りでしょう。明日の朝から、一緒に山を超えて行くというのはいかがかな。「旅は道連れ世は情け」といきましょうぞ。
ためになるこ
ありがとうございます。それは、本当に心強いこと。お言葉に甘えてご一緒させてくださいな。

「例文」世を渡るには互いに情けをかけることが大切

旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)

「旅は道連れ世は情け」というから、君を道連れにするから逃げるなよ。

Point 旅は道連れ世は情け」で使われている「道連れ」とは、お互いに助け合う仲間です。「連れ」というのは、主従や上下の関係はなく、仲間のような間柄のことです。相手が嫌がっている場合は違うでしょう。

道連れにする or される とは?

「道連れにする」、「道連れにされる」という時には、悪い影響があることを表します。物事の悪い影響が及ぶことや、直接の関わりはないのに害を被るさまを表し、トラブルに巻き込まれたり、巻き添えになる状況を表現する時に使います。

 

「旅は道連れ世は情け」というから、いつでも困った時は、連絡してくれ。

Point  厳しい旅に同行者がいれば心強いように、人生の旅においても、人を思いやり、助け合う心が、人生を安心安全に過ごす一助となりますね。

 

続いて、文学作品の中で「旅は道連れ世は情け」を使った表現を見てみましよう。国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』からご紹介します。

旅は道連れ世は情けといふが、世は情けであらうとなからうと別問題として旅の道連れはありがたい。マサカ独りでは喋れないが二人なら相手が泥棒であっても喋りながら歩くことができる。

■国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』より抜粋

 

「類義語」旅は道連れ世は情け 1つ紹介

 持ちつ持たれつ (もちつもたれつ)

互いに支援し合い、助けたり助けられたりして、互いの地位や関係が続いているさまを意味する表現。 例文 :「持ちつ持たれつの関係だ」

「対義語」旅は道連れ世は情け 1つ紹介

 孤立無援 (こりつむえん)

仲間がいずに一人ぼっちで、援助する者のいないこと。

 

「英文」旅は道連れ世は情け 2つ紹介

旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)

In traveling, a companion; in life, sympathy

(旅においては仲間、人生においては共感 ▶▶▶ 旅は道連れ世は情け)

  • In traveling ・・・ 旅においては
  • a companion ・・・ 道連れ。同行者。仲間。
  • ; (セミコロン) ・・・ 前の文と後の文が互いに補足的なアイデア、あるいは合わせて1つのアイデアを表す場合に使用する。
  • in life ・・・ 人生においては
  • sympathy ・・・ 思いやり。共感。
It’s important for us to care for each other as we pass through our life.

(人生を過ごす際には、お互いに思いやることが重要だ)

  • it’s important for A to do ・・・ Aにとってdoが重要だ。
  • care for B ・・・ Bのことを思いやる。
  • each other ・・・ お互い
  • as 文 (主語 + 動詞) ・・・ 文 (主語 + 動詞)の時
  • pass through ・・・ 超える。  経験する。

 

まとめ

いかがでしたか?

この記事は「旅は道連れ世は情け」ということわざについて解説しました。

「旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ)」とは、

旅では道連れのあることが心強く、同じように世を渡るには互いに情けをかけることが大切であるという意味でした。

この記事を読んでくださったあなたは、きっと、心が豊かになるステキな旅をされることでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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