後足で砂をかける(あとあしですなをかける)の意味とは?例文と合わせて解説!

後足で砂をかける
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「後足で砂をかける(あとあしですなをかける)」ということわざを知っていますか?よく見るけど、ことわざの意味は分からない…なんて方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、「後足で砂をかける」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!

読み方後足で砂をかける(あとあしですなをかける)
ローマ字Atoashi de suna o kakeru
意味人から受けた恩義に報いるどころか、去り際に迷惑や損害を与えたり、裏切ることのたとえ。
使い方親不孝なことをしたとき など。
英文訳to do something spiteful as one leaves.

(後足で砂をかける)

類義語愛犬に手を噛まれる/恩を仇で返す
目次

後足で砂をかける(あとあしですなをかける)

後足で砂をかける

犬や馬などが走り出すときに、後足で砂を蹴る様子からこの言葉ができました。

「意味」人から受けた恩を仇で返すこと

人から恩を受けたにも関わらず、その恩に対して損害や迷惑を与えるという意味です。

「ことわざのイメージ」

馬の後ろに立っていて、後ろ足で砂をかけられたという経験はありませんか?しかもその馬が、非常にかわいがっていて、大事に育てている馬だったとしたらどんな気持ちになりますか?

多分、「なんてことをするの?いつもお世話してあげているのに」と思うのではないでしょうか?

つまり「後足で砂をかける」は、いつもお世話になっている人に対して、迷惑をかけることという意味です。

「使い方」愛犬に迷惑をかけられたとき

なるぞう

この間、愛犬に糞をされたそうじゃな。

なるこ

うなんです。いつもかわいがっているのに、なぜか私の足の上で。。

なるぞう

ははは。後足で砂をかけるじゃな。まぁ、今後も可愛がってあげなさい。

なるこ

はい、もちろんです。

この例文のように、お世話してあげているのに迷惑をかけられたという意味合いで使っています。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」親に迷惑をかけたとき

最近、不法投棄が多いからせっかく綺麗にしても無駄だね。後足で砂をかけるだね。

ここでは、綺麗にしても汚されるという意味で使っていますね。

あんなにお世話になった先生に、感謝をしないどころか、成績を先生のせいにするなんて、後足で砂をかけるだね。

恩を損害で返すという意味で使っていますね。

「2つの類義語」愛犬に手を噛まれる/恩を仇で返す

愛犬に手を噛まれる

いつも可愛がっている愛犬に、手を噛まれるという損害を与えられるという意味ですね。

恩を仇で返す

この言葉は恩を仇、害を与えることで返すという意味で同じですね。

あわせて読みたい:恩を仇で返す

「2つの対義語」立つ鳥跡を濁さず/飛ぶ鳥跡を濁さず

立つ鳥跡を濁さず

去る際は、きちんと始末をして美しくしてから去るという意味です。

飛ぶ鳥跡を濁さず

この言葉も立つ鳥跡を濁さずと同じ意味です。

あわせて読みたい:飛ぶ鳥跡を濁さず

「英文」to do something spiteful as one leaves.(後足で砂をかける)

to do something spiteful as one leaves.(後足で砂をかける)

  • spiteful〔人・言動・表情などが〕悪意のある、意地悪
  • as one leaves 帰りがけに

なので、帰りがけに何か悪意のあることをするという意味になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

人から受けた恩に対して、損害で返す

このような意味が「後足で砂をかける」にはありましたね。

恩を与えてくれる人は、あなたのことを思って恩を与えてくれています。なので、恩返しなどは求めていないでしょう。しかし損害を与えられると、もう恩を与えるようなことはしてくれなくなってしまうかもしれません。

与えてもらった恩には、感謝の気持ちを持ちましょう。

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